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ファーウェイ Mate 10 Pro 長期レビュー:バッテリー重視の方には間違いなくオススメのスマホ

Mate 10 Proが日本で発売されてから約8ヶ月経った今、「再訪レビュー」を行いたいと思う。

現在、じゃんぱらの未使用品の価格が59800円(税込み)まで下がっている。今、Mate10 Proを購入すべきかも検討したい。

今回は「再訪レビュー」のため、細かい点は下のレビュー記事をご覧ください。

アイキャッチ画像、記事内画像はHuawei公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/mate10-pro/

 

単刀直入な「再訪」の感想

正直なところMate10 Proは「良い点はとても良いのだけれど、残念なところが少し目立つ」というのが長期間経ったあとの私の感想。これはP20 Proと同様の印象であり、一言でいうと「ムラのある」スマホだと思う。

Mate10 Proの最大の武器はバッテリーライフに尽きる。4000mAhという大容量のバッテリーを積んでおり、今でも多くの2018年のフラッグシップ機よりも優れている。バッテリーの良さが何よりもMate10 Proの売りになると思う。

カメラ性能は、「写真に限れば」十分に優れた写真を撮ることが可能。特にProモードは「カメラに慣れた」人であれば使いやすく、納得のできる写真は撮りやすい。しかしながら、動画に関しては「ライバル機よりも遅れており」特に4K動画撮影は全く使い物にならない

ディスプレイの質はフルHD+の解像度のAMOLEDディスプレイで十分に満足できる。ベゼルレス化も2018年のスマホと比べても遜色なくスクリーン対ボディ比は80.9%となかなか良い数値だといえる。

スピーカーの質も2017年のスマホとしてはかなり良質な方といえる。ただ、問題はイヤホン・ジャックをMate10 Proから廃止したのはかなり痛い点だと思う。

ファーウェイのOS(EMUI)は好き嫌いの別れるアンドロイドOSだと思う。ファーウェイ色が強く、カスタマイズ性が豊富ではあるものの、私はあまり好きではない。

少し不便な点は、micro SD不可、ワイヤレス充電不可、という点だろう。Mate10 Proを「ムラのあるスマホ」と私が表現するのはこれが主な理由。

価格に関しては私がMate10 Proをレビューした当初は「8万8170円」したけれど8ヶ月経ち現在は以下のように

  • 価格.com最安値 → 6万7700円
  • 個人輸入 (イートレン) → 6万9100円
  • じゃんぱら (未使用品) → 5万9800円

現在、最安のじゃんぱらの価格(約6万円)と発売当初の価格(約8.8万円)を比べると、約2.8万円も値下がりをしている。ようやく「買っても良いかな?」と思える値段になってきた。

それでは、もう少し詳しくMate10 Proについて書いていきたいと思います。

 

 

バッテリーライフは今でも最高クラスのパフォーマンス

私はMate10 Proのレビューをした当初、4000mAhもバッテリーがあるけれど、思ったほどバッテリーが持続しないと報告した。

しかし、これは間違いだった。その後ソフトウェアがアップデートされバッテリー・ライフが本来あるべきパフォーマンスを取り戻した。調べてみると、Google Play Service にバグがあり、それが原因でバッテリーの持ちが悪くなっていたそう。

現在でもMate10 Proのバッテリーライフは2018年のフラッグシップに全く引けを取らないレベルで、むしろ他のスマホよりもバッテリーのもちは全然良い。

4000mAhのバッテリー容量はやはり伊達じゃないということを証明しており、バッテリーライフこそがMate10 Proの最大の武器であるといえる。

 

カメラ:写真 → ◯ 動画 → ☓

写真:特に暗所の描写力は良い

写真の総評としては2018年のフラッグシップ、例えばS9+に比べるとハイダイナミックレンジの幅が狭く、色味もファーウェイ特有の彩度が強めのパフォーマンス。

日中の写真は「必要十分」程度の画質なのだけれど、注目すべき点は「暗所や夜景」の出来栄え。P20シリーズのような「ナイトモード」こそないのだが、それがなくても非常にシャープでノイズの少ない写真が撮れる。

あと、Pro Modeの設定は使いやすいので、写真をマニュアルで撮ることに慣れている人であれば確実に自分の思うような画作りに近づけることが可能。

もちろん、白黒レンズを搭載しているので、モノクローム写真を撮るのにも最適なスマホといえる。

動画:4Kは全く使えない

これはKirin 970のチップの処理能力が要因なのかはわからないけれど、Mate10 Proや最新のP20 Proでも4K動画の撮影は「全くオススメできる品質ではない」

フルHDに落とすと、「必要十分なクオリティー」には落ち着くものの、業界トップのPixel 2やiPhone X、ギャラクシーS9などには遠く及ばない。

iPhone X との比較動画(Danny Wingetより)

 

 

スピーカー:隠れた逸材

レビュー時にはスピーカーについては全く触れていなかったけれど、Mate10 Proのステレオ・スピーカーのクオリティは良い。2017年のスマホの中でもかなり優秀な部類に入る。

