Huawei 発表

ファーウェイ Mate 20 Pro 発表:背面3カメラ(広角・標準・望遠)を揃え、処理能力もアンドロイド最高性能、モンスター級のスマホか

ファーウェイのフラッグシップである「Mate 20 Pro」が発表された。背面に3カメラ(広角・標準・望遠)を載せ、処理能力は現時点ではアンドロイド・スマホの中で最高性能バッテリーも4200mAhとモンスター級のスマホといえる。

私が最も期待していた端末であり、発表時点でそれに応えられているのではないかと思っている。価格はヨーロッパでは1049ユーロ(約13.6万円)と残念ながらiPhone XSシリーズ並に高い。

それでは、発表後の私の感想をまとめたいと思います。

(Mate 20については↓)

アイキャッチ画像、記事内画像はHuawei公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/en/phones/mate20-pro/

主なスペック & 価格

チップ Kirin 980
RAM 6 GB
容量 128 GB + NM カード
画面 AMOLED 6.39 インチ
解像度: QHD+
3120 x 1440 (538ppi)
19.5:9 (アスペクト比)
87.9%(スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:
広角 2000万画素 F2.2
標準 4000万画素 F1.8
望遠   800万画素 F2.4
4K 30FPS
1080P 30/60FPS
720P 960FPS
インカメラ:
標準 2400万画素 F2.0
バッテリー 4200 mAh
OS 9.0 パイ
その他 NM(ナノ・メモリー) カード
防塵防水 IP68
急速ワイヤレス充電
価格 1049ユーロ
(約13.6万円)

 

 

公式動画

 

カメラ

広角 2000万画素 F2.2 
標準 4000万画素 F1.8 
望遠  800万画素 F2.4 

背面に「広角・標準・望遠」の3台のカメラを搭載しているのはLG V40と同じである。私は現時点ではこの構成がスマホカメラとしては一番便利であると思っている。

 

広角レンズの採用

ファーウェイは春先のP20シリーズまで「モノクローム(白黒)・レンズ」に拘(こだわ)っていたのだけれど、おそらくモノクロ・レンズを使う必要性がなくなったのであろうと思う。

モノクロの代わりに、「広角レンズ」を採用した訳ではあるが、これは「正しい判断」であったと思う。広角レンズを採用しているのは私の知る限り「LG」と「Asus ZenFoneの数機種」くらいで、「マイナー路線」のレンズといえる。

しかし、広角レンズは「望遠レンズよりも便利、使い勝手が良いレンズ」だと言え、使った人にしかわからないけれど、「本当に便利」で特に室内などの限られたスペースで後ろに下がれないときに威力を発揮する。

風景撮影のときにも広角レンズは役に立つけれど、意外と風景撮影のときは使わないことが多い。(これは個人の使用差があると思う)

とにかく、広角レンズは「あるに越したことはなく」、使ってみれば如何に便利なレンズなのかがわかると思う。

 

標準 4000万画素 → 1000万画素級 (ピクセル・ビニング)

標準レンズのメイン・カメラは4000万画素ではあるが、デフォルトでは1000万画素にまで画素数が減らされている。これは「ピクセル・ビニング (ライト・フュージョン by Huawei)」という技術を用いたものでP20 Proでも採用されている技術。

“4つの隣接するピクセル・データを一つにまとめることにより、よりクリアで明るい、1000万画素級の写真に仕上げる技術”

4000万画素 ÷ 4 = 1000万画素級

この技術自体は昔からあるそうで、このお陰で、“よりクリアで明るい、色の再現性を向上させた“写真を撮ることが可能で、暗所撮影でも有利に働く。1000万画素に抑えるので容量も圧迫せずに済むという利点もある。

 

望遠:3倍光学ズーム / 5倍ハイブリッドズーム

ファーウェイの望遠性能は非常に高く、それはP20 Proで証明されているので、Mate 20 Proでも期待して良さそうだ。

この3倍光学ズームと5倍ハイブリッドズームはP20 Proのときと全く同じなので、スポーツ観戦などのときには役に立つかもしれない。個人的に望遠はさして頻繁に使う機能ではないけれど、「あれば非常に便利」だといえる。

 

夜間モード

モノクロ・センサーがなくても夜間(ナイト)モードは使える。夜間モードは私のお気に入りの機能で、確かに実際の見た目とは違い、アートチックな表現」にはなるものの、かなり美しい出来栄えの夜景や夜の写真が撮れる。

 

この3つのレンズの性能がどれほど「Pixel 3」「iPhone XS」に近づけるのか見ものである。

 

処理能力

Kirin 980 & 6GB RAM

現時点でアンドロイド・スマホの中では最高性能の処理能力といえるのが「Kirin 980」のチップ。詳しい説明はこちらの記事「P20 Pro、P20を今買ってはいけない」で説明してはいるが、今ここで簡単に説明すると

P20 Proまで使われていたKirin970というチップとMate20 Proに搭載されているKirin 980は雲泥の差がある。

その理由は1世代分のアーキテクチャを飛ばしているためであり、これによりKirin970よりも大幅な性能アップが行われ、更にはライバルの「スナップドラゴン845」よりも1世代先を行く形となった。

A12 Bionic (iPhone XS) >>> Kirin 980 >>> スナップドラゴン 845 >>> Kirin 970

チップの性能順でいうと2018年の序列はこういった具合である。

 

デュアルNPU

AIチップと呼ばれるNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)が2つ装備され、CPU・GPUの性能アップ、電力効率をアップさせている(らしい)。

↓の画像は◯◯%アップと書いているのだけれど、「一体何と比べて」アップなのかが詳しく書かれていなかった。おそらくKirin970との比較だろうと思うけれど。

 

