LG 発表

LG V40 発表:カメラを5つ搭載 、特に背面の広角・標準・望遠の3カメラは間違いなく便利、それ以外にも高音質イヤホンジャックと総合力は高い

LGのフラッグシップである、「LG V40 ThinQ」が発表された。5つのカメラ(背面3、インカメ2)を搭載したことにより例年以上にV40は注目されている。

しかしその反面、価格もアメリカでは約$900(約10.2万円)と高くなり、価格に対する批判的な意見も多くみられる。それではいつも通り、発表後の感想をまとめていきたい。

アイキャッチ画像、記事内画像はLGアメリカ公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.lg.com/us/mobile-phones/v40-thinq

 

主なスペック & 価格

チップ スナップドラゴン 845
RAM 6 GB
容量 64 GB + micro SD
画面 P-OLED 6.4 インチ
解像度: QHD+
3120 x 1440 (537ppi)
19.5:9 (アスペクト比)
83.6%(スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:
広角 1600万画素 F1.9 1.0μm
標準 1200万画素 F1.5 1.4μm
望遠 1200万画素 F2.4 1.0μm
4K 30/60FPS
1080P 30/60/240FPS
インカメラ:
標準 800万画素 F1.9 1.4μm
広角 500万画素 F2.2 1.4μm
バッテリー 3300 mAh
OS オレオ 8.1
その他 イヤホンジャック
(高品質Quad DAC)
micro SD
防塵防水 IP68
急速ワイヤレス充電
価格 アメリカ
$900 (約10.2万円)

 

公式動画

 

カメラ

広角 1600万画素 F1.9 1.0μm
標準 1200万画素 F1.5 1.4μm (OIS)
望遠 1200万画素 F2.4 1.0μm (OIS)

一番注目されているのがカメラがスマホに5台も搭載された件。特に背面の3台は「広角・標準・望遠」と現時点でスマホのカメラとして必要と考えられる「すべてのカメラ機能」を揃えたといっても良い。

LGは「デュアル・レンズ」の先駆者の一人であるが、LGが採用した「広角レンズ」は常々評判が良く、他社が広角レンズを積極的に採用してこなかったこともあり、広角レンズの品質については一人勝ちといえる。この広角レンズはLGのイチオシ機能と思っている。

メインである標準レンズはF1.5とスマホの中では最も明るいレンズであり、センサー・サイズも1.4μmとスマホの中でも大きめのセンサーを採用している。これにより暗所の質も向上していると考えられる。

望遠レンズは、(私の知る限り)LGでは初めての試みで、光学2倍ズームである。標準レンズと望遠レンズには光学式手ぶれ補正(OIS)が採用されているので、写真の手ブレを軽減してくれる。望遠にもOISを付けているのには感心している。

 

AI Cam

AI Camは最早、どこにでもある機能でAIにより被写体や状況を検知してそれに合わせて“最適な設定”が行われるというもの。ただ、まだまだこの“最適”には程遠いというのがLGだけでなく、他の企業もできていないと思う。この技術が成熟するにはもう少し時間が必要だと思われる。

暗所用:スーパー・ブライト・モードについて

「ピクセル・ビニング」という技術を用いた機能で、暗所での撮影クオリティーを向上させるものなのだけれど、この情報がどこを探しても見つからない。公式サイトにも載っていない。

このスーパー・ブライト・モードはG7 ThinQから採用しており、V40にもあるものだと思っていたのだけれど、確証がないため、現時点ではこれについては不明である。

 

インカメラ:
メイン 800万画素 F1.9
広角  500万画素 F2.2

セルフィーで効果的に「ボケ味」が出せるように2カメラを採用していると思う。一応、サブにあたる500万画素の方はメインよりも広角レンズになっている。

広角といっても、メインのインカメとは撮影範囲に大きな差がないため、背面の広角と標準のような違いはないといえる。

 

バッテリー

3300mAh

V40の大きな心配な点がバッテリーで、ディスプレイが6.4インチと大画面なのにも関わらず、バッテリー容量が3300mAhなので「少し物足りない」のではと不安を感じてしまう。

前機種のV30の省エネが世代最高クラスであったので、V40も3300mAhしかない割には「十分なバッテリーライフ」を提供してくれるだろうと予想はしているけれど、2018年のスマホとしてはライバル勢のNote 9などが4000mAhものバッテリーを積んでいるだけに、この容量は残念である。

 

ディスプレイ

有機EL (P-OLED) 6.4インチ QHD+

前機種のV30もP-OLEDの有機ELパネルであり、V40は有機ELパネルを継承している。実は昨年のV30の有機ELパネルは「ブルーシフト」と呼ばれる問題があり、かなり不評ではあった。

