HTC

HTC U11 名誉挽回にかけるHTC「渾身」のフラッグシップ!!!

昨今はかつてに比べ勢いが感じられないHTCですが、今回はかなり期待のできる、HTC U11についての感想を。

 

HTC日本公式サイトからのスクリーンショット https://www.htc.com/jp/smartphones/htc-u11/

単刀直入な感想

HTCは春先のHTC Ultra(ウルトラ)の失敗をこのU 11で見事にリカバリーしたと言っていい。このブログではHTC Ultraについてレビューする予定はないが、HTC Ultraは2017年において絶対に買ってはいけないスマホということだけは書いておきたい。本題のU 11は2017年上半期の中で“隠れた名機”かもしれない。スペックはスナップドラゴン835RAM4GB。背面は非常に美しいデザイン。前面は、残念ながら、いたって普通。なんだけれども、細かい点で他のフラッグシップ機よりも秀でているところがいくつかあり、特にスピーカーは恐らく防水機能を備えた機種では最高の音質といえるだろう。カメラの性能もトップクラス。ソフトウェアも最新の7.1.1と、うまくまとめてきたと言っていい。auでの一括購入価格は8万6400円、ソフトバンクなら一括購入価格は9万7920円。それでは詳しく見てまいりましょう。

主なスペック表

画面サイズ 5.5インチ SLCD(2560×1440)WQHD
チップセット Snapdragon 835
RAM(メモリ) 4 GB
容量 64 GB 外付けmicro SD可 (200GBまで)
カメラ 背面1200万画素 F1.7  OPS(光学式手ぶれ補正) HDR ブースト

インカメラ 1600万画素

バッテリー 3000 mAh

参照元: https://www.au.com/mobile/product/smartphone/htv33/spec/

良い点

マジで凄いBoomSound (ブームサウンド)

私はオーディオ関連には物凄く疎(うと)いのでうまく表現ができない、つまるところ全く解説できないので、YouTubeの比較動画を2つ載せておきます。一つはギャラクシーS8との比較、もう一つはiPhone 7Plusとの比較。

“HTC U11 vs Galaxy S8 – BoomSound At War!!”

 

“HTC U11 vs Apple iPhone 7 Plus – Speaker Test and Comparison”

 

聴いて貰えばわかるけれど、私が聴いてもギャラクシーS8はU11には歯が立たないレベル。動画の解説者いわくギャラクシーS8も十分な音量が出ているそう。

iPhone 7Plusの比較でも、ギャラクシーS8ほどの差は見られないものの、U11が優れているのは私の耳でもわかる。

ここで一つ強調しておきたいのが、U11、iPhone7、ギャラクシーS8は全て防水に対応していること。防水対応という同条件でこれ程までに差が出たということは如何にHTCがオーディオの質に拘(こだわ)っているのかが良く分かる。個人的に、イヤホンを使うことがあまりないので、このBoomSoundは高く評価している。

トップクラスのカメラ性能と動画撮影時の音へのこだわり

かつてHTCはカメラの性能が悪かった・・・というのも今は昔。U11はアンドロイド・スマホの中でもトップクラスに良い写真が撮れるようになった。HDRブーストという機能を搭載し、よりクリアでバランスの良い写真を撮ることができる。いやはや、HTCもようやくカメラ性能がトップを走るサムスンやアップルに追いつきましたな。特に、条件の悪い暗所での撮影はギャラクシーS8よりも優れた写真を撮ることもでき、大変あっぱれっと言いたい。参考にiPhone 7Plus、U11、S8の写真比較動画を。英語ですが、写真だけ見れば良いので暗所の性能の良さがわかると思います。

“Best Camera – iPhone 7 Plus vs Galaxy S8 vs HTC U11!”

 

さらに、動画撮影時の音声録音にも力を入れており、個人的に一番魅力を感じるのが、“音声フォーカス(英語ではアコースティック・オーディオ)”という機能。動画撮影時にズームインすると、ズームした場所からの音声を集中的に拾ってくれる。これは、今までにないスマホの機能で、野外コンサートなどでは最も力を発揮してくれると思う。その他、端末に4つもマイクを設置し、360度全方位マイクで3Dオーディオ録音もできるそう。HTCの“音”への力の入れ具合は半端ではない

唯一、難癖をつけるのであれば、4K・フルHD動画撮影時の手ブレ補正がギャラクシーS8ほど強力ではないという点。ただし、それでも十分な手ぶれ補正は効いているので、敢えてギャラクシーS8と比べれば、というだけで悲観する程のものではない。参考動画をどうぞ。毎度英語ですがお気になさらず。

“HTC U11 vs Galaxy S8 Camera Test Comparison”

 

おそらく、ギャラクシーS8は現状のスマホで最もカメラ性能が良いと思われるので、それにかなり肉薄しているのが上の比較動画でわかると思う。

個人的には写真ならU11の方がギャラクシーS8よりも美しい写真が撮れると思う。両者の差は極めて小さいけれど、自然な絵作りはU11が勝っていると思う。ギャラクシーS8は元々彩度(Saturation)が強く出る、簡単にいうと色のコントラストが自然な色よりも若干“濃く”写す傾向が強いので、私ならU11を選択する。

