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Xperia XZ2 & XZ2 コンパクト:イヤホン端子廃止の理由(公式)

本日のピックアップは「ソニーXeria XZ2 & XZ2コンパクト:イヤホン・ジャック(端子)廃止の理由(公式)」について。

XZ2とXZ2コンパクトは恐らく2018年に春モデルとして3大キャリアを中心に販売されるであろう、ソニーのフラッグシップ機。2月末にスペイン・バルセロナで行われたスマホの世界的見本市モバイル・ワールド・コングレスにて発表されたのがこのXZ2とXZ2コンパクト。詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事をどうぞ。

ソニー Xperia XZ2 簡潔な感想:MWCにて発表

ソニー Xperia XZ2 コンパクト 簡潔な感想:MWCにて発表

っで、デザインが大幅に変更され、その一環として「イヤホン・ジャックを遂に廃止」することになった。私の意見を簡潔に述べると、「トレンドに乗っただけなのかは断言できないけれど、賢明な判断ではない」ということにまめることができる。多少私の意見を入れつつもソニーの公式見解もまぜつつこの記事を書いていきたいと思う。

アイキャッチ画像はソニーモバイル公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.sonymobile.com/global-en/products/phones/xperia-xz2/design/

イヤホン・ジャック取り払った理由(公式)

ソニー・モバイルはその公式ブログ(英語)にて、「なぜ3.5mmイヤホン端子をXZ2、XZ2コンパクトから取り払うことになったのか?」という質問の回答としてこう答えている。

回答(英語:下に和訳を載せております)

This is part of the shift to our new Ambient Flow design language. In order to create the beautiful seamless design, our designers needed to remove the headphone jack. Plus, we’re aware of the major market trend toward wireless headphones over wired headphones.

私の訳

イヤホン端子の廃止は新しいデザイン・コンセプトである“アンビエント・フロー”によるものです。(アンビエント・フローとは丸みを帯びたデザインという意味なのだそう。) シームレス(つなぎ目のない)な美しいデザインを創り出すためには、イヤホン端子を取り払う必要がありました。それに付け加え、マーケット(ここではイヤホン関連のマーケットについてと思われる)のトレンド(潮流)が有線イヤホンからワイヤレス・イヤホンへ移行していることにいて、ソニーが認識していることに起因しています。

誤訳にならないように、注意しているので、長い訳になってしまっております。

これ以外にも、「ファイル・ウェブ」というオーディオの専門誌のウェブ版にて開発者とのインタビュー記事にて、イヤホン端子の廃止についてこう書かれている。記事はこちら(Xperia XZ2開発者に聞いた「イヤホン端子を無くした理由」。議論の果てに下した未来への決断)

「スマホ側から見れば、3.5mm口径のアナログイヤホンジャックを無くすことは本体のスリム化や、端子の孔を減らすことで気密性を上げる効果につながります。ただ、アナログのイヤホンジャックを求める方々の声が根強いこともよくわかっていましたので、開発陣の間でも、結論の出ない議論を長く続けてきました。その過程では、ソニーのオーディオ開発部門とポータブルオーディオのリスニングスタイルに関するアンケートを共有したり、ありとあらゆる側面から調査を行いました」。

「ワイヤレスリスニングのトレンドも顕在化しつつある中、USBデジタル接続に変わっても有線接続でのハイレゾ再生品質を確保すること、3.5mmイヤホンジャックへの変換アダプターを使って従来のヘッドホン・イヤホンをご利用いただける環境を整えることを条件に開発を進めて、結果、このタイミングでUSB接続に一本化するという判断に至っています」

やはり、イヤホン端子の廃止に関してはかなり“内輪でモメた”のでしょう。英語の公式ブログと開発担当者との意見を合わせて、私の意見を下に書いていきましょう。

イヤホン・ジャック廃止に関しての私見

スペースが足りないとは考えられない

ソニーモバイル公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.sonymobile.com/global-en/products/phones/xperia-xz2/display/

スリム化により、イヤホン端子を廃止せざるを得ない状況であるのならば理解はできるが、XZ2とXZ2コンパクトはむしろ前機種よりも“太っている”

厚み イヤホン端子の有無
XZ1 7.4 mm 有り
ギャラクシーS9 8.5 mm 有り
XZ2
XZ2コンパクト
最小6mm/最大11.1 mm
最小7mm/最大12.1 mm
無し

確かに、最も薄い部分はXZ2が6mm/コンパクトが7mmとイヤホン端子のあるXZ1やS9よりも薄いということはわかった。けれども、最大の部分は11.1mm/12.1mmという具合にその差が激しい

XZ2シリーズはそのふっくらした厚みを利用して、よりバッテリー容量を増やし、ダイナミック・バイブレーションという新機能のモーターを設置したけれど、末端の部分をスリム化した結果、近年でよく論争の対象となる「イヤホン端子の部分は撤廃」という最終デザインに落ち着いた。

スペースは有るのに無いという、矛盾した論理としか思えないのは私だけであろうか。勝手な想像ではあるけれど、イヤホン端子をつけようと思えばつけることができたと思う。

実用性でなくデザイン性を優先

シームレス(つなぎ目のない)な美しいデザインを創り出すためには、イヤホン端子を取り払う必要がありました。

結局はこれが答えなのだろう。実用性よりもデザイン性。XZ2とXZ2コンパクトのデザイン性の賛否は個人の好みによって別れるので敢えてツッコまないけれど、私は常々デザイン性よりも中身や価格を重視しているので、個人的には実用性を重視してほしかったと思っている。

デザイン性という観点により廃止とは言いつつも、イヤホン端子なんて、底面に付いている訳だから、デザイン性とはあまり関係ない場所なのではと思ってしまうのは偏見からくるものなのかと思ってしまう。

イヤホンのワイヤレス化はどれくらい進んでいるのか

昨年の2017年における有線イヤホンと無線イヤホンのグローバル・シェアは以下になる

有線イヤホン 59%
ワイヤレス(無線)イヤホン 41%

参考資料:Earphones & Headphones Market – Global Outlook and Forecast 2018-2023

個人的に、41%もすでにワイヤレス・イヤホンが普及しているのかと驚きつつも、結局まだまだ59%(約6割)はイヤホン端子が必要ということ。

確かに、ワイヤレス化が今後、増々進んでいくのは誰にでもわかることではあるけれど、まだまだ6割近くもの人がイヤホン端子を必要としてる状況で、敢えてこの時点でイヤホン端子を廃止する必要は全くないと思う。

逆にイヤホン端子が有るということは強みにもなるということを昨今のスマホのトレンドを見てみればよくわかるのだけれど、ソニーはそれがわからなかったのであろう。

ユーザーは有線にするかワイヤレスにするかは自分で選択したいわけであって、わざわざ変換アダプターとか持ち歩きたくはないという人が大半であると思う。私はワイヤレス・イヤホンを否定している訳ではなく、選択肢があるべきというのが私の意見。

まとめ

私は依然としてイヤホン・ジャックはスマホには残しておくべき機能だと思っている。恐らく2020年くらいまでは「無いよりかは有った方が良い」機能であると考えている。なので、今回のソニーの判断には非常にがっかりしている。

「デザイン性・スペースの都合・マーケットのトレンド」ソニーの言いたいことはわからないわけではないが、私は同意はできない。全く腑に落ちないと思っている。しかも今はイヤホン端子があるというだけでそれが強みになる時代なのにも関わらず。

ソニーファンには申し訳ないけれど、私はXperiaにはがっかりしきっている。

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