Samsung Galaxy 発表

サムスン ギャラクシー Note 9 発表:弱点である「指紋認証の位置・バッテリー・スピーカー」を改善か、しかし価格はサムスン・スマホ史上過去最高に

サムスン 「ギャラクシー Note 9」が8月9日に発表された。Note 7の発火問題から、Note 8で復活し、満を持してNote 9を投入してきたと、私は感じる。

外観はNote 8を踏襲しているのであまり変わらないけれど、中身は順当な進化をしているのでさすがサムスンといえる。それでは発表後の私の感想を書いていきたいと思います。

 

アイキャッチ画像、記事内画像はサムスン・ギャラクシー公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.galaxymobile.jp/galaxy-note9/

主なスペック & 価格 (アメリカ)

チップ スナップドラゴン845 / エクシノス 9810
RAM 6 / 8 GB
容量 128GB / 512GB
(micro SD可)
画面 AMOLED 6.4インチ
解像度: QHD+
2960 x 1440 (516ppi)
18.5:9 (アスペクト比)
83.4% (スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:メイン 1200万画素 F1.5 – F2.4
光学式手ぶれ補正(OIS)
電子式手ぶれ補正(EIS)
サブ 1200万画素 F2.4 光学2倍ズーム (OIS)
インカメラ:800万画素 F1.7
バッテリー 4000 mAh
OS オレオ8.1
その他 イヤホン・ジャック
防水防塵 IP68
急速ワイヤレス充電
micro SD対応
Sペン
価格 公式価格 USドル
RAM6GB/128GB   → $999 (¥11.1万)
RAM8GB/512GB → $1249 (¥13.8万)

 

 

Sペン:新しくBluetooth機能を追加(リモコン化)

動画を見たほうがわかりやすいと思うのでそちらをまず見て欲しい(英語)

 

Bluetooth機能によってSペンがリモコンの機能の役割を果たす。

長押し → アプリ起動(例:カメラ)
1クリック → シャッターをきる
ダブル・クリック → 背面からインカメラに切り替え

というような機能をもっており、カメラ・アプリだけでなく、パワーポイントのスライドを操作できたりと、他にも起動できるアプリはいろいろとカスタマイズできる。

「使うのか?」と問われれば、「たぶんあまり使わないだろう」と思うけれど、カメラのシャッターは可能性としてはアリだと思う。

Sペンの電池は40秒のチャージで約30分はもつそう。

その他はNote 8とほぼ同じ

Sペン自体は「より正確に、より良い反応、より良い心地」に進化しているそうだけれど、もうすでに十分だと思うので私はSペンの”進化”には気にしていない。

Sペンの機能も「99%完成の域」に到達してしまっているのでこれ以上の機能を思いつくのも難しいと思うし、もうすでにSペンでできる便利な機能が満載だと思う。

私が便利だと思うのは「スマート選択・画面オフメモ・キャプチャ手書き・翻訳」でこれらは本当に便利だと思う。

 

バッテリー:4000mAhの大容量に

Note 8 → 3300mAh
Note 9 → 4000mAh

バッテリーの改善は最も重要だったと思う。Note 8のバッテリーライフは必ずしも万人が満足できるパフォーマンスではなかったのだけれど、今回の容量アップでかなりバッテリーライフは良くなると思われる。

 

スピーカー:Dolby Atmos (ドルビー・アトモス)対応 ステレオ・スピーカー

Note 8の弱点でもあったのが「モノラル・スピーカー」。サムスンは老舗オーディオメーカーのAKGと組んで高性能ステレオ・スピーカーをS9シリーズで実現していたので、当然それがNote 9にも導入されている。

S9と同様の技術を応用していると思うので、Note 8に比べると大幅に性能アップしていると思う。

 

カメラ:メイン 1200万画素 F1.5-F2.4 (OIS) 望遠 1200万画素 F2.4 (OIS)

カメラの構成はS9+の構成と全く同じで、メインの標準レンズはF値が1.5と2.4と2つ存在し、撮影条件によってF値が切り替わる

ただ、S9+も同様の機能を搭載しているけれど、画質に大きな影響があるとは思えない。少なくとも私はあまり感じていない。

被写体をAIのように認識し、最適な設定で撮影できる「Screen Optimizer (スクリーン・オプティマイザー)」が新しい機能の1つ。正直なところ、こういったAI機能は今の所それほど良いパフォーマンスは発揮できていないので私はあまり期待していない。

Note 8から継承された「ライブフォーカス」(背景ボケを調節できる)もある。これはある程度便利な機能だと思っている。

Flaw Detection (フロー・ディテクション)

まばたき・ブレ検出・レンズ汚れ・逆光」これらをスマホが認識してくれる機能。どこまで役に立つのかはわからないけれど、新しい機能として紹介されている。

 

 

処理能力:スナップドラゴン845 & 6/8GB RAM

6GB RAM & 128GB
8GB RAM & 512GB

Note 9には2つモデルがある。ただし、日本のギャラクシー公式サイトには下位モデルの 「6GB RAM & 128GB」のみの情報しかない

なので、上位モデルは販売されないかもしれない。ただ、私は下位モデルでも処理能力に不満を感じることはないのではと予想している。

その理由はNote 8でサムスン特有のラグが「ほぼなくなってきた」といえ、個人的には「全く問題のないレベル」だと思っている。

なので、下位モデルの処理能力でも十分だろうと予想している。もちろん上位モデルの8GB RAMであればラグが起きる可能性はかなり低くなるだろう、しかし価格が$1250にもなることを考えるとなかなか買いたいとまでは思わない。

