Samsung Galaxy 発表

「 ギャラクシー S10、S10+ 発表 」:トリプル・レンズ・カメラだけじゃない、更なる完成形へ

サムスンが「Galaxy S10シリーズを発表」した。今回はそのメインである「S10、S10 Plus」について発表後の感想をまとめたいと思う。S10Eについては別で感想をまとめたい。(S10Eの感想)

S10、S10+はトリプル・レンズ (広角・標準・望遠)に、スナップドラゴン8558GB RAM、など現時点ではアンドロイドでは最高スペックでありながら、価格が「S10 → $899 (約9万9600円)、S10+ → $999〜 (約11万600円)」とスペックを考慮すれば決して高すぎるとはいえない。

色々と思うことがあるので詳しくみてまいりましょう。

S10Eの感想 → 「 ギャラクシー S10E 発表 」:S10シリーズで圧倒的にコストパフォーマンスに優れたスマホ

アイキャッチ画像、記事内画像はサムスン・グローバル公式サイトよりスクリーンキャプチャ: https://www.samsung.com/global/galaxy/galaxy-s10/

主なスペック & 公式価格 (アメリカ)

チップ スナップドラゴン 855
RAM 8/12 GB
容量 128/512 GB / 1TB
画面 Dynamic AMOLED
6.1/6.4インチ
解像度: QHD+
3040 x 1440 (550ppi)S10+(526ppi)
19:9 (アスペクト比)
88.3%/ S10+ 87.5% (スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:
広角 1600万画素 F2.2
標準 1200万画素 F1.5/2.4
望遠 1200万画素 F2.4
インカメラ:
標準 1000万画素 F1.9
広角 800万画素 F2.2 (S10+)
バッテリー 3400 mAh
4100 mAh (S10+)
OS 9.0 パイ (One UI)
その他 イヤホンジャック
micro SD (〜512GB)
急速ワイヤレス充電
IP68
Ultrasonic 指紋認証 (画面上)
公式価格
(アメリカ)
S10  :$899〜 (約9万9600円)
S10+:$999〜 (約11万600円)

 

公式動画

 

 

カメラ

広角 1600万画素 F2.2
標準 1200万画素 F1.5/2.4
望遠 1200万画素 F2.4

背面は「広角・標準・望遠」のトリプル・レンズ仕様になっており、現時点で私はこのレンズ構成を”ベストな布陣”だと思っている。この3レンズの構成は昨年の「LG V40、ファーウェイ Mate 20シリーズ」に続く形となり、2019年のフラッグシップはトリプル・レンズが増えるだろうと思う。

まず注目したいのが「広角レンズ」の存在。このブログでも何度も書いているけれど、「広角レンズ」の利便性は非常に高い。これはLGのスマホやMate 20シリーズを使ったがある人ならすぐに理解してくれるだろう。

メインの標準レンズ「F1.5-F2.4と絞りが変化する」仕様になっており、これは昨年のS9から継承されている。S9は「露出オーバー」(明るく撮りすぎてしまう)の傾向が強かったので、S10シリーズではカメラ性能がどこまで改善・向上しているのかが気になるところである。

望遠は光学2倍ズームと例年通りの仕様。先にも述べた通り、「広角」ほど便利なレンズだとは思っていないが、「光学式の望遠はあるに越したことはない」訳で、あれば必要になってくるシチュエーションは存在する。写真の幅が広がるという意味でもなんだかんだ言って「望遠は必要」。

私はPixel 3やiPhone XRのような「ベストなシングル・レンズ」よりも、「ベストではなくとも」融通の利くトリプル・レンズのほうを重要視しているので、カメラ性能には定評のあるサムスンがどれだけのパフォーマンスを発揮するのかを期待したい。

インカメ

S10   → 標準 1000万画素 F1.9
S10+ → 標準 + 広角 800万画素 F2.2

S10+はインカメが2つ付いており、1つは広角に対応している。メインの標準はS10もS10+も同じモノを使っている。サムスンはインカメでも4Kビデオ録画を撮れることをアピールしている。

(個人的にインカメは「滅多に使うことがない」ので全く気にもかけていない)

