HTC 発表

HTC U12+ 発表:国内販売は確定、価格は10万円前後か

HTC U12+ が発表され、HTCジャパンの公式ページを見れば「日本のみなさま、乞うご期待」とあるので、日本導入も確実。

U12+は日本では未発売であったU11+の後継機で、今年HTCから発売されるフラッグシップ機はこの1台のみになると言われている。

昨年、日本で発売されたU11と比べるとかなりベゼルレス化していることもあり、日本のユーザーには印象ががらりと変わるかもしれない。それでは発表後の感想とでもいきましょう。

アイキャッチ画像はHTCのアメリカ公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.htc.com/us/smartphones/htc-u12-plus/

主なスペック & 価格(アメリカ)

チップ スナップドラゴン845
RAM 6 GB
容量 64GB / 128GB
画面 IPS LCD 6.0インチ
解像度:QHD+ (2K+)
1440 x 2880 (537ppi)
18:9 (アスペクト比)
80.3% (スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:メイン 1200万画素 F1.8
サブ  1600万画素 F2.6
インカメ:800万画素 F2.0
800万画素 F2.0
バッテリー 3500 mAh
OS オレオ8.0
その他 防塵防水IP68
U-Sonic イヤホン(ノイズキャンセル機能付き)
価格 US $799 (64GB)
約8万8000円
US $849 (128GB)
約9万3000円

 

 

処理能力:スナップドラゴン845 & 6GB RAM

2018年のフラッグシップとして申し分ない性能といえる。スナップドラゴン845は2018年のほぼすべてのアンドロイド・フラッグシップ機に搭載されているチップでこれ以上のモノはなく、RAMも6GBもあるので長期間利用することを考えても安心できる構成である。2018年のフラッグシップ機に相応しい構成だといえる。

カメラ:背面2カメラ、インカメラにも2カメラ

背面:メインカメラ 1200万画素 F1.8 (OIS、EIS) サブ 1600万画素 F2.6 望遠

カメラの指標で有名なDXOマークでのスコアが103点と、これはiPhone X (97点)ギャラクシーS9+ (99点)よりも上回る。(DXOマーク・ランキング)

ただ、これはあくまで1つの目安なので、必ずU12+の写真や動画のクオリティーがiPhone XやS9+より上になるという訳ではない。

DXOマークの数値は脇に置いといて、HTCのフラッグシップのカメラ・パフォーマンスは非常に良い。これは前機種のU11のカメラ性能が証明したように、U12+もかなりのパフォーマンスを期待できる。

レビュー時には更に詳しく深掘りできればと思う。

HDR ブースト2

ダイナミックレンジが広い (明るい部分と暗い部分の差が大きい)とき、この機能を使えば、より”キレイな写真・動画”が撮れる。

暗い場所や撮影時にコンディションが良くないときに、ノイズを軽減したり、よりディテールを捉えられる。このHDR ブースト2の出来栄えも気になるところ。

Sonic Zoom(ソニック・ズーム)

U11のときにも「音声フォーカス」という似た機能があり、これは拾いたい音声を集中して拾ってくれる機能で、その進化版がソニック・ズーム。

U11のときよりも33%そのクオリティーが向上しているそうなので、是非期待したい。

デュアルレンズによるボケ

この機能はもう新しくもなんともない機能。光学2倍ズームのサブカメラを利用して、ボケる写真・動画を作ることが可能。

ファーウェイの「ワイド・アパーチャ機能」、サムスンの「ライブ・フォーカス」のように撮影後、ピントの位置やボケ味を変更できる。詳細は下の動画を見てもらうとわかりやすい。

 

 

インカメラもデュアルレンズによるボケ味を作れる

インカメラも2つレンズついており、セルフィーでも背景ボケを作り、上の動画のように人物を際立たせることができる。セルフィーをたくさん撮る人にとっては良い機能になるかもしれない。

4K60FPS & 240FPS フルHD スローモーション撮影

これらは今年のフラッグシップ機では当然の性能といえる。ソニーやサムスンなどのように960FPSの超スローモーション撮影はできない。

 

ディスプレイ:6.0インチ LCDパネル 解像度 QHD+(2K+)

画像はHTCのアメリカ公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.htc.com/us/smartphones/htc-u12-plus/

HTCは有機ELパネル(OLED)を今のところ、一度も使用したことがないハズで、いつもLCDパネルを採用している。今回ディスプレイに関しては悪い評判もないけれど、特別良いという評判も立っていない。

解像度がQHD+ということで、前機種のU11+と同じ。至って、フラッグシップ機としては標準的なディスプレイといえる。

HDR10 サポート

HDR10とはHDR(ハイダイナミックレンジ)の規格で、これに対応していると動画コンテンツをHDRで楽しめる。スマホで動画を視聴するのがメインな人はHDR10に対応している方がより”キレイな映像”を楽しめる。

スクリーン対ボディ比:80.3%

最低限の数値はクリアしているけれど、サムスン・ギャラクシーS9+ (84.2%)の業界トップクラスとはほんの少しだけではあるが差があるといえる。

ただ、評判の悪いノッチ・デザインを採用していないので、多くのマニア層からは支持されている。

 

 

スピーカー:HTC BoomSound(ブーム・サウンド)

