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(海外版)ギャラクシーS9・S9+ バッテリー持続時間の悪さが発覚か:Exynos 8910のチップが原因 (スナップドラゴン845は問題なし)

本日のピックアップは「グローバル版(Exynos 9810) サムスン・ギャラクシーS9、S9+ に関するバッテリー持ちの悪さ」について。

3月からヨーロッパやアメリカを中心に販売が始まったギャラクシーS9・S9+であるが、スクリーン問題に続き、また1つ問題が浮上している。

それは“バッテリーの持ちが悪い”という、ユーザーからの不満が多く報告されているという事。あとでもう少し解説を加えるけれど、この問題は“日本で発売されるS9・S9+とは関係がない可能性が高い”ということを始めに書いておきたい。

 

アイキャッチ画像はギャラクシー・ジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s9/design/#infinity-display

ギャラクシーS9・S9+は2つバージョンがある

まず、始めに理解してもらいたいのは、ギャラクシーS9・S9+に搭載されているチップセットは販売国によって違いがある

1つはQualcomm(クアルコム)というスマホのチップを製造しているメーカーが開発した“スナップドラゴン845”というチップを使用したバージョン。ちなみにクアルコムはおそらくスマホ向けのチップで最も有名なメーカーで信頼度も高い。

もう1つは、サムスンが自社で製造したチップを使っているバージョン。そのチップの名前は“Exynos(エクシノス) 9810”というモノ。

今回問題になっているのが、サムスンの自社ブランドのチップである「エクシノス 9810」

アメリカ・中国・(日本) 市場向けはクアルコムのスナップドラゴン845を使用

例年、日本やアメリカ市場ではいつもクアルコム製のスナップドラゴンが使用されてきた。もうすでにアメリカではS9・S9+の公式販売が開始されており、それらに搭載されているチップはスナップドラゴン845である。

日本ではまだ販売が始まっていないけれど、おそらくかなり高い確率で、アメリカのモデルと同様のスナップドラゴン845が搭載されると思われる。

上記以外の地域:韓国、ヨーロッパなどはエクシノス8910を使用

エクシノス8910はクアルコムのスナップドラゴン845とほぼ同等の性能があるチップ。サムスンの本国である韓国や、ヨーロッパやその他の地域ではこのエクシノス9810のチップが搭載されている。

なぜ、サムスンがチップをクアルコム製と自社製のモノを併用しているのかはわからないけれど、チップを独自に製造するのは悪い訳ではない。

例えば、アップルもiPhoneのチップを自社で製造しているし、Huaweiも自社でチップを作っている。自社製品の方がソフトウェアとの相性が良くなり、総合的にパフォーマンスが向上すると言われている。(しかしながら、私はこのチップとソフトウェアの相性に関してはあまり詳しくないのでこれ以上の事はよく理解していない。)

 

 

Exynos(エクシノス)9810のバッテリー持続時間の評判が悪い

もう一度書いておくが、日本で発売されるであろうチップはクアルコム製のスナップドラゴン845が搭載されたモデルになると思うので日本版ではこの問題が起こることはない。

さて本題へ。3月に発売開始されてから2週間程たったくらいに、ギャラクシーS9・S9+(エクシノス9810)のユーザー、特にヨーロッパ圏からのユーザーがバッテリーの持ちがあまり良くなく不満があるとの報告が目立ち始めた。

ただし、こういったモノは個別の機種で違いがあったり、個人の感覚的なこともあり、本当かどうかわかりづらい面があるものの、それらが偽りでないことが判明しだした。

検証結果と照らし合わせると合点がいく

この問題が浮上する前から、第三者機関が行ったバッテリー持続時間の検証でギャラクシーS9・S9+のパフォーマンスはあまり良くなかった

Strategy Analyticsが行ったバッテリーの持続時間の検証や、Anand Techというところで行われた検証でギャラクシーS9・S9+のパフォーマンスが良くないという報告がなされている。

Strategy Analyticsの検証結果画像

Strategy Analyticsが行った検査は“一般的なスマホ利用時のバッテリーの持ち時間”の検査。ソニーのXperia XZ2が36時間でトップ。ギャラクシーS9は右から2つめの26時間52分。

ただ、この調査はソニーが依頼したものなので、XZ2のパフォーマンスに関しては若干“まゆつばもの”というか、鵜呑みにしていいのか難しいけれど、S9のパフォーマンスは他社のスマホよりも著しく悪いと言える。

 

Anand Techの検証結果画像

まず赤色のバーがスナップドラゴン845を搭載したS9+でネットサーフィンした際のバッテリー持ち10.48時間で、上から3番目で非常に良い。

しかしながら、エクシノス9810を搭載したS9+は9.66時間と“同じスマホ”なのにかなりの差が生まれている。

S9はこの画像の一番下のパフォーマンス。残念ながらS9はエクシノス版の結果しかないので、スナップドラゴン版と比較できないのだけれど、2年前のモデルであるS7エッジにすら及ばないパフォーマンスである。

これらの第三者機関の結果をみてわかる通り、決してギャラクシーS9・S9+のエクシノス版はバッテリーの持ちが良いとは言えないということである。

サムスンの回答

The Galaxy S9 is a reimagined smartphone designed to provide the best experience possible. Battery discharge time is dependent upon each user’s specific installed apps and settings, as well as other environmental factors. Both processors go through strict and rigorous testing considering real life usage scenarios, in order to provide the same top-of-the-line experience regardless of processor. Samsung is committed to delivering consistent battery performance over the lifecycle of the phone to provide users with an optimal experience.

Android Central より拝借:https://www.androidcentral.com/samsung-addresses-battery-issues-exynos-powered-galaxy-s9

大まかな要約:

・ギャラクシーS9革新的で最良の体験を追求するスマホ
・バッテリーの消費はユーザーの使用状況やアプリなどによって大きく変わってくる
・クアルコム製とサムスン製のチップは厳しい検査をされており、どちらも最高クラスの性能を備えており、両者による違いは極めて少ない
・バッテリーのパフォーマンスはユーザーに最適な体験を提供できるように作られている

っま大体こんな具合の説明をサムスンはしている。はっきし言ってしまえば、ユーザーの使い方や、アプリなどバッテリーが早く消耗してしまう状況というのは千差万別なので“われわれのチップが原因ではない”と言いたいのであろう。

最後にもう一度、日本で発売されるS9・S9+はこれに該当しない(だろう)

依然、国内での公式販売の情報が見当たらないので断言はできないけれど、私の記憶では日本で発売されるSシリーズは常にクアルコム製のスナップドラゴンのチップが搭載されていたハズ。

少なくとも前機種のS8、S8+、そしてNote8もスナップドラゴンが搭載されている。なので日本ではこの問題はないと考えて良い。

まとめ

日本、アメリカ、中国市場はクアルコム製のスナップドラゴン845が搭載される(ハズな)ので気にすることはないけれど、もし個人輸入したい人や、海外在住でこの記事をお読みの方はS9・S9+のチップがサムスン製のエクシノス9810であるかそうでないかは必ずチェックした方が良い。

もし、私がエクシノス9810のチップのS9・S9+しか購入できないのであれば、S9・S9+の購入はためらうであろうし、恐らく他のスマホを選択すると思う。

ディスプレイ問題に続き、バッテリーにも不安を抱えるS9・S9+ではあるけれど、この件に関しては日本版では問題ないと予想している。

 

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