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Honor 9 レビュー:このスマホが約3.5万円で買えるなんて価格破壊としか思えない、現時点ではコスパ最強か?

今更ながらHuaweiブランドの「Honor(オナー) 9」をレビューしたい。ちなみにHonor(オナー) とは英語で“栄誉”とか“名誉”という非常に良い言葉である

 

アイキャッチはHuaweiジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/honor-9/

余談:実はHonor 9は昨年(2017)の6月に発表された機種であり、日本では10月12日に発売されている(価格.comより)。つまり、発表されてからもうすぐ1年経つので、Honor 10が発表されるという噂が立っている。まあこれは今後私のデイリーNewsで取り上げていくのでここでは深く書かない。

単刀直入な感想

総合的なバランスを考慮すれば、Honor 9(価格.comまたは格安Simの一括購入にて約3万3千円)がコスパ最強と言い切ってしまおう。少なくとも4万円以下で購入できるスマホで、これ以上のモノは存在しないと思うし、ヘビーユーザーやマニア層ではない、ミドルユーザー以下の人がもつスマホとしてはこれは最適だと思う。

2018年でも十分な処理能力(Kirin960 + 4GB RAM)をもち、デュアルレンズ・カメラを搭載、ストレージ容量 (64GB + micro SD)も十分5.15インチのIPS LCD液晶で解像度フルHDは価格を考えれば良い。

バッテリー容量も3200mAh5.15インチの画面サイズを考えれば十二分な量があり、イヤホン・ジャック(端子)も付いており、USB タイプ-C。この価格でこれだけの性能を兼ね備えたスマホは無いと言いたい。

残念な点は、現在では“当たり前”になりつつある「ベゼルレス・デザイン」ではないという点と、防水・防塵のIP規格やワイヤレス充電に非対応である点があげられる。

しかしながら、全てのマイナス要素を加味しても、この価格(約3万3千円・税込)を考えれば文句は出ないハズだ。ミッドレンジ・スマホでコスパ最強とでもいえるHuawei P10 Lite(約2万4千円)と比較しても、1万円を足して、Honor 9を購入したほうが私は得策であると思えるくらい。

それでは、このHonor 9について詳しく見てまいりましょう。

 

 

主なスペックと価格(執筆時)

チップ Kirin 960
RAM 4GB RAM
容量 64GB + micro SD (256GBまで)
バッテリー 3200mAh
カメラ 背面:1200万画素 (カラーセンサー) F2.2
2000万画素 (白黒センサー)  F2.2 (光学式手ぶれ補正)インカメラ:800万画素 F2.0
ディスプレイ 5.15 インチ IPS LCD
解像度:フルHD (1080 x 1920)
その他 USB-C、NFC、Bluetooth 4.2
価格  価格.com最安3万3千円 / 格安SIMの一括購入 3万3千〜5千円

 

良い点

 

価格:現在、全てのスマホでコスパ最高 (約3万3千円)

実はちょっと大げさな表現だなと自分でも思っているけれど、総合的に判断すればやはりHonor 9以上のコスパを誇るスマホはないと思う。少なくとも4万円以下で買えるスマホであれば、間違いなくHonor 9一択といえる。

昨年から超がつくほど人気のあるHuawei P10 Lite (約2万4千円)と比較しても、1万円をプラスしてもそれ以上の価値がHonor 9にはあると私は思っている。

現在、価格.com、格安SIMの大手での一括購入でも以下の通りである

Honor 9 価格.com 楽天モバイル OCN モバイル ONE
一括購入価格 約3万3千円 約3万5千円 約3万3千円

価格は税込・格安SIMは通話プラン限定の一括購入価格
楽天モバイルはキャンペーン価格なので今後価格は変更される可能性あり

後で性能面でも触れるけれど、価格.comで3万3千円とは本当に驚くばかり。楽天モバイルOCN モバイル ONEを通して、かつ通話プランに加入しなければならない条件を考慮しても、端末自体が3万3〜5千円で買えてしまうくらい破格な値段といえる。

ちなみに昨年の発表時のヨーロッパでの価格は449ユーロ (約5万9千円)・379ポンド(約5万7千円)。もちろんその時から10ヶ月経っているので、当時の価格と比べるのも「あれではある」が、すごいとしか言いようがない。

