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ファーウェイP20 Lite レビュー:コスパ良好で総合的な性能も良し、さすがHuaweiのミドルクラスの雄と呼べる存在

昨年、価格.comの人気スマホランキングで常に1位だったのが、ファーウェイ P10 Lite。その後継機となるのがこの「P20 Lite」。今年もSimフリーのミドルクラスとして昨年のような存在感を示せるのか期待している。

アイキャッチ画像はHuaweiジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-lite/

単刀直入な感想

ミドルクラス・スマホはとにかく価格と性能のバランスが重要で、昨年P10 Liteが大ヒットした理由も、価格の割に性能が非常に優れていたため。

P20 Liteもそれがしっかりと受け継がれており、今年も売れ筋格安スマホの1つになる可能性は非常に高い。国内の販売価格は¥3万1980 (税込:¥3万4538)

これから述べるP20 Liteの総合的な性能を考えれば十分にコスパは高い。格安SimのOCN モバイル ONEに至っては音声通話とのセットであればキャンペーン価格ではあるものの1万4800円(税込:1万5984円)と異常とも思える安さで本体が手に入る。

先にも書いたように、P20 Liteは2018年のミドルクラス・スマホが必要なモノをほぼ全て揃えているといえる。

「4GB RAM & Kirin659」の処理能力は「このクラスであればそこそこの性能」で、3000mAhの十分な容量のバッテリー、急速充電、5.84インチ・フルHD+のディスプレイ、ベゼルレス・デザインでスクリーン対ボディ比は80.5%と非常に良い数値。

イヤホン・ジャックもあり、micro SDカード(〜256GB)も挿せ、顔認証と背面指紋認証、USB-Type-C、OSはオレオ8.0

これだけの機能が揃っていて、Simフリー価格3万4500円である。コストパフォーマンスは並大抵じゃないといえる。

このスマホが非対応なモノとして、NFC、防塵防水のIP規格は対応していない。残念な点はカメラの性能もミドルクラスにしては特別良いパフォーマンスではないし、ディスプレイも輝度が低めとなっている。

しかしながら、致命的な欠点とまでは言えず、ライト〜アベレージ・ユーザーであれば十分な性能だといえ、多くを望まない人であれば十分快適なスマホ・ライフをこれで過ごせるといえる。

それでは、詳しくレビューしてまいりましょう。(レビュー機は海外版ですが、国内版とほぼ同等)

 

 

 

主なスペック & 価格(Simフリー版)

チップ Kirin 659
RAM 4 GB
容量 32GB + micro SD
画面 IPS LCD 5.84インチ
解像度: フルHD+
2280 x 1080 (424ppi)
19:9 (アスペクト比)
80.5% (スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:メイン 1600万画素 F2.2
サブ 200万画素
インカメラ:1600万画素
バッテリー 3000 mAh
OS オレオ8.0
その他 イヤホン・ジャック
急速充電
USB Type-C
背面指紋認証・顔認証
価格 Simフリー 3万4538円(税込)
OCN 音声通話Sim 1万4800円

 

アマゾンでは3万1386円でSimフリー版の受付が始まっている模様

 

 

 

良い点

ベゼルレス・デザイン (スクリーン対ボディ比:80.5%)

画像はHuaweiジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-lite/

2018年はミドルクラス・スマホでもベゼルレス化は必須。P20 Liteの80.5%はさすがという数値。いわくつきのノッチ・デザインを採用しているお陰で大台の80%に達しているのかもしれないが、それでも十分なベゼルレスを実現している。

私はノッチ・デザインは好きでも嫌いでもなく、無駄なスペースを有効活用しているので、それはそれで良いと思う。否定派の人でもノッチ・デザインを目立たなくすることはできるので、その辺りもファーウェイは気を配っている。

 

5.84インチ フルHD+ IPS LCDディスプレイ

特別、美しいディスプレイという訳ではないが、必要十分な画質といえる。同じ解像度でLCDパネルのソニーのエクスペリアXZ2などと比べると、「明らかに画質の差」は見られる。

しかしながら、「見比べると」そう思うだけであり、この1台だけで使っていれば何も不自由に思うことはないだろう。

残念な点でも述べるが、「あまり輝度が高くない」のか、屋外で使用する際に思った程、画面が明るくならないのでそこが不満。

 

バッテリーライフ:3000 mAh + 急速充電

画像はHuaweiジャパン公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-lite/

ミドルクラスのスマホは総じてバッテリーライフがとても良い。それはチップが高性能ではないので、バッテリーの消費量が少ないためではあるのだが、P20 Liteに関しては3000mAhとフラッグシップ機並のバッテリーを積んでいる。

デバイス自体がそれ程大きくなく、分厚いわけでもないのにこれだけの容量を積めるのは素晴らしい。

アベレージ・ユーザーであれば1日は余裕でもつだろうし、1日半は大丈夫だと思える

急速充電 (9V / 2A)

これは昨年のP10 Liteと同じ仕様なので、進化している訳ではなさそう。しかしながら、ミドルクラス・スマホにも関わらず、「当たり前のように急速充電が可能」というのが、さすがファーウェイといえる。

