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Huawei Mate 9 をレビュー!! 発売後8ヶ月経ったモンスターは健在か!?

発売から約8ヶ月経ち、次期端末のMate10の噂がたつ頃にも関わらず、Mate9を今更ながらレビュー。

 

Huaweiジャパン公式サイトよりスクリーンショット: https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/mate9/index.htm

単刀直入な感想

2016年の後期に発売された端末ながら、価格.comの人気スマホ・ランキングで今なお10位に位置するMate 9 (執筆時で5万2千円弱)。昨年日本で公式販売しているフラッグシップ機ではコスパ最強だったといえる。そして現在でもコスパ良好な素晴らしいスマホ。Kirin960 + RAM 4GB のパフォーマンスは2017年にスナップドラゴン835を搭載した他のフラッグシップ機よりかは若干劣るものの、十二分に素晴らしいパフォーマンスを発揮するし、なんといってもバッテリー4000 mAhは大容量も大容量。5.9インチという大画面にも関わらず筐体のサイズはiPhone 7Plusとあまり変わらない。ただ、カメラにはまだ改善が必要で、特に動画のパフォーマンスは非常に悪い。まあ色々と掘り下げてまいりましょう。

主なスペック表

画面サイズ 5.9インチ LCD IPS (1920×1080) フルHD
SoC Kirin 960
RAM(メモリ) 4 GB
容量 64 GB 外付けmicro SD可 (256GBまで)
カメラ 背面: 1200万画素 カラーセンサー F2.2 (ライカ製)

2000万画素 モノクロームセンサー F2.2 (ライカ製)

インカメラ 800万画素 F1.9

バッテリー 4000 mAh

参照元: https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/tech-specs/mate9-jp.htm

 

良い点

Kirin960 & RAM 4GB は2017年でも十分に素晴らしい性能

Kirin 960は2016年のチップセットにも関わらず、その性能は本当に素晴らしい。ベンチマークの取り方にもよるけれど、総合的にみてもiPhone 7PlusのA10やスナップドラゴン821に匹敵又は、場合によってはそれ以上の性能を発揮する。(英語ですがソースはこちら)。当たり前だが2017年上半期でも、全く何の問題もなくサクサク動くのは保証できる。3Dゲームをこよなく愛するスマホ・オタクであれば、様々なベンチマークの結果を見てスナップドラゴン835などと比較・検討することをおすすめするけれど、3Dゲームを全くしない私のような人間ならば、2017年8月現在でも躊躇なく購入していいレベル。

4000mAhバッテリー & フルHDディスプレイは理想

まずバッテリーから。いやはや4000 mAhとはお見逸れしました。4000 mAhとか少し前のタブレットかといいたいくらい、大容量。4000 mAhあれば、どんなに使い込んでも最低でも1日はもつ。私ならおそらく1日半はもつと思うし、人によっては2日もつ可能性も十分。なんだかんだ言って、バッテリーがなければ何も出来ないのが携帯端末。その期待に応えてくれたのがMate 9といえる。

そして長時間のバッテリー持続を影で支えているのがフルHDディスプレイ。Huaweiはここは敢えてQHD(2K)ディスプレイにしなかったと推測。何度もいうように個人的には、スマホはフルHDで十分と思っておりそれ以上解像度が上がってもあまり恩恵を受けれるとは思っていない。しかも、このIPS液晶のディスプレイが普通に美しい、QHDと言われればそのまま何の疑問も抱かないレベル。ただ、最近はスマホでVRゲームをする人もおりVRをするにはフルHDでは対応しきれない。今後は恐らくHuaweiもQHDに対応しなくてはならないので今年発表されるMate 10はQHDになるのでしょう。私はVRはやったことがないけれど。

4000 mAhにフルHDディスプレイの組み合わせはVRをしない私にとっては文句のない構成で、本当に理想といえる。他社も見習うべき構成。

デュアルレンズがもたらす効果

Huaweiジャパン公式サイトよりスクリーンショット: https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/mate9/index.htm

