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コスパ最強!? Huawei (ファーウェイ) P10 & P10 Plus をレビュー

Huawei (ファーウェイ) P10 & P10 Plus が発売されて2ヶ月程たったので私のレビューを。 発表時の私が書いた記事はこちら。

 

Huaweiジャパン公式サイトよりスクリーンショット(上記及びアイキャッチ):  https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/P10-JP/index.htm         https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/P10PLUS-JP/index.htm

単刀直入な感想

現在価格.comによるとP10が約5万7千円P10 Plusが約6万8千円。この価格を考慮すれば、コスパでP10に勝るフラッグシップ機を探すのはかなり難しいと思う。Kirin960のチップセットは昨年に開発されたチップセットではあるものの、2017年でも十二分にスナップドラゴン835と張り合うだけの性能があり、4GBのRAM64GBの容量ライカ製レンズのカメラも素晴らしい。動画撮影に改善点が必要と思われるものの、バッテリーや急速充電など、フラッグシップ機として特に不満に思う点も少ないこの価格で、これだけのパフォーマンスを発揮するのだから本来もっと注目されるべき存在といえる。それでは、前回の記事では深く追求できなかったところもあるので、詳しく見てまいりましょう。

主なスペック表

画面サイズ P10: 5.1インチ LCD IPS (1920×1080) フルHD

P10 Plus: 5.5インチ LCD IPS (2560×1440) QHD

SoC Kirin 960
RAM(メモリ) P10 & P10 Plus 共に: 4 GB
容量 P10 & P10 Plus 共に: 64 GB 外付けmicro SD可 (256GBまで)
カメラ 背面: 1200万画素 カラーセンサー (ライカ製)

2000万画素 モノクロームセンサー (ライカ製)

*P10はF2.2、P10 PlusはF1.8

インカメラ 800万画素 F1.9 (ライカ製)

バッテリー P10: 3200 mAhP10 Plus: 3750 mAh


参照元: https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/tech-specs/p10plus-jp.htm
  https://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/tech-specs/p10-jp.htm

良い点

正しいデュアルレンズのあり方を理解している

*デュアルカメラ又はデュアルセンサー、デュアルレンズとはカメラが2つ付いてるという意味で使ってます。

2016年3月にLG G5やHuawei P9が背面に2つのカメラセンサーを搭載して以来、徐々にこのデュアル・センサーがフラッグシップ機のスタンダードになりつつある。2016年秋にはiPhone 7Plusでもデュアルセンサーが採用されたことからも今後はこのトレンドは続くと思われる。

Huawei (ファーウェイ)はiPhone 7Plusのように標準レンズと望遠レンズを組み合わせている訳ではなく、1つのレンズはカラー・センサー(1200万画素)、もう1つは白黒・センサー(2000万画素)の両方のレンズを使い一つの写真を作り上げているらしい。なので、もちろん両方とも焦点距離が同じということになる。これは他社にはない試みで、個人的にはこのユニークなアプローチを非常に好意的にみている。2つのレンズを使うことによって、面白いことが色々とでき、カメラ好きにはクセになる面白さが存在する。

まず、当たり前だけれど、白黒・センサーのみを使ってソフト加工によらない、モノクローム写真を撮ることができる。その出来はスマホの白黒写真では他の追随を許さないほど出来が良い。

もう一つは、ワイド・アパチャー機能で、この機能をONにして普通に写真を撮ると、撮影後に写真のピントを変更したり、F値を変更してボカした写真にしたり、逆にF値を上げて全体的にシャープな写真に変更したりできる。どうしてこのように変更ができるのかというと、2つのレンズで被写界深度を測っているそう。ただし、これは全てソフトウェア加工なので、一眼レフのように物理的に自然なボケが出ている訳ではない。それでも、スマホでここまで遊べるのだから、私はこのワイド・アパチャー機能を高く評価している。