U11のスピーカーを聞いたことのある人ならHTCのスピーカーがいかに優れているかわかると思う。それがU12+ではさらにクオリティーが向上している。

しかしながら、2018年に入って、スピーカー面での競争はかなり激しくなっている。サムスンやLGが力を入れ始め、かつてほどHTCの優位性はなくなったと思える。下の動画は、U12+とLG G7との比較。

 

どうだろうか、去年までのLG G6やV30であればHTCには全く歯が立たなかったけれど、G7では対等またはそれ以上の品質がある。これには私もびっくりしている。レビューまでに他の機種との比較が楽しみといえる

 

エッジ・センス2

スマホの両端にセンサーがあり、握るとアプリやカメラ、フラッシュライトなどを起動させることが可能。昨年HTCはこれを発明し、結構便利だと評判が立った。

今年は更に、機能を追加している。書くよりも見てもらったほうが良いので、下のHTCの公式動画を見てください。

 

デザイン:半透明の背面デザイン

昨年のHTC U11のデザインは最も斬新なデザインだったと思う。ガラス面でありながらも妖艶な光の反射があり、角度によって色が変わる。デザインをあまり気にしない私でさへも、U11はとても洗練されたデザインだった思う。

U12+は大きな変化はないのだけれど、1つ「半透明のデザイン」のモノがあり、それが下の画像。これはとてもユニークなデザインだといえる。

画像はHTCのアメリカ公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.htc.com/us/smartphones/htc-u12-plus/

 

その他

イヤホン・ジャックは廃止のまま

U11、U11+と廃止されているのでU12+でも廃止なのは予想できた。いつも言っているように「無いより、有ったほうが良い」モノなので非常に残念。

HTC USonic (ユーソニック) イヤホン

一つ、イヤホン・ジャックを廃止するライバル企業よりHTCが良心的な点は、USB-C型のノイズキャンセル機能付きのイヤホンを付属させている点だといえる。

付属イヤホンとしては非常に性能が良く、ワイヤレス・イヤホンなどを購入しなくてもイヤホンが使えるのはとても良い。

容量:64 / 128GB + micro SD

64GBでも多くの人は十分だといえる。そして最も重要なのはmicro SDが使えることで、これで容量に問題を抱えることはまずない。最近はmicro SDでさへ使用できない場合も多いのでこれは大事な点である。

バッテリー:3500 mAh

6インチ・ディスプレイなのでこの容量で十分だろう。HTCが特別バッテリーの持ちが悪いという印象はない。

防塵防水 IP68 & ワイヤレス充電非対応

防塵防水に関してはIP68と最高クラスなので、文句なし。

残念ながらワイヤレス充電には対応していない。ワイヤレス充電を使っている人はこの点は非常に重要視しているので、この機能がないのは残念である。

私はワイヤレス充電については「あれば便利だが、どうしても必要ではない」という立場なので重要度は高くない。しかしながら、これは私のケースであって、この機能1つで買う・買わないが決まってしまう人もいるので、これがないだけでユーザーを失うのはとてももったいないといえる。

OS:オレオ8.0

最新の8.1ではなく、一つ前の8.0ではあるが、目くじらを立てるほどではないと思う。

HTCのUIはかつて程、HTC色の強いモノではない。純アンドロイドに近いとまではいかないけれど、サムスンやファーウェイ程の”独自性”はないと個人的に思っている。

 

価格:アメリカ公式価格
64GB → US $799 (¥8万7570) 128GB → (¥9万3050) 

円価格は本日6月5日のレートで計算。現在、日本での公式価格は決まっていない。日本の場合、もう少し価格はアップするだろうと思うので、10万円前後になると思っている。

正直、最近のスマホ価格のインフレには私はとても不満があるけれど、こればかりは仕方のないことかもしれない。

こう思うとiPhoneがそれ程高くないということに気付いてくる。

64GB モデル 価格(税込み)
iPhone 8 8万5104円
iPhone 8Plus 9万6984円

今までiPhoneには割高感があったのだが、アンドロイド機もiPhone同様、価格が上がりまくっているので、昔のような”安くても良いモノ”のイメージが湧かなくなった

レビュー時には日本での公式価格も判明しているので、その時にコスパの良し悪しについて書こうと思う。

 

 

まとめ

HTCはU11以降 (厳密に言えば、HTC10から)、とても良いスマホを作っている。それなのに、広告戦略などのミスでなかなかかつてのような栄光を取り戻すことができないでいる。

2018年のフラッグシップは「U12+」一本に絞り、これにすべての力を注いでいるといえる。カメラ性能はライバルに引けを取らないし、スピーカーの性能はトップクラス、処理能力も申し分なく、十分なバッテリー容量、micro SD対応、防塵防水IP68、そしてエッジ・センス2

欠点はワイヤレス充電に非対応な点とイヤホン・ジャックがない点。ただし、USonicという付属のイヤホンながらも性能の良いモノを用意してくれているのは良心的だといえる。

価格はアメリカで$799 (約8万7500円)〜ということもあり、決してコスパに秀でているわけではないといえる。

それでも今後レビューをするのが楽しみな端末といえるので「みなさま、乞うご期待」

画像はHTCジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.htc.com/jp/

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