Super Steady

動画の手ブレ補正を一段とパワーアップさせているそう。以前からサムスンの手ブレ補正はスマホの中でもかなり優秀なので、この機能がどこまでそれを向上させてるのか期待しましょう。

恐らく、「GoPro Hero 7 Black」のような衝撃的な手ブレ補正とまではいかないだろうけれど・・・

HDR 10+ 録画

正直なところ私は「HDR10+の録画」についての知識がないので解説に困ってしまう。HDR10というのはハイダイナミックレンジの規格の1つで、「HDR10 ”プラス”」はその発展系なのだそう。(勉強します・・・)

Bright Night Shot (?)

ひとつ気がかりなのが、「Bright Night Shot (ブライト・ナイト・ショット)」機能の情報がないことである。これはHuaweiの夜間モード(Night Mode)、Googleでいう夜景モード (Night Sight)に相当する機能と噂されていたけれど、公式ページなどを探してもこのBright Night Shotについての情報がない。

私は発表のライブを見ていなかったので見落としているのかもしれない。もしこのBright Night Shotがないとなると「非常にがっかり」である。

Huaweiの夜間モードやGoogleの夜景モードを体験してしまうと、このような機能は最早フラッグシップにはマストと言ってよく、もう手放せない機能になってしまった。このモードは夜や夜景、ネオンの撮影だけでなく、薄暗い場所や光が足りない屋内などでも重宝しており、この撮影モードがあるとないとでは、満足度が大きく変わってしまうからである。

 

処理能力

スナップドラゴン855 & 8/12GB RAM

処理能力は「2019年のフラッグシップ・スタンダード」かそれ以上だと思う。まずRAMが8GBあるので、将来的に考えても「かなりRAMに余裕」がある。2020年あたりまではRAMは6GB〜8GBが最適なサイズといわれているので、2年以上の長期的な使用でRAMの容量不足に悩むということはないだろう。

日本版は例年通りであれば「スナップドラゴン855」のチップが搭載されるであろう。スナップドラゴン855は2019年のフラッグシップに搭載されるチップであり、毎年、その年のフラッグシップ向けのチップはサムスンのSシリーズを皮切りに搭載されていく。

今年のスナップドラゴン855はかなりの前評判が高いことは強調しておきたい。スマホのチップ性能は現時点ではiPhone XSシリーズ、XRに搭載されている「A12 Bionic」というチップがAntutuなどのベンチマーク系のアプリでぶっちぎりの最高値を叩き出しているけれど、「スナップドラゴン855」はこのA12 Bionicに匹敵する実力があると言われている。

今まで、スナップドラゴンの処理能力がiPhoneの最新チップにここまで迫るというのは記憶はなく、早くAntutuやGeekbenchなどでスコアが公表されることを楽しみにしたい。

スナップドラゴン855のについてはこちらの記事を → スナップドラゴン855 】は噂通りの高性能チップ

「スナップドラゴン 855のリファレンス機のスコアは↓」

iPhone XS、2018年アンドロイド・フラッグシップとの比較
デバイス スコア
リファレンス機
スナップドラゴン855
36万0444点
iPhone XS 35万5856点
Huawei Mate 20 30万6608点
ROG Phone 29万6726点

 

冷却システム

S10、S10+は冷却用のパイプシステムが入れられている。S10+の方がより高性能な冷却システムが使われている (Vapor chamber cooling system)。

高い処理能力が求められる3Dゲームをするのであればこういった、冷却システムは重要になってくるので、ゲーム大好きなヘビーユーザーには、重要なシステムといえる。

(私のようなアベレージユーザーには不要ではあるが・・・)

 

バッテリー関連

S10  → 3400 mAh (6.1インチ)
S10+ → 4100 mAh (6.4インチ)

バッテリーに関しては「S10+は大容量」だといえ、「S10はそこそこ」という印象がある。S10+はおそらくバッテリーに関してはなんの不安もないと言え、おそらくアベレージユーザーなら丸2日はもつのではと予想。

S10は3400mAhなので1日は問題ないが、2日持つかは気になるところ。3400mAhという容量は6.1インチのサイズとしては特別大きい容量だとはいえない。少なくはないが決して大容量とはいえない