Huaweiはいち早くデュアルレンズを採用した会社の一つで、しかもその構成が面白い。一つは1200万画素(F2.2)のカラー・センサー、もうひとつは2000万画素(F2.2)のモノクローム(白黒)・センサーで、しかも焦点距離が同じ。この2つのカメラを使い一つの写真を作り上げるそう。他社のデュアルレンズは基本的に焦点距離が違うので写真を撮るときは一つのレンズしか起動していない。例えば、iPhone 7Plus は標準レンズと望遠レンズという構成。P10の時にも書いたけれど、私はHuaweiのこのアプローチを好意的に見ており、カメラ好きにはクセになる面白さが存在する。

まず、ワイド・アパチャー機能。2つのレンズを使うことで、1枚の写真を撮る際に同時に被写界深度を測定しているそう。そうすることにより、写真を撮った後に、F値を変更して被写体を際立たせるよう、ボカした写真に変更したり、逆にF値を上げて全体をシャープに見せることも可能。他にもフォーカスポイントも撮影後に変更できたりと、面白いことが色々とできるのが、このワイド・アパチャー機能。ただし、これは全てソフトウェア上で加工しているので、一眼レフのように自然なボケにはならない。けれど、私はこのソフトウェア加工だけでも十分満足してしまう人間の一人。

もうひとつは、ソフトウェア加工に頼らない、2000万画素のセンサーを駆使したモノクローム(白黒)写真。これは、楽しい。本当に写真の楽しさを味あわせてくれる。モノクローム・センサーで撮った素の白黒写真が撮れるので、その描写は本当に美しく、普段使いのスマホで、写真の楽しさを違った角度から堪能することができる。

本当に安い価格

Mate 9の価格は性能の割に本当に安い。価格以外にも色々と言いたいことがあるので、コスパは素晴らしいということを、ここで書いときます。では次へ。

その他、良い点

5.9インチ・ディスプレイにも関わらず、スマホのサイズはそこまで大きくないiPhone 7Plusと比べるとほんの少しだけ横幅が広いだけで、ほぼ同じサイズといっていい。つまりそれだけiPhoneがスペースを無駄にしているということ。Mate 9がここまでベゼルレスということは後継機のMate 10はどこまでベゼルレスになるのか興味が湧く。

ソフトウェアは良し悪しが混在している。残念な点はあとで解説を入れるとし、良い点は、まずアプリ・ドロワーが追加されたこと。これで“普通のアンドロイド感”を取り戻すことができる。私はHuaweiがアンドロイドなのにこのアプリ・ドロワーを採用しなかった点が謎すぎだったけれど、ようやくユーザーのニーズがわかってきたのでしょう。

指紋認証ボタンを使ったスライド・ジェスチャー。指紋認証のボタンは、指紋認証に加え、ジェスチャーを付け加えられる。いや、文章にするととっても難しい。指紋認証ボタンを上から下に指を滑らせると「通知パネル」が表示される。これは便利。5.9インチのディスプレイなので、毎回毎回、画面の一番上から通知パネルを出すのは意外と面倒くさい。これはかなり助かる。

後は、ナックル・ジェスチャーといって指の第二関節を使って色々な機能を使うことが可能。例えば、コンコンと画面を2回ノックすればスクリーンショットが撮れる。それ意外にも色々と便利な機能があるので、気になる方は各自お調べ下さい。

ツイン・アプリ」。フェイスブックなどのアカウントを2つ持っている人ならば、ログアウトしてもう一方のアカウントにログインしなおして、2つのアカウントを行ったり来たりなどせず、各々違うアカウントの状態でアプリが使える機能。人によってはこういったカスタマイズ性は重要になるでしょう。

 