2年前(2016)のフラッグシップ機の処理能力

Kirin 960 + 4GB RAM

この組み合わせは2016年と2017年のフラッグシップ機である、Mate9(2016)とP10(2017)と全く同じ構成である。

現状でもヘビーユーザーやマニア層でなければ、全く何の支障もないパワーを保証してくれる。

下の画像はGSMArenaという信頼できるソースが測った処理能力のベンチマーク。

 

ちなみに、この数字はRAMが6GB版の端末を使用しているので、日本で販売されている4GBのものよりも数字は少し高めにでているけれど、4GB RAMでも極端にスコアが変わる訳ではない。

デュアルレンズ・カメラ

Huaweiジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/honor-9/

1200万画素 F2.2(カラーセンサー) + 2000万画素 F2.2 (白黒センサー)

一言でいうと「そこそこの質」と言える。ただし、この価格帯では十分満足できるといえる。このカラー・センサーと白黒センサーを2つ使って1つの写真・動画を作り上げるというのは、Huaweiが長らく行ってきた方法。

Huaweiのフラッグシップ機であるMate9やP10などの唯一の違いは「ライカ製」ではない点

まあ比較動画を見てもらうのが一番手っ取り早いのでまずはこちらを

Huawei Honor 9 Camera Test vs Galaxy S8 vs Mi 6

 

左:シャオミー Mi6 中央:Honor 9 右:ギャラクシーS8

特に右のギャラクシーS8と見比べてほしい。S8は2017年のフラッグシップ機の中ではトップレベルのカメラ性能を誇っているので、それと比べてHonor 9の出来栄えがどう思うかが重要になってくる。

私は、Honor 9は彩度(Saturation)が強く出過ぎてちょっとキツイなと思う点と、1:30あたりのS8のダイナミックレンジ(影の部分もキレイ)はさすがといえるパフォーマンスに対し、Honor 9は暗すぎる。暗所に関しては思ったほど悪くはないと思う。

動画性能の比較(始めの2分くらいで良いと思う)

HUAWEI HONOR 9 vs GALAXY S8+ CAMERA VIDEO

 

始めの2分くらいだけ見てもらえれば良いけれど、S8の動画の質はやはり素晴らしく、上でも述べたようにダイナミックレンジが良い。けれど、Honor 9が極端に悪いとは思わないのも事実で、トップクラスであるS8と比較してどれくらい劣るのかというのがわかるので良い比較例だと思う。

最後の比較動画

OnePlus 5 vs Xiaomi MI 6 vs Honor 9 Camera Test Comparison: A Tight Game![4K]

 

この3機種の中でHonor 9が一番シャープな画を作っていると思うし、動画主もそうコメントしている。個人的にはやはりOnePlus5やシャオミー Mi6がその会社のフラッグシップ機であるので、一歩半くらいはカメラ性能でHonor 9を上回っていると感じている。

しかしながら、この違いを見て、価格に見合わないほど重要だと思えばHonor 9を買わなければ良いし、この程度であれば十分に満足できると判断すれば、Honor 9のカメラ性能は購入する価値ありだと思う。

下部のベゼルを有効利用したナビゲーション機能

どういう意味かというと、以下の動画を2:34〜3:00くらいまで見てもらえればわかる(英語ですが操作を見るだけなので・・・)。

 

下のベゼルの部分を ◁○ロ に割り当てることが可能なので、5.15インチのスクリーンを有効に使うことが可能。

あと、Huaweiの指紋認証は高速なので便利ということを付け加えておきたい。

その他、良い点

5.15 インチ IPS LCDパネル フルHD画質

5.15インチと最近のスマホにしては小さい方だと思う。この程度のサイズであれば、フルHD(1920 x 1080)の解像度で十分にキレイな画面を楽しめる。

3200mAh の十分すぎるバッテリー容量

5.15インチの画面サイズを考えれば非常に容量に余裕があるといえる。急速充電にももちろん対応しているのでバッテリー面では多くのユーザーは心配いらないと思う。

イヤホン・ジャック(端子)あり

これは、私がいつも言っている「無いよりかは有った方が良い」モノ。

NFC & USB タイプC

NFCは毎日使う人もいるので、ないと困るという人も多いハズ。個人的には使わないけれど、必要な人には非常に重要なパーツ。

USBタイプCであるのはバッテリー・チャージの面や、将来的に全ての端末がUSB-Cになることを考えれば、これは非常に便利。

 