ただ、チップがスナップドラゴン855と「7nm (ナノメートル)」規格なので、省電力性能はかなり良いハズと思われるため、3400mAhでも長持ちするやもしれません。

 

(一応)急速充電:15W / ワイヤレス充電:15W

急速充電のスピードとしては「物足りない」。特にHuaweiの40W(ワット)出力を体験してしまうと、15Wは寂しい。最低限の充電スピードではあるけれど、せめて20W以上は欲しかったといえる。

ワイヤレス充電は15Wなので、これはかなり素晴らしい性能だといえる。「Wireless Charge 2.0」と2.0になったので進歩しており、S9よりも「27-36%」充電スピードはアップしているそう。

ワイヤレス充電派にはかなりの性能アップが感じられるだろうが、15W以上の出力が可能な充電器が必要。

 

ディスプレイ

Dynamic AMOLED 6.1 / 6.4 インチ QHD+

S10   → 解像度: 3040 x 1440 (550ppi)
S10+ → 解像度: 3040 x 1440 (526ppi)

以前の「Super AMOLED」からSuperが失くなり、「Dynamic」に変わっている。サムスン曰くDynamic Tone Mapping という技術を使い「リアルな色合いとコントラスト」そして、「黒の濃淡」、そして日中の屋外でも十分な輝度を確保しているそう。HDR10+に対応しているので、HDR動画も楽しめる。

正直なところNote 5くらいからだろうか、S8、S9と「もう十分に美しすぎて」スマホ程度のサイズであれば「大した違い」を感じていない

私はスマホ・サイズであれば「QHD+もの超高解像度」は不要なので、「フルHD+にまで解像度を落としている」ほどである。

サムスンのAMOLED(有機EL)ディスプレイの画質の素晴らしさはすべてのユーザーが周知しているので、昨年、S9シリーズで起こった「初期ロット」のディスプレイの不具合などがないことだけを祈るのみである。

 

スクリーン対ボディ比:
S10   → 88.3%
S10+ → 87.5%

素晴らしい数値である。88%までくればもう完全ベゼルレスにもう少しといったところか。インカメのくり抜き部分以外はほぼすべてディスプレイといえる。

サイドは「カーブ・ディスプレイ」なので、今までのSシリーズを踏襲している。個人的にはカーブ・ディスプレイは好きではないが、それは人それぞれだろう。

 

 

スピーカー

ドルビーアトモス対応 ステレオスピーカー

前機種のS9から大幅に改善され、S10シリーズでもそれが継続されている。もちろん、今回もオーストリアの老舗オーディオ・メーカーであるAKGと協力してステレオ・スピーカーを作り上げている。

S9と同程度なのか、それよりもパワーアップしているのか気になるところである。

 

OS:One UI

OSは昨年末から大きく刷新された、それが最新アンドロイド 9.0 (パイ)を基にした「One UI」である。

Oneとは「片手」でも操作しやすいように工夫がされているということなのらしい。開発段階からサムスンのOSとしては珍しく「比較的評判が良く」、現時点でも「悪い噂がない」

なので、このOne UIには期待したい。

 

その他

イヤホンジャック、micro SD、ワイヤレス充電、防塵防水 IP68

4機能 S10、S10+
イヤホン
micro SD
ワイヤレス充電
IP規格

この4点すべてに対応しているのはサムスンとLGくらいだろう。イヤホンジャックは未だに根強い需要があるし、micro SDも無いよりあったほうがいい。

本体容量が128GB〜なので、128GBもあれば「SDが必要ではない」人も多いだろうけれど、選択肢として外付けSDが使えるのはありがたい。

ワイヤレス充電も「2.0」ということで前機種のS9よりも27-36%充電スピードが上がっている。防塵防水のIP68も今まで通り。

 

