Google 発表

グーグルからPixel (ピクセル) 3 & 3XL が発表:カメラ性能ナンバーワンとの呼び声高いPixelシリーズ、遂に日本上陸

グーグル純正スマホ「Pixel 3」「Pixel 3XL」が発表された。日本でも遂に公式販売され、Google ストア」でSimフリー版が購入可能。一応、ドコモとソフトバンクからもキャリア版が出るそうです。

多くの方がグーグルのPixel (ピクセル)シリーズをあまりご存知ないだろうが、スマホ界では「キング・オブ・スマートフォンカメラ」とも呼ばれているくらい、カメラ性能が抜群に秀でていることで有名。

前機種のPixel 2シリーズは多くのスマホ・マニア層が「カメラ性能はPixel 2がナンバー1」と声を揃えるくらいのスマホだったこともあり、後継機のPixel 3シリーズにはカメラ性能に対して大きな注目が集まっている。

それでは、いつも通り発表後の感想を書いていきたい。

 

アイキャッチ画像、記事内画像はGoogle ストア公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://store.google.com/jp/

主なスペック & 価格

チップ スナップドラゴン 845
RAM 4 GB
容量 64/128 GB
画面 P-OLED 5.5 / 6.3 インチ
解像度:
3 → フルHD+
2160 x 1080 (443ppi)

3XL → QHD+
2960 x 1440 (523ppi)

19.5:9 (アスペクト比)

スクリーン対ボディ比:
3 → 77.2%
3XL → 82.8%

カメラ 背面:
1220万画素 F1.8 1.4μm
光学式手ぶれ補正 (OIS)
4K 30FPS
1080P 30/60/120 FPS
720P 240 FPSインカメラ:
メイン 800万画素 F1.8
広角 800万画素 F2.2
バッテリー 3 → 2915mAh
3XL → 3430mAh
OS 9.0 パイ
その他 ワイヤレス充電
防塵防水 IP68
価格 Pixel 3 (税込)
64GB   → 9万5000円
128GB → 10万7000円Pixel 3XL (税込)
64GB   → 11万9000円
128GB → 13万1000円

 

公式動画

 

カメラ

背面:1220万画素 F1.8 1.4μm

前機種であるPixel 2シリーズは誰しもが認める「ナンバー1 スマホカメラ」であったため、Pixel 3シリーズに対する期待は非常に高い。

Pixel 3シリーズのカメラのハードウェア面については昨年のPixel 2からほとんど変化がなく、アップグレードはほとんどない。つまり、ソフトウェア面でどこまで性能が向上したのかが気になる点といえる。

Pixelのカメラのすごい点はソフトウェアの加工技術の精度で、ソフトウェアによるHDR(ハイダイナミックレンジ)の幅の広さ、被写体の認識能力、環境の判断能力、風景の認識能力、などなどあらゆるソフトウェアの技術を集結させて「描写力の高い」写真と動画を作り上げる。

これは今の所、どのライバルも真似できない領域といえる。

トップ・ショット

 

これは、シャッターを切る前後の写真を自動的に10枚以上撮り、そこからスマホ側がオススメの写真を数枚ピックアップしてくれる機能。

ソフトウェアが「笑顔」や「目をつむっている顔」などを把握しており、気に入った写真を選んで保存するという形になる。

これに似たような機能はソニーのXZシリーズにもある(先読み撮影)のだけれど、あれは4枚しか撮ることができないのだけれど、Pixel 3は動画のように連続で撮影しているので選択肢は圧倒的に多いといえる。

 

超解像ズーム

 

Pixel 3シリーズは背面にはカメラが「1つ」しかない。LGのような「広角レンズ」もなければ、iPhoneやサムスンが採用している主流の「光学2倍ズームの望遠レンズ」すらもない。

望遠に関してはハッキリ言って、かなり不利な立場であるけれど、グーグル曰く、この「超解像ズーム」により、光学ズーム並みの画作りが可能なのだそう。

正直、現段階では「本当にそうか?」疑問を禁じ得ない。正直、デジタル・ズームは光学ズームに比べると画質の差が大きく出るのが今までの傾向である。もしこの「超解像ズーム」が光学ズーム並みの結果を出せるのであれば「革命的」な進歩と思う。

Night Sight

これは日本語名がわからなかった。「ナイトモード」のようなもので暗所でも「ソフトウェアの加工により」明るく撮影ができるということなのだそう。

発表時に比較した「iPhone XS」との写真でかなり盛り上がっていた。Pixel 3のほうが何倍も明るく写っており、一瞬「ピクセル3すげー」と思ったけれど、実際にはどちらの写真が「実際の見た目」に近いのかはこれだけではわからない