ウォーターカーボン冷却システム

パソコンで3Dゲームをしている人ならわかるけれど、いわゆる「水冷システム」をスマホに導入している。ゲーミングPCのような感覚といえよう(私はゲームを一切しなくなったけれど)。

この”冷却システム”がどれほどの効果があるのかはわからないけれど、サムスンは「ゲームも思う存分できる」ということをアピールしているのだと思う。

 

ディスプレイ:6.4インチ有機EL(super AMOLED) QHD+

 

正直なところサムスンのディスプレイはここ何年も業界トップといえ、有機ELパネル(AMOLED)の技術は世界一だと思う。

解像度はQHD+(2K+)まで画質をアップさせることが可能だが、私はデフォルトのフルHD+で十分だと思っている。

スクリーン対ボディ比 83.4%、アスペクト比 18.5:9

ノッチ・デザインを不採用ながらスクリーン対ボディ比はこの数値である。ただ、Note 8は83.2%であったことを考えると昨年からあまり進化はしていない。

サムスンのもう1つのフラッグシップ機であるS9+のスクリーン対ボディ比は84.2%なのでそれよりもNote 9は僅かに劣る。

数値はGSMArena調べ

 

OS:オレオ8.1

現時点では最新のアンドロイド「Pie (パイ)」がスタートしたばかりなので、1つ前のオレオ8.1であるのは当然だと思うし、サムスンにはOSアップデートの早さは期待しない方が良い

Noteシリーズはサムスン独自の機能が多く、OSのアップデートには時間がかかるので、アンドロイド・パイになるにはかなりの時間がかかると思う。

 

その他

サムスン Dex

 

モニターに繋げて「デスクトップPC」のような使い方ができる。この機能は昨年から導入されているので真新しいものではない。

Huaweiでも同じ機能があるけれど、私はスマホにこの機能が必要とは「今の所思わない」。Dexの機能はパソコンのように生産的な作業をするというよりも、YouTubeや動画コンテンツを見るときには便利なのではと思っている。

 

イヤホン・ジャック、急速ワイヤレス充電、micro SD対応、防塵防水 IP68

これらすべてが揃っている。これがギャラクシー・シリーズのすごさの1つだと思う。最近は、イヤホン・ジャック廃止の流れもあるし、何かしらこの内の1つどれかが欠けていることも少なくない。

Sペン自体もIP68で防塵防水という事実も付け加えておきたい。

 

指紋認証ボタンの位置は改善

昨年の最大の汚点は指紋認証の位置で、片手では容易にタッチできず、最低のデザインだといえた。今回は背面の中央に配置され、押しやすくなっている。

 

インテリジェント・スキャン

顔認証と虹彩 (瞳)認証の両方を使ったロック解除の方法。まあこれはS9にもある機能ではあるのでNote 9が初という機能ではないけれど、「便利」ではある。

指紋認証と組み合わせるとロック解除の選択肢も多いので私は好意的にみている。

 

価格:アメリカ公式価格

6GB RAM & 128GB → US$999 (約11.1万円)
8GB RAM & 512GB → US$1249 (約13.8万円)

価格はNote 9を評価する上で最も「頭の痛い問題」だと思う。

「高い・・・」。やはりこの言葉が口から漏れる。。。というのが私の感想であり、みなさんも同じではないでしょうか。

確かに高額になる理由もわかるし、それだけの機能をふんだんにこのスマホに載せているのも理解している。

ただ、「普通じゃ買わない」と思うし「買えない」と思うのが普通だと思う。個人的にはスマホに10万円以上も支払うのはどうかと思っている。

これはNote 9だけに限らず、iPhone XやファーウェイP20 Proにもいえることで、そこまでの金額を払ってまでそれに見合うリターンがあるのかと問いたい。

 

 

まとめ

Note 8で不満があった点をしっかりと改善してきている。具体的には「指紋認証の位置、バッテリーライフ、スピーカー」でこの3点についてはサムスンはキッチリ「メスを入れた」といえる。

Noteシリーズの真髄であるSペンに関してはBluetooth機能を追加し、より「便利」な機能を提案しているが、これが日常でどこまで便利な役割を果たすのか期待したい。

もうそれ以外は安定の進化だといえ、処理能力、ディスプレイ、カメラ性能は申し分のないパフォーマンスを約束してくれるだろう。

価格は毎年上がっており、Noteシリーズが高額なのはわかっていることでもあり「やれやれ」というのが私の感想ではあるが、US$999 (約11.1万円) / US$1249 (約13.8万円) という価格をみて即決で買える人は少ないだろう。

Note 9には「コスパ」は期待してはいけないというのが現時点での結論。

マニア層では「Note 8から大した進化がない」という声が多く、あまりNote 9に対して今の所「好意的でない」意見が結構見られる。

個人的にはコストパフォーマンスを除けば、総合的なパフォーマンスは高いと思っており、弱点を克服しつつ、Sペンにも新機能をつけており、十分な進化は見せているのではと思っている。以上がNote 9発表後の私の率直な感想である。

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