V40はそれがかなり改善されたという報告が多く、どこまで向上したのかが気になる点である。

解像度はQHD+まで上がるけれど、「HD+ → フルHD+ → QHD+」と3つ選択できる。私はバッテリーライフの向上も兼ねてフルHD+で十分なのでQHD+である必要性は感じていない。

ただ、選択肢としてQHD+まで上げられるというのは良いことではある。(まあ個人差だと思う)

 

83.6% スクリーン対ボディ比

この数値は上々の数値といえ、LG史上では最高値。できれば84%を超えてほしかったけれど、まあ仕方がないといえる。

 

スピーカー

ブームボックス(Boombox) スピーカー

ブームボックスという技術は、スマホ全体を反響させて音を作り出す仕組みで、モノラル・スピーカーながら非常にレベルの高い音質を出す。

特に、箱や机などの上に直に置いて音を鳴らすとスマホ全体を使って音を鳴らすので、その振動が箱に伝わりより質の高い音を作り出すことが可能。V40からは若干ではあるけれど、受話口からも音が出る、しかしステレオ・スピーカーではない

 

DTS:X 3D サラウンド・サウンド

これはG7のときからある機能で、「Dolby Atmos」と同様の効果があるといわれている機能。シンプルに書くと、「より臨場感のある音響をスマホ1台で楽しめる」

 

処理能力

スナップドラゴン 845 & 6GB RAM

この構成はフラッグシップなので当然といえ、2018年のアンドロイド・スマホでは最高クラスの処理能力といえる。処理能力に困ることは全くないといえる。

 

OS

8.1 オレオ

LGの弱点の1つOSのアップデートが非常に遅いという点がある。これはいい加減早く克服してもらいたいけれど、なかなかそうはならない。

近年は大きなクセのあるOSではないが、如何せん「アップデートの遅さ」や「セキュリティ・パッチ」の遅さは致命的といえる。

 

その他

イヤホン・ジャック、micro SD、防塵防水IP68、急速ワイヤレス充電

全てアリ

イヤホンジャックについては32ビットHi-Fi Quad DACというチップが使われており、「ノイズや歪みを削減し、原音に近い音」を提供できる。つまり普通のイヤホンジャックではなく、高品質イヤホンジャックである。

micro SDとIP68にも対応しているので、容量不足や水没にも困ることはない。急速ワイヤレス充電にも対応なので、細かい点については申し分ない。

グーグル・アシスタント 専用ボタン

これもG7 ThinQから付けられたもので、評判が良い機能とされている。

 

 

価格

US$900 (約10.2万円)

この価格設定は「高い」と批判されている。さすがにiPhone XSシリーズやサムスン Note 9ほどではないにしろ、決して「ポンッと」買える金額ではない。

私のブログで常々書いているけれど、スマホに10万円も払う必要があるとは到底思えない。確かに、良いスマホであるのは十分に予想がつくけれど、10万円は高いと思う。

ライバルであるNote 9イートレンエクスパンシスの信頼できる通販サイトですでに10万円を切っており、こうなってくるとブランド力で劣るLGにとっては非常に不利な戦いになってくる。

日本ではおそらく秋冬モデルとしてV40は発売されると予想しているけれど、今の所、確証はない。

ひとつ付け加えておくと、LGのスマホは半年程たつと価格がかなり下落する傾向があるので、V40を狙っている人は少し待ったほうが良いかもしれない。

 

まとめ

5カメラを搭載したことにより、例年以上に注目を集めたV40。特に背面の3カメラ(広角・標準・望遠)は間違いなく、今のスマホ・カメラの中では「最も便利なカメラ機能」といえる。

総合力としては例年通り、良いスマホを作っており、有機ELディスプレイ (QHD+ & 83.6% スクリーン対ボディ比)、ブームボックス・スピーカー、DTS:X 3D サラウンド・サウンド、処理能力もフラッグシップとして十分である。

細かい点でも「イヤホン・ジャック、micro SD、IP68、急速ワイヤレス充電」と重要な4項目にしっかりと対応しているし、グーグル・アシスタント専用のボタンもある。特に、イヤホンジャックの32bit QUAD DACは最高クラスのイヤホン・パフォーマンスを提供してくれる。

ここまで細かい点にまで気を使っているスマホはLGとサムスンくらいしかない。

大きな不安な点はバッテリーの3300mAhで、ここをもう少し大きくできなかったのかと思うと非常に残念である。

そして価格は、フラッグシップというだけあり、US$900 (約10.2万円)とかなりの高額な領域にまで来ているため、サムスン Note 9 や iPhone XSシリーズに対抗できるのかが「怪しい」と予想される。

最後に、例年通りVシリーズが日本で発売されることを期待したい。

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