なので、実際に確認するまでは「期待しすぎないで」おきたい。

グーグル・レンズ

 

↑の動画のように、カメラで電話番号やサイトアドレスを長押しするとすぐに電話をかけることができたり、サイトへ飛んだりできる。

追尾オートフォーカス

 

かなり高速で追尾してくれる。写真・動画、両方でかなりの役に立つのではと予想している。

 

インカメラ:
メイン 800万画素 F1.8
広角  800万画素 F2.2

昨年のPixel 2は間違いなく「ベスト・セルフィーカメラ」といえ、グーグルのインカメラは文句なしに素晴らしいといえた。

おそらく、Pixel 3シリーズはインカメラにデュアル・レンズ (メイン + 広角)を採用しているため、昨年以上の性能があると容易にいえる。私はインカメラに大した興味がないけれど、「セルフィーを重視」する人にはPixel 3は確実に候補に入れたほうが良いといえる。

 

OS

9.0 パイ

グーグル純正スマホなのでアップデートは一番早く届く。OSやセキュリティ・パッチは常に最新版なので「OSに関してはアンドロイド・スマホ最強」である (それは当たり前の話ではあるが)。

ひとつ注意書きとして書いておきたいのが、日本のユーザーはグーグルのかつての「Nexus (ネクサス)シリーズ」や今の「Pixel(ピクセル)シリーズ」をあまり知らない人が多いため、アンドロイドOSについて誤解が多いと思う。

アンドロイドOSはそもそも「シンプルで軽快なOS」である。アンドロイドが「もっさりした使い心地」が広まってしまったのは「サムスンのOS」に起因することが多く、昔は処理能力がサムスンのOSの重さについていけなかったためである (今はそうではない)。

もう一度書くが、「純アンドロイド」はシンプルで軽いOSなので、コアなアンドロイド・ユーザーであればあるほど「純アンドロイド派」ばかりになってくる。

スピーカー

フロント・ステレオ・スピーカー

Pixel 2シリーズ同様に、フロント・ステレオ・スピーカーを採用している。Pixel 2のスピーカーの品質は「かなり高い性能」でベストとまでは言わないまでも申し分のないクオリティーであった。

Pixel 3は2よりも40%も音量アップ、かつ重厚な音を提供してくれるそうである。これには期待。

ただ、調べたけれど「Dolby Atmos (ドルビー・アトモス)」や「DTS: X 3D サラウンド・サウンド」といった臨場感を与える機能はなさそうである。

 

ディスプレイ

P-OLED (有機EL) 3 → 5.5インチ  /  3XL → 6.3インチ

解像度
3 → 2160 x 1080 (443ppi) フルHD+
3XL → 2960 x 1440 (523ppi) QHD+

有機ELパネルはLGが製造していると言われている。昨年、Pixel 2XLを製造したLGは、特に初期のロットに「ブルーシフト」という問題が発覚し、かなりのクレームが届いたそうであるが、今回はこのブルーシフトは改善されており問題はないという報告が多い。

 

スクリーン対ボディ比:
3 → 77.2%
3XL → 82.8%

3の77.2%は2018年の基準で考えれば、かなり残念な数値といえる。昨年のPixel 2XLが76.4%であったのでそれよりかはほんの僅か良くなっているけれど、この数値はかなり悪い。

3XLも82.8%とフロント・スピーカーを採用している割にはかなりの良い数値ではある。しかしながら、ご存知のように「巨大なノッチ」があるので、決して見栄えは誉められたものではない。

 

処理能力

スナップドラゴン 845 & 4GB RAM

2018年後半のフラッグシップとしては物足りない4GB RAMしかないのは正直なところ将来的に少ないと思うのだけれど、グーグルはなぜ6GBにしなかったのかはわからない。

4GBでも十分なRAMだと判断したと思いたいが、2年後それで足りるのだろうかと若干心配にはなる。

 

バッテリー

3 → 2915mAh
3XL → 3430mAh

ディスプレイ
3 → 5.5インチ フルHD+
3XL → 6.3インチ QHD+

ディスプレイの大きさを考慮すれば両者ともに「物足りない」。純アンドロイドOSを考慮しても物理的なバッテリー量をもっと増やしてほしかったとしか言いようがない。

特に、3XL (3430mAh)に関しては昨年の2XLが3520mAhもあったことから、「減っている」のである。これに関してはかなり残念すぎる結果といえる。

急速充電 (2A/9V) と Qiワイヤレス充電対応

まず付属の充電器が2A/9Vの18ワットの急速充電なので充電のスピードはかなり速い。ちなみにiPhone XSシリーズの付属の充電器は5ワットしか出力されない・・・。