(2D) 顔認証 & ディスプレイ指紋認証

ロック解除は基本的に「顔認証とディスプレイ指紋認証」となる。S8、S9に付けられていた「虹彩認証 (Iris Scanner)はない」

顔認証に関して、恐らく2D認証なので、iPhoneなどの3D認証とはセキュリティ面では劣る

ディスプレイ指紋認証「超音波 (Ultrasonic) 」を使ったディスプレイ内蔵型の指紋認証センサーを採用しているので、OnePlus 6TやMate 20 Proなどのこれまでに見られた「光学式 (光を強く当てて認証する方法)」よりも進歩している。

超音波が指紋を3Dで認証するので、より安全性が高いといわれている。

個人的に、ディスプレイ内蔵型の指紋認証は今の所「あまり好きではない」。この超音波式がどれほどの精度とスピードをもたらすのかを期待したい。

 

Wireless PowerShare

これは昨年のHuawei Mate 20 Proでも紹介された機能と同じで、S10本体がワイヤレス充電器として他の端末をワイヤレス充電できる。

正直なところ、「全く必要性を感じていない」機能で、私には無くても困ることなどないけれど、アピール・ポイントの1つなのでしょう。

 

Bixbyボタン

ご多分に漏れず、「Bixby専用ボタン」は存在します・・・。サムスンはこのボタンをBixby以外の機能を付けるのかそうでないのかは不明。

恐らく、前回同様にサードパーティのアプリで他の機能に変更などができるでしょう。

 

重さ:意外と軽量

S10   → 157g
S10+ → 175g

これは地味に重要なポイントだといえる。S10(157g)は6.1インチのスマホとしてはかなり軽量といえ、S10+でも6.4インチという大画面を考えれば175gは相当軽く感じるハズ。

これは地味ながら本当に素晴らしい。

 

価格 (アメリカ)

モデル S10 S10+
128 GB $899
(約9.96万円)
$999
(約11万円)
512 GB $1149
(約12.7万円)
$1249
(約13.8)
1 TB X $1599
(約17.7万円)

これはアメリカでの公式価格なので、日本やヨーロッパではこれよりも高額になるだろうと予想される。

micro SDを使用できるので、S10もS10+も最安モデルの128GB版で十分といえ、512GB版などは全く必要がない。

さすがにS10+の価格($999)は高いけれど、他のライバルであるiPhone XSシリーズやMate 20 Proなどの発表時の価格と比べると決して「異様に高い訳ではない」。高い買い物ではあるけれど、「S10シリーズのスペックを考慮すれば決して高すぎる価格とは思わない」。

S10、S10+はiPhoneでいうXS、XS Maxに相当するし、XSシリーズは最安モデルは64GBと2018年後半のスマホとしては容量がかなり少ない。それと比べるとS10シリーズはスタートが128GB + micro SD可 なのでスペックを考えればコスパはなかなか良いと思われる。

あと1つ付け加えるとすれば「サムスンのスマホ価格はiPhoneよりも下落しやすい」ので、もしS10シリーズを安く買いたいのであれば、少なくとも3〜4ヶ月以上は待ったほうが良いといえる。

 

まとめ

S10シリーズは期待通りに進化してきたと思う。まず、「広角・標準・望遠」のトリプル・レンズ・カメラは間違いなく「最も便利なカメラ構成」といえ、どんなシチュエーションでも最適な画角を選択できる。

カメラ「Super Steadyや HDR10+ 録画」などその他の機能があるけれど、夜のシーンで欠かせない「Bright Night Shot」というモードがなさそうなので、もしこのモードがないと非常に痛い。

処理能力「スナップドラゴン855 & 8GB RAM」は申し分なく、バッテリーS10+の4100mAhは素晴らしい数値で、S10の3400mAhもそこそこといえる。

ディスプレイ、スピーカー、その他の細かい点もスキがないOSも上々の評判がある。

そして価格 (S10 → 約9.96万円、S10+ → 約11万円)について思うのは、確かに高価だけれど、S10シリーズのスペックを考えれば「決して高すぎる」とは思わないし、ライバルのiPhone XSやMate 20 Proはもっと高かった。もちろん、サムスンのSシリーズなので、コスパ最高というようにはならないが、決してべらぼうに高いとまでは感じない。

サムスンは例年通りかなりレベルの高いスマホを登場させたと思っており、非常に期待したい1台だと思う。

 

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