残念な点

不要なプリインストール・アプリ

まずHuaweiの端末全般に言えるけれど、Mate 9も不必要なアプリが未だに多い。元々Googleから提供されているアプリと被っている場合もあれば、全く使わないアプリもある。アンインストールが可能なアプリはあるけれど、できないものもあるのでこういった不要アプリはうっとうしい。何度もこのブログでいっているように、多くのアンドロイド・ユーザーは素のアンドロイド (ストック・アンドロイド)を求めており、容量を圧迫する不要なアプリは邪魔以外、何者でもない。

多機能すぎて使いこなせないEMUI

EMUIとはHuaweiがアンドロイドをベースに作っているUIの名前。良い点で述べた、ナックル・ジェスチャーやツイン・アプリなどの便利な機能がある反面、たくさんありすぎて私は使うことはないだろうと思う機能も多い。フルに活用できる人なら良いけれど、なくても困らないと思う私のような人間からすると「今後ももっとシンプル路線を」とHuaweiに言いたくなる。

なぜ今後「も」と言ったのかは、お世辞抜きで、EMUIは良くなってはきている。アプリ・ドロワーを追加してくれたり、以前ほどは不要なアプリをプリインストールしていなかったりと、徐々に改善はしてきているので、今後EMUIがどうなっていくのかは気になるところ。

iPhone 7やギャラクシーS7 には劣るカメラ性能

Huaweiのフラッグシップ機のカメラ性能は写真・動画ともに向上してきているのは確かだけれど、Mate 9ではまだアップルやサムスンには劣る

まず、Mate 9の写真は素晴らしいと思う。特に様々なモードが用意されているので、マスターすればなんでもできそうなカメラだけれど、その分使いこなせない人も多いかもしれない。個人的に、写真について言えば、iPhoneやS7との大差はほぼないと思う。ただし、Mate 9が劣る部分は動体に弱いこと。動体に弱いということはシャッタースピードが遅いと思われる。

そしてカメラ性能で最もヒドいのが、動画の手ぶれ補正。これはiPhone 7やギャラクシーS7とは比べ物にならない。これは大幅な改善が必要。下の動画を3:36あたりから見てもらえればわかるけれど、それはそれはヒドい。Mate 10がどこまで改善されるのかに期待しましょう。現状はいくら光学式手ぶれ補正(OIS)搭載といわれても、ヒドいものはヒドいとしか言いようがありませんな。おそらくではあるけれど、OISは動画時には機能していないと思われる。

 

 

まとめ

Kirin 960 + 4GB RAM がもたらす性能は2017年8月の時点でも、申し分ない。普通の人なら少なくとも2年は何のパワー不足も感じることなくサクサク動いてくれるでしょう。ライト・ユーザーなら3年はいけるかも。デュアル・レンズも素晴らしく、写真を撮るのに楽しめる要素も多く、私なら白黒写真に夢中になるレベル。バッテリーとディスプレイの構成は理想的でVRゲームをする予定のない人ならば最高の組み合わせ。そして2017年8月の現時点で価格が5万2千円弱。発売から8ヶ月経ったとはいえ、このスマホのクォリティーから見れば、このコスパは素晴らしい。もちろん欲を言えばもうすぐ4万円台とも思えるけれど、現状、日本で公式販売している機種で5万円程の端末ならばMate 9以上のスマホはないといえる。

ただし、Mate 9にも弱点はあり、ソフトウェア面はユーザーさへ慣れれば良いものの、カメラ性能はiPhone 7やギャラクシーS7にはどうしても劣ってしまう点もあるのでその辺は買う人の理解が必要といえましょう。

あと、10月に発表と噂されているMate 10。これが発表されるとおそらくMate 9の価格も下がると容易に予想できるので、今どうしてもMate 9が必要という方でなければ、あと数ヶ月ほど待ってみても良いのでは

Mate 9は本当にコスパ良好なスマホ。大画面好きなら必ずチェックしておきましょう。

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