 

 

 

 

残念な点

価格を考えれば、残念な点をあげるのは心苦しいけれど、敢えてあげていきたい。

ベゼルレス・デザインでない

Honor 9が発表された2017年6月時点で、ベゼルレス・デザインであった機種は私の知る限り3つだけで、LG G6、サムスン・ギャラクシーS8、そしてシャオミー Mi Mix。これら以外で今では当たり前となったベゼルレス・デザインはなかったと思う。

Huawei P10でさへベゼルレスでなかったので、予算に制限の多いHonor 9がベゼルレス・デザインではないのは致し方ない。

ただ、このレビューを書いている現在(2018年4月)ではベゼルレス・デザインはミッドレンジ・スマホでも採用されているので、今Honor 9を購入すると、残念ながら旧型のスマホという感覚をどうしても感じてしまう。

個人的に2018年に購入するスマホがベゼルレス・デザインでないのには気が引けるのは認めざるを得ない。ただ、それでもその代償としてたった3万円でこのスペックを誇るHonor 9を手に入れることができるのであれば、納得はできる。

HuaweiのUIが嫌いな人には向いていない

HuaweiのUIはEMUIと呼ばれており、アンドロイドOSの中でもかなり複雑なカスタマイズが可能なUIになっている。

アンドロイド・ユーザーはシンプルで使いやすいストック・アンドロイド(素のアンドロイド)を求める声が非常に多く、HuaweiのようなUIを嫌う人が多い。

事実、64GBも容量があるにも関わらず、開封時の空き容量は46GBしかない。約18GBもこのUIのために使用されているのである。

個人的には、HuaweiのUIはストック・アンドロイド・ファンが毛嫌いする程、使いにくいモノではなく、実際に慣れれば結構便利な機能も多い。それでも私はストック・アンドロイド派であるけれど、まあそこまで嫌う必要はないと思っている。

 

Huaweiジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/honor-9/

 

その他、残念な点

防水・防塵のIP規格に未対応

IP規格に対応していないので、どこまで防水防塵なのかが不明。これはコスト・カットによる影響なのでしょう。

ワイヤレス充電非対応

これも上と同じで、まあ仕方がない。これだけ価格が安いのだから。でも、無いよりかは有った方良い機能。

 

まとめ

細かい点ではコストカットの影響が出ているのは事実で、ベゼルレス・デザインでない点、防水防塵でなかったり、ワイヤレス充電もできない。

他にもカメラの質やディスプレイなどは「必要十分」ではあるけれど、飛び抜けて良い訳ではないという点は考慮しなければならない。

全てにおいて最高クラスを求める人には「絶対にオススメしない」。そういう人は最新・最高スペックのiPhone XやギャラクシーS9やHuawei P20 Proなどを買うべきである、そしてそれ相応の価格を受け入れなければならない。

コスト・パフォーマンスという総合的な性能と価格のバランスという1点において、このHonor 9はやはり現時点では最高のスマホであると私は思っている。このHonor 9のパフォーマンスをたった3万3〜5千円で手に入れることができるというのは本当に素晴らしいといえる。

2016年のフラッグシップ機と同じ処理能力、そこそこ良いカメラ性能、バッテリー容量、5.15インチのIPS LCD液晶、フルHDの解像度、イヤホン・ジャック、USBタイプ-Cとこれだけ揃ってたった3.5万円以内で購入できるのである。

何度もいうが、これ以上の総合力を兼ねたスマホがこの価格で存在していることに驚くべきであるし、2018年の現時点で間違いなく4万円以下で買えるスマホの中では間違いなくコスパ最高といえる。

HonorやHuaweiのスマホは格安SIM会社が力を入れて販売している感じがするので、いろいろと各社を調べても良いのではと思う。一応大手どころでいくつかHonor 9を扱っているところを探したところ、楽天モバイルOCN モバイル ONEが比較的安いので是非、購入の際はいろいろと格安SIM会社を見てほしいと思う。

冒頭で書いたようにHonor 9は発表からすでに10ヶ月も経っているので、もうすぐ10が出るという噂がある。それでも、現時点では9のコスパは目を引くものであり、今購入しても決っして損はしないと思う。

 

 

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