バッテリー

4200 mAh

6.39 AMOLEDディスプレイを考慮すれば、十二分なバッテリー容量といえる。ファーウェイはおそらく、スマホ界で一番バッテリー・ライフに気を使っている企業だと思う。

前機種のMate 10 ProやP20 Proの4000mAhでも十分であったのに、Mate 20 Proでは僅かではあるものの少しバッテリー量を増やしている。さすがとしか言えない。

 

急速充電 / 急速ワイヤレス充電

ファーウェイ曰く「30分で70%」の充電が可能。ファーウェイのスーパー・チャージの充電スピードは業界で1、2を争うほどの高性能な充電器で「最大40ワット出力」が可能と尋常じゃないスピードといえる。しかもこれは付属の充電器。(iPhone XSは5ワット)

ワイヤレス充電も最大15ワットの充電が可能なので、「結構速い」といえる。

 

ディスプレイ

AMOLED (有機EL) 6.39インチ QHD+

ファーウェイとしては初のQHD+ディスプレイであると思う。デフォルトではバッテリーを長持ちさせるためフルHD+にされている。

高解像度が好きな人はQHD+に上げれば良いが、私のようにスマホ・ディスプレイであればフルHD+で十分と考えているのであれば、そのままで良い。

 

カーブ・ディスプレイ

ディスプレイはサムスンのギャラクシーのように両端がカーブしている。私はカーブ・ディスプレイが好きではなく、あまり実用性を感じていないのでそれ程うれしくはない。

 

87.9% スクリーン対ボディ比

GSMArenaより

素晴らしい数値といえる。GSMArenaのスクリーン対ボディ比の数値が87%を超えたのは見たことがない。ノッチは隠せるので、気になる人は隠せば良いと思う。

 

スピーカー

ステレオ・スピーカー (ではあるが)

1つ心配なのはMate 20 ProのスピーカーはUSB-Cから音が出るという点。正直、こういったスピーカーは初めて見るため、良いか悪いかが全くわからない。

Mateシリーズのスピーカーはベストとまでは言わないまでも「毎年そこそこ定評のあるスピーカー」を今まで備えていたので、このタイプのスピーカーがどこまでの性能なのかが気になる。

 

OS

EMUI 9.0 (9.0 パイ)

9.0 パイと最新のOSであるのは素晴らしい。EMUIは「好き嫌いが分かれるOS」なので万人受けするOSではない。私は純アンドロイド派なので、Pixelやアンドロイド Oneが好きであるためEMUIはイマイチ好きではない。

まあそういう人は「Novaランチャー」などを入れれば良いと思う。

 

その他

In-screen Fingerprint

日本語名がなかったので私訳すると「画面内 指紋認証」ということになる。ついにフラッグシップであるMate 20 Proにも導入された形になる。

物理ボタンに比べると「精度とスピード」が劣るけれど、使えないレベルではない。という報告が多い。

 

3D 顔認証

iPhone XSのように3D顔認証をするのでより正確に、より安全に顔認証ロック解除が可能。スピードも精度もかなり良好といわれている。

 

イヤホン・ジャックなし

これはもう致し方ないことである。一応、イヤホン・アダプターは付属している。

 

急速ワイヤレス充電・防塵防水 IP68

今回からワイヤレス充電に対応。これは人によってはかなり便利だといえ、「15ワット」で充電が可能で、これはそこそこ速い充電。防塵防水もIP68の最高クラス

 

NM (ナノ・メモリー) カード

micro SDカードが使えないけれど、ファーウェイが独自で開発したNM カードを外部メモリーとして使うことが可能。

Nano Simカードと同じ形をしたメモリーカード独自の規格なのでメモリー・カードの価格がかなり高騰しそうなのが不安の種ではある。

 

ワイヤレス・リバース・チャージ

これはMate 20 Proがワイヤレス・チャージャーとなって、他のスマホにワイヤレス充電できるという機能。

正直、「必要なさそう」とは思うけれど、マニア層はなぜかこれに盛り上がっている。

 

 

価格

1049ユーロ → 約13.6万円

ヨーロッパのスマホ価格は日本や北米よりも高くなりがちなので、一応は参考程度にとどめておく方が良い。けれど、P20 Proも10万円超えであったことから、Mate 20 Proも似たような傾向になるのは予想できる。

P20 Proは899ユーロ(11.8万円)であった、Mate 20 Proはそれよりも150ユーロ高い。何度もこのブログで書いているが、10万円以上も払ってスマホを買う価値は本当にあるのかといつも思う。

最近は10万円が「フラッグシップのスタンダード」になりつつあるのが残念でならない。そこまでの金額を払わなくても十分高性能で良いスマホが5〜7万円で買える時代である。

Mate 20 Proの性能自体は凄まじいので、高いのは理解できるが、10万円超えは「辛い気分」といえる。

 

まとめ

背面の3カメラ (広角・標準・望遠)はLG V40同様に現時点で「最も便利なスマホカメラ」といえ、カメラの性能にかなり注目をしたいといえる。

処理能力はKirin980という現時点ではアンドロイド・スマホとして最高性能のチップであり、バッテリーも4200mAhと大容量、ディスプレイもAMOLED QHD+であり87.9%ものスクリーン対ボディ比は文句のつけようがない。

画面内 指紋認証や3D顔認証、ワイヤレス充電なども評価すべき点といえる。スピーカーの性能が1点気になるところで、ここがどういったパフォーマンスをするのか注意したい。

価格は非常に高く、残念な点であり、日本での発売の際はどれくらいの価格になるのかも注目したい。

おそらく日本では例年通り国内販売されると思うので、継続してMate 20 Proには注目していきたい。

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