最後に、P10のダイナミックレンジは恐らく2017年上半期のフラッグシップ機の中でもかなり優秀な部類に入ると思う。特に、HDRモードで撮った写真はiPhone 7Plusをも凌ぐと思う。下の動画の4:15あたりを見てもらえればわかる。これも恐らくデュアルレンズによる効果が大きいと思われる。

 

総合的にみても、ライカ製デュアルレンズの写真は素晴らしい。彩度(Saturation)が強くでるギャラクシーS8とは逆で彩度が弱くでる。これは好みによるけれど、特にバランスが悪いわけではない。もしヴィヴィッドで彩度が強い写真が好みの人であれば、P10の写真は物足りないかもしれない。そうでなければ非常に良い写真が撮れるし、なんといってもモノクロ写真はスマホの中ではナンバーワンだろう。それ以外にも3D顔認識モードで人物と背景をボカした写真も撮ることができる。写真面ではP10は非常に優秀といえる。

チップセットKirin960のパフォーマンス

昨年に開発されたものの、Kirin960の性能は2017年でも素晴らしい。他のアンドロイド・フラッグシップ機に搭載されているスナップドラゴン835には及ばないものの、Kirin960は現時点でも十二分な性能を発揮している。スナップドラゴン835が2017年に開発されたチップセットであるので“数字上”ではKirin960よりも優れている面が多い。それでもKirin960は現状では全く動作でもたつくようなラグなどはなく、優秀なチップセットであると思う。個人的に3Dゲームなどに縁のない私にとっては、Kirin960のパフォーマンスで困ることはあと2年はないであろう。3Dゲームを良くされる方ならばAntutuなどでスナップドラゴン835などとベンチマークを比較・確認をすることを強くすすめる。

価格!! フラッグシップ機として最高クラスのコスパ

そしてやはり重視しなければならない項目が価格。っま単純にいうとコスパ。現在P10が約5万7千円、P10 Plusが約6万8千円ということで、この値段は他のフラッグシップ機の一括購入価格が10円近くする端末と比べるとかなり安い。(例: ギャラクシーS8、Xperia XZ Premium共に9万3960円、HTC U11は8万6400円)

もちろん、電話会社から買うので「なんちゃら割引」など、得しているのか損しているのかよくわからない割引の計算は無視して、単純に一括購入で考えれば、2〜2.5万円の価格差が出て来る。

iPhoneならば、現時点でアップルストアの最安のiPhone 7が7万2800円 (税込み7万8624円)、7 Plusが8万5800円 (税込み9万2664円)ということでこれも2〜2.5万円以上の差があるわけですな。

フラッグシップ機の値段表 (すべて一括購入価格)
機種名 価格
ギャラクシーS8 9万3960円
Sony Xperia XZ Premium 9万3960円
HTC U11 8万6400円
iPhone 7 7万8624円
iPhone 7 Plus  9万2664円

 

その他、良い点

P10の総合的な性能は他社のフラッグシップ機と比べ2万円以上の差はなく、本当にこのコスパは良好。もし、価格差が1万円程であれば、iPhoneやS8、Xperia、HTCとどれを選ぶか、非常に迷うかもしれない。やはりHuawei(ファーウェイ)はP10 Lite同様、価格設定がうまい

P10は5.1インチ・フルHDディスプレイP10 Plusは5.5インチ・QHD(2K)ディスプレイと、解像度はディスプレイの大きさに応じて丁度良いと思われる。ディスプレイも十分キレイなので特に言うことなし。個人的にはスマホの画面ならばフルHDで十分と思っている。あと、画面はゴリラガラス5なので傷にも強い、まあこの当たりは他のフラッグシップ機と変わらないといえるけれど。

バッテリーP10は3200mAhP10 Plusは3750mAhということで、ディスプレイの大きさを鑑みればバッテリーサイズはかなりの容量といえる。1日は余裕で保つ量があるので、何の文句があろうかと。当たり前だけれど急速充電にも対応している。