Qiワイヤレス充電にも今年から対応し、より便利になったといえる。

 

その他

イヤホンジャックなし、micro SD不可

まあこれは昨年のPixel 2からのことなので、仕方がない。イヤホンジャックがないのはいつも残念に思う。一応、「3.5mm アダプター」と「USB-C イヤホン」は付属している。

Google フォト 無制限で利用

micro SDが使えない点はいつもなら残念と切り捨ててで終わるだけなのだが、Pixelシリーズの場合、Google フォトに無制限で保存ができる、しかもオリジナルの画質なのでクラウド上に保存しても画質が劣化しない

なので、micro SDがなくてもクラウド上で保存できるので、むしろSD以上に利便性に富んでいるともいえる。こうなってくると、一番安い64GBモデルでも十分といえ、128GBモデルはよっぽどローカルに音楽や写真・動画などを保存したい人以外は必要ないといえる。

 

Qiワイヤレス充電、防塵防水 IP68

ワイヤレス充電にも対応し、便利になったといえる。IP68なので最高クラスの防塵防水性能。

 

アクティブ・エッジ

これはPixel 2のときからあるけれど、スマホの両端を握ると特定のアプリ(カメラなど)や機能(フラッシュライトなど)を起動させることが可能。

 

デザイン性の悪さ

私はあまりデザインには厳しくないのだけれど、さすがにPixel 3のデザインはダサいと思う。特に、3XLのノッチに関しては言うまでもないだろう。

 

 

価格 (税込) 

モデル 3 3XL
64GB 9万5000円 11万9000円
128GB 10万7000円 13万1000円

 

Pixel 3、3XLの購入者にはグーグル・フォトが無制限で利用できることから、64GBで十分だといえる。プリインアプリもかなり少ないので、よっぽどローカルに音楽などを保存しない限り64GBで全く問題ないといえる。

ただ、常々このブログで書いているが、10万円を超えるスマホを買うことに疑問を感じるべきである。そこまでの価格を払わなくても5〜7万円くらいで十分性能の良いスマホが買える時代なので、どうしても最高性能のスマホが欲しい人以外は他の選択肢を探すべきだと思う。

ちなみに、Pixelシリーズは値下がりしにくく、半年経ってもあまり価格は変わらないので、欲しい人は「安くなるのを待つ必要はない」と思う。

 

ライバル:iPhone XSシリーズと比較
モデル XS XS Max
64GB 12万1824円 13万4784円
256GB 14万184円 15万3144円
512GB 16万5024円  17万7984円

iPhone XSシリーズの場合は256GBをオススメしているけれど、XSシリーズの64GBモデルと比較してもPixel 3の方が1.5万円〜2.5万円くらい安い

特に、XSと3の価格差は約2.2万円もある。処理能力や完成度はiPhone XSシリーズの方が上ではあると予想しているが、2.2万円はかなり大きな差と思う。

 

まとめ

スマホカメラのキングといえば「Pixelシリーズ」と多くのマニア層が納得するほどPixelシリーズのカメラ性能は毎年高い。そして「Pixel 3のカメラ性能」に対する期待値は自ずとかなり高くなっている。

今回はグーグル・スマホが久しぶりに日本へ上陸するため日本のユーザーにも興味をもってもらえればと思う。多くの人には馴染みないスマホと思われるだろうが、間違いなく2018年を代表する1台になるだろう。

Pixel 3シリーズはハードウェア面では正直「かなり残念」な感じがするのは否めないけれど、「ソフトウェア面」でどこまでユーザーを驚かせてくれるのか期待しておきたい。

純アンドロイドなのでOSに関しては不安などはないが、処理能力においてRAM4GBなのは非常に残念であり、バッテリー面でも不安ではある。

価格は高い(3 → 9.5万円、3XL → 11.9万円)けれど、iPhone XSシリーズほどではないため、あくまでXSと比べると「コスパは良い」かもしれない。グーグル・フォトを無制限で使える点も大事な点なので付け加えておきたい。

私はアンドロイド派でしかも純アンドロイドOS派なため、自然とPixel派の意見になってしまうのは否定はしないけれど、レビューではできる限りフェアにPixel 3シリーズを評価したいと思う。

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