ただし、動画の手ぶれ補正はS8の方が優秀なので、動画を撮る人ならS8の方をおすすめする。総合的に評価すればほんの少しS8が上、写真ならU11。一つ付け加えておきたいのは、“音声フォーカス”機能はU11にしかないので、本当に甲乙つけがたい

その他、良い点

OSのアップデートも早く最新の7.1.1とこういうのは地味ながら重要。ライバルのフラッグシップ機同様に、スナップドラゴン835RAMを4GB防水IP675.5インチQHDディスプレイ、そして傷に強い、ゴリラガラス5を両面に採用。3000mAhのバッテリーは若干少ない気もするがギャラクシーS8よりも電池の持ちは良いという情報もあるので、1日使うには問題はなさそう。

 

 

残念な点

3.5mmイヤホン端子の廃止

なぜiPhone7の失敗を追随するのだろうか。。。確かに、今後はイヤホン端子がなくなっていく方向であるのはわかる。だけれども、依然世界中では3.5mmのイヤホン端子を利用しているのが大多数。イヤホン端子を廃止してしまうと、充電中はBluetooth以外のイヤホンを使えなくなるので、更に不便と、現状では廃止することによるメリットよりもデメリットのほうが大きいと思われ、これはイヤホンを良く利用する人には痛手なのは確実。私のように外出中に全く音楽を聴かない人は稀なので、なぜHTC Ultra同様に廃止したのかが疑問。“そこは音にこだわらないのか”と聞きたい。

一応ではあるけれど、そこそこ性能の良いUSB-タイプC対応の付属イヤホンがあるし、USB-タイプCからイヤホン端子へのアダプターも付属している。けれど、そんなものいらないから、イヤホン端子つけろよ。っと思う人は多いハズ。

ベゼルが・・・

画像引用元: https://www.androidauthority.com/htc-u11-review-772122/

これは、ソニーのXperia XZ Premiumの時にも書いたけれど、2017年はベゼルレス・デザイン元年といってもよく、ギャラクシーS8やLG G6を筆頭にこれが今後主流になっていくと思われる。まだ2017年のiPhoneが発表されていないけれど、噂ではiPhoneもベゼルレスを採用するらしい。確証ではないけれど。HTCはおそらく来年以降にベゼルレス・デザインを採用するのでしょう。

販売するタイミングが遅い!!遅すぎる!!

なぜもっと早くこの端末を売り出さなかった!? “もし”このU11がギャラクシーS8よりも先に発表され、ギャラクシーS8よりも1ヶ月程前に販売開始されていれば、世界はこのU11をもっと高く評価したハズ。もっと端末も売れたことであろう。だがしかし、2017年の上半期のフラッグシップ機がほぼ出尽くした頃に、いくらこの端末が素晴らしいといっても、遅きに失っした感があり、もうすでにみんなの注目を集めることはできない。なぜ、Ultraというしょうもないスマホを開発途中で打ち切って、U11に集中投資して前倒しでこの端末を完成させなかったのか。悔やんでも悔やみきれない、HTCの失策といって良い。

 

現状ではなんともいえない点

普段では、いつもこの後にまとめに入るのだが、U11が変わった新機能を搭載しているので少しだけその解説を。

「エッジ・センス」と呼ばれる機能で、端末の両端を握るとセンサーが反応して、カメラを起動させたり、アプリを開いたりできるそう。設定により自由にアプリや機能を割り当てられる。ただし、この“動作”が今後のスタンダードとなるかどうかはユーザーがどう判断するかによるのでしょう。私でさへ、こればかりは今後どうなるのかが全く予想できない。革新的なアイデアとなるのか、来年にはなくなっているのか、見ものですな。

まとめ

詳しく見ればみるほど、U11の良さがわかる。2017年のフラッグシップ機として必要不可欠な要素はほぼ全て揃っている。スナップドラゴン835、RAM4GB、容量64GB + micro SD可、防水(IP67)、QHDディスプレイとこの辺りは他のフラッグシップ機と同じ。

これに付け加えて、防水対応しているのにも関わらずBoomSoundという最高品質のスピーカーを備え、カメラ性能も最高クラスのギャラクシーS8に引けを取らない描写力、もしくはその上をいく。暗所ではU11が恐らく最もキレイに撮れる端末かもしれない。動画は若干手ぶれ補正に改善の余地はあるが、悲観する程でのものではない。

一応、今後どうなるかはわからないけれど、エッジセンスがどこまで便利か否かは個人的に注目していきたい。

一番の問題点はイヤホン端子の廃止で、困る人は多いハズ。付属のイヤホンはなかなか優秀なので、イヤホンに拘(こだわ)りがなければ気にする必要はない。お気に入りのイヤホン、ヘッドホンがある人は注意が必要。

ベゼルやイヤホン端子の有無に問題がないのであれば、U11は本当に“買い”だと思う (auでの一括購入価格は8万6400円、ソフトバンクは9万7920円)。特に、オーディオにこだわりがあるのであれば、U11一択と思うくらい。ギャラクシーS8やソニー Xperia XZ Premiumなどに比べるとあまり注目されていない端末ではあるけれど、HTCは非常に優秀な端末を窮地に立たされた土壇場な状況で出してきたと断言できる。

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