スピーカー予想以上に性能が良く、現状で最高クラスのHTC U11と比較してもそれほど劣っているとは感じない。もちろん、U11の方が優れてはいるのだけれど、悲観する程のものではない。一応、比較動画を載せておきます。同じ投稿者の動画でHTC U11とギャラクシーS8のスピーカー比較動画があり、ギャラクシーS8は全く歯が立たなかったので、P10 PlusのスピーカーはS8以上と思っていただいて構わない。

 

残念な点

動画性能には不満

P10で撮れる「写真」は素晴らしい。2017年上半期のフラッグシップ機の中でもトップクラスに入ると思う。ただし、動画についてはまだまだ改善の余地がたくさんある。

まず4K動画が、H.264  Codecというファイルで記録される。このファイルは、YouTubeなど動画メディアでは対応していないし、Google Photoにも対応しておらず、非常に厄介といえる。ただしフルHDはH.264  Codecで保存されないのでその心配はいらない。

手ぶれ補正がまだ詰めが甘い。カメラ自体は光学式手ぶれ補正(OIS)が搭載されているものの、4K動画は手ぶれ補正が効かない。下の動画はギャラクシーS8とのカメラ比較動画の1:10で確認してもらえればわかるけれど、ギャラクシーS8に比べれば非常に揺れが激しいのがわかると思う。写真も動画も撮りたい人には動画面で不満が出るかもしれない。

 

オートフォーカスも、ギャラクシーS8などと比べると劣るといわれている。一番初めの動画3:07を見てもらえれば分かるけれど、オートフォーカスが非常に遅い。動画性能は他社のフラッグシップ機には負けていると言わざるをえない・・・。

改悪されたホームボタンの位置

P9では背面にあった指紋認証ボタンの位置を、なぜP10では前面下部に変更したのかが全く理解できない。背面真ん中やや上の位置は、かなりのユーザーに気に入られているし、それを採用しているフラッグシップ機は多くなってきた。それなのに。。。これは全く理解できない失策。

更に、スマートタッチと呼ばれる、ホームボタンに割り振られた機能は無駄と思う。これはかなり個人的な感覚によるものだけれど、「基本的にめんどくさい」としか思えない機能。詳しくはHuaweiから出ている下の公式動画(英語版しかみつからなかった)を見てもらえればわかる。この動作を覚えることは簡単ではあるけど、スワイプさせたり、長押しさせたりとか、そういうのいらない。“普通”のアンドロイドUIを作ってほしい。一応ではあるけれど、ナビゲーション・ボタン(戻る△のボタン、○のホームボタン、◻のアプリボタン)を表示させることは可能なので、心配はいらない。けれど、その分、無駄に画面のスペースを使うことになるので、これがもったいない。本当にスペースの無駄遣いとしか言いようがない。

 

 

まとめ

P10が発表時はP10が649ユーロ(約7万9千円)とP10 Plusが699ユーロ(約8万5千円)であったけれど、日本での実売価格は現在P10が約5万7千円、P10 Plusが約6万8千円。発表時とはだいぶ差がついたので、ちゃんとしたレビューができるようになった。

2017年上半期で日本で買えるフラッグシップ機の中では最もコスパが高いといえる。特にライカ製デュアル・レンズは撮っていて写真の楽しさを改めて感じると思うし、チップセットもKirin960、RAM4GB、容量64GBと基本性能については何の心配もいらない

それ以外にも、ディスプレイ、バッテリー持続時間、急速充電、などなど、フラッグシップ機に相応しいクォリティーを提供してくれる。

動画性能と(個人的に)めんどくさいホームボタンが問題ないのであれば、P10、P10 Plusは本当におすすめできるフラッグシップ機といえる。やはりHuawei (ファーウェイ)、値段設定は本当にうまい。P10かP10 Plusにするかは、予算にもよるし、画面の大きさの好みにもよるけれど、私は大きい画面サイズが好きなのでP10 Plusを選ぶ。ただ、最近は5.1インチという小さい画面サイズのフラッグシップ機が少なくなってきたことから、小さいスマホを探している人にはP10はありがたい存在だろう。最終的にどちらを使っても満足できると思う。

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