下の動画はiPhone8 PlusとPixel2 XLとの比較になるけれど、ほとんど引けを取らない勝負といえる。ちなみにiPhone 8PlusとPixel2 XLは2017年のスマホのスピーカーとしてはトップクラスの実力。

iPhone 8Plus との比較 (左 Mate10 Pro、右 iPhone X)
Pixel2 XL との比較

 

OS:EMUIは好みが別れる

ファーウェイのOSであるEMUIはかなりファーウェイ色の強いOSなので好き嫌いが別れる。カスタマイズ性が豊富で、細かい点まで設定が可能ナックル・ジェスチャーと呼ばれる機能も使いやすい。

ただ、私はこのEMUIがそれほど好きではない。もちろん使っていけば慣れるので「大きな支障」がある訳ではないのだが、純粋なアンドロイドOSが好きな人間には「不向き」だと思う。

通知の表示が不満

通常、アンドロイドの通知表示は、左右にスワイプすれば消すことができるが、それができない。更に通知を下にスワイプして「表示内容を広げる」こともできない

下の動画(英語)で私の言っている意味がわかると思います。左右にスワイプしても通知を消せず、ロック解除しないと通知を細かく見ることができません。

これは非常に細かい点なのですが、通知表示は毎日、毎時間「自然と使っている機能」なのでこういった不満は積もりに積もってきます。

 

イヤホン・ジャックなし、micro SD不可、ワイヤレス充電不可

これらすべてが一切使えないのは痛すぎる。発表時の価格が9万円近くもしていたのにこれでは納得がいかない人も多いだろう。せめてこの内の1つか2つは対応するべきであったと思う。

もちろんmicro SDが使えなくても本体容量は128GBあるので十分ではあるけれど、micro SDカードが挿せるという選択肢は「ないよりあったほうが良い」。

 

 

価格:2018年8月 5万9800円(じゃんぱら)

Mate10 Pro 価格
価格.com 6万7700円
個人輸入 6万9100円
じゃんぱら 5万9800円

*個人輸入はイートレンの価格を参考
*じゃんぱらは未使用品の価格

現時点で、買うなら「じゃんぱら一択」といえる。私がMate10 Proを12月にレビューした当時は8万8170円(価格.comより)だったので、そのころに比べると2.8万円ほど値下がりしている。

Mate10 Proの現時点での総合的なパフォーマンスを考慮すれば6万円という価格は「コスパ最高ではないけれど、買っても良い値段」だと思う。

少なくとも「国内で買えるSimフリーフラッグシップ機」の中では「iPhone 8」と良い勝負だと思う。もしあなたがスマホを個人輸入で購入することに抵抗がなければ、「OnePlus 6 やソニーXZ2(香港版)」が今のところ最もコスパが良い選択肢となる。

 

iPhone 8、OnePlus 6、ソニーXZ2と簡単な価格比較
機種 販売元 価格
Mate 10 Pro じゃんぱら 5万9800円
iPhone 8 じゃんぱら 6万9800円
OnePlus 6 イートレン 6万6000円
XZ 2 イートレン 6万5000円

*iPhone 8はSimロック解除済みで未使用品の価格
*OnePlus 6、ソニーXZ2は「送料、消費税すべて込み」の価格

6〜7万円の価格帯で見比べると、2018年のフラッグシップ機であるOnePlus 6やソニーXZ2がおり、約7万円だせばiPhone 8が買える。いずれも総合的なパフォーマンスではMate10 Proと同等、またはそれ以上だといえる。

具体的に価格を見比べるといかに「厳しい世界」なのかがよくわかる。

 

価格.com公式サイト
イートレン公式サイト
じゃんぱら公式サイト

 

 

まとめ

Mate10 Proは「バッテリーライフ」を最重要視する人であれば間違いなくオススメできるスマホだといえる。この点に関してはほとんどの2018年のフラッグシップ機よりも優れたパフォーマンスを発揮している。

Mate10 Proのバッテリーライフに真っ向から対抗できるのは今の所、「P20 Pro」「Note 9」「LG V30」くらいだろうか。

カメラの写真は「良好」、スピーカーは高品質、ディスプレイも十分に美しく、ベゼルレス化も十分だと思う。これらは2018年のフラッグシップ機と比べても「及第点」はつけられる。

しかし、動画性能、イヤホンジャックなし、micro SD不可、ワイヤレス充電不可は手痛いマイナス・ポイントだと思う。

価格は現在5万9800円(じゃんぱら)なので、Mate10 Proの総合的なパフォーマンスを考えれば「買って損はない」と断言はできる。しかし、「ベストな買い物」かと問われれば、そうではないと思う。

Mate10 Proを購入する最大のポイントは先にも述べた通り、「バッテリーライフの良さ」を求める人には十分オススメできる。

バッテリーライフがそこまで重要ではない人は、OnePlus 6やソニーXZ2(香港版)、そしてiPhone 8が同じ価格帯にあるので、そちらも候補に挙げた上で、自分に最適なスマホを選択すれば良いと思う。

 

私がおすすめしているケース
シュピゲン:約1500円〜

 

 

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