90分〜100分で100%まで充電できる。iPhone Xなんて、あれだけ高額な価格なのに付属のバッテリー充電器では急速充電できないという意味不明な説明をしており、それを考えれば、たった3万5000円のP20 Liteが、付属の充電器で急速充電できるのはありがたい話である。

 

ロック解除:顔認証 & 背面指紋認証

個人的にはこの組み合わせがベストだと思っている。ポケットから出すときには背面の指紋認証で、机の上に置いているときは顔認証か指紋認証どちらかでロックを解除している。

ファーウェイの顔認証と指紋認証はかなり早い。顔認証はセキュリティがちゃんとできているのかわからないけれど、ロック解除のスピードには全く困らない。

指紋認証の精度も素晴らしく、百発百中に近い。ロック解除に関しては毎日、何十回と使うのでスムーズにいくのはストレスフリーで素晴らしい点。

 

 

価格:Simフリー 3万1980円 (税込:3万4538円)

P10 Liteの発売価格は2万9880円(税込:3万2270円)、昨年より2100円アップということになる。高くなったのかよと文句を言いたくなる人もいるかもしれない。

しかし、P20 Liteはベゼルレス化、フルHD+ディスプレイ、RAMが3GB → 4GB へアップ、USB Type-Cなど総合的にグレードアップしており、2000円程度であれば致し方ないといえるし、十分に納得がいくグレードアップである。

Simフリー版でさえもヨーロッパでの公式価格に比べたら随分と安いのに、私が一番驚いたのはOCN モバイルの価格で、なんと音声通話Simと端末セットだと1万4800円(税込:1万5984円)でこのP20 Liteが手に入ってしまう点。キャンペーン価格であるのはわかっているが、それでも安すぎてびっくりしている。

ヨーロッパ 国内版(Simフリー) OCN モバイル
369ユーロ
(約4万8千円)
3万1980円
(税込:3万4538円)
1万4800円
(税込:1万5984円)

 

その他、良い点

イヤホン・ジャック

このブログで幾度となく書いているが「無いより有ったほうが良い」モノ。有線イヤホンを使っている人はまだまだ多く、高級なイヤホンやヘッドホンであればあるほど有線である。

私は高級なイヤホンを使っている訳ではないが、イヤホン・ジャックがあるのは本当に助かる。

 

処理能力: Kirin 659 & 4GB RAM

このチップはファーウェイのミドルクラスの端末にも使われており、Mate10 Lite、Noca lite 2にも使用されている。

性能はこのクラスではいたって普通。特に優れているわけでも劣っているわけでもない。下の画像は「P20 Liteの発表時に書いた記事」でも使ったモノで、PhoneArenaという有名で信頼できるサイトから引用している。

画像にはP20 Liteはないのだが、P20 LiteとMate10 Liteは全く同じ構成「Kirin 659 & 4GB RAM」なのでMate10 Liteの数値を参考にしてほしい。

ソース:Phone Arenaより https://www.phonearena.com/phones/Huawei-Mate-10-Lite_id10706/benchmarks

ミドルクラスの処理能力は言い方は悪いが「この程度」。しかしながら、最低限のパフォーマンスは保証できるし、3Dゲームなどをしない、ライト〜アベレージ・ユーザーであれば普段使いで全く困ることはない

ちなみにスナップドラゴンと比較した場合だとKirn659はスナップドラゴン625程度と思って頂いてよい。

 

デュアルレンズ・カメラによる背景ボケ

一応、お世辞程度に200万画素のサブ・カメラがあり、これでワイド・アパーチャ機能を使える。ワイド・アパーチャとは、撮影後に背景ボケをコントロールできる機能である。

背景ボケの演出は今となっては珍しい機能ではないけれど、ミドルクラスのスマホでもデュアルレンズになる時代で、一応、楽しめるていどにはなっている。

 

OS:オレオ8.0 (EMUI 8.0)

OSは最新版のオレオ8.1の一つ前の8.0。ミドルクラスということを考えればこれで十分だといえる。

 

ストレージ容量:32GB + micro SD(~256GB)

グローバル版の64GBモデルの場合、空き容量が50GB程。

つまり、14GBはファーウェイのOSであるEMUIとアプリで占められている。日本のSimフリー版は32GBなので、そのうち14GBがすでに使われていると仮定すると残りは18GBしかない。

なので、micro SDは必須といえる。micro SDが使えるのはありがたく「無いより、有ったほうが良い」モノで、64GBほどであればかなり安く手に入れられるので便利といえ、写真や動画などのメディア関連はSDカードへ移行した方が良いだろう。

64GB micro SD 2500円程

 

 

USB Type-C

とても細かい点にはなるが、USBがType-Cになった。前機種のP10 Liteはmicro USBだったのでグレードアップとなる。

最近はUSB Type-C接続のモノがどんどん増えてきて、これだと同タイプのケーブル1本で済むので楽である。

 

残念な点と“まとめ”は 「次のページへ」

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