OnePlus

OnePlus 5 をレビューするついでに日本で購入するに値するのか考えてみる

では早速OnePlus 5 (ワンプラス ファイブ)の感想を。といきたいのだが、OnePlusという会社は日本ではあまり有名でないため、知らない人たちのために簡単な紹介。すでにご存知の方はすっ飛ばして“単刀直入な感想”へ。

注意:OnePlus5の後継機、OnePlus5Tのレビューはこちら

 

OnePlusは中国・深センに本部を置く企業。親会社はOPPOという企業で、これまたスマホを製造している。規模はなんと世界第5位。さらにこのOPPOの親会社がBBK エレクトロニクスという超巨大企業でOPPOとOnePlusに加え、更にVivo(世界第5位の規模)というスマホ・ブランドを子会社として持っている。この3社のスマホ製造数を合計するとなんと世界第2位の一大企業となる。話をOnePlusに戻すと、2014年に同社初のスマートフォン OnePlus 1 (米299ドル)を発売。コンセプトはフラッグシップ機並の性能でありながら、価格は格安という、それまでのスマートフォン市場の概念を覆す形で一気に世界中のスマホ・オタクから注目を集める。その後、OnePlus 2 (2015)、3 (2016)、3T (2016)と同社のフラッグシップ機を続々と登場させてきた。

引用元: https://www.androidauthority.com/oneplus-5-release-date-specifications-design-price-769759/

単刀直入な感想

フラッグシップ・キラーと謳われるOnePlus。スマホ・マニア達からの注目は年々大きくなりつつある。ただ、OnePlus 5には、かつての勢いに比べると少し陰りが見え始めたのではと感じてしまう。ハードウェアの面を見れば、スナップドラゴン835RAMも下位モデルで6GB、上位モデルでは8GBと、スマホに8GBもRAMが必要なのかと疑問に思う程のハイスペック。背面にソニー製のデュアル・カメラ搭載と例年通り最高クラスのハードを揃えている。ソフトウェアの面でも非常に評判の良いOxygen (オキシジェン) OSが健在。っとここだけを見れば、非の打ち所がないようにも見える。ただ、価格も毎年のように上昇し、下位モデルが米ドル479 (現在のレートで約5万3千円)、上位モデルが米ドル539 (約6万円)となっている。他社のフラッグシップ機よりも安さを売りにしているものの、かつて程のコスパを発揮していないのは事実である。それでは私なりの感想を。

主なスペック表

画面サイズ 5.5インチ AMOLEDディスプレイ(サムスン製)(1920×1080) 401 ppi
チップセット Snapdragon 835
RAM(メモリ) 下位モデル6GB

上位モデル8 GB

容量 下位モデル64 GB 外付けmicro SD不可

上位モデル128 GB 外付けmicro SD不可 

カメラ 背面 メイン:1600万画素 F1.7 EIS

望遠: 2000万画素 F2.6 手ぶれ補正なし

インカメラ 1600万画素

バッテリー 3300 mAh

参照元: https://oneplus.net/pl/5/specs

良い点

ソフトウェア Oxygen (オキシジェン) OS

OnePlusといえば、非常に評判の良いOxygen (オキシジェン)OS。基本的にストック・アンドロイドに近く、それでいてカスタマイズ機能も豊富で、アンドロイドOSの中でユーザーの使い心地を最も良く理解しているといわれるのが、OnePlusのOS。Oxygen OS自体はもうすでに完成度が高いので、変にイジる必要もなく、OnePlusも至って大幅な変更は行っていない。OSアップデートも早く、7月24日の時点でアンドロイド7.1.1と優秀。

ただし、OSのアップデートは早いものの、旧モデルのOSアップデートは放置されることもあり、現にOnePlus 2 (2015年7月発売)のOSアップデートはアンドロイド・マシュマロまでで、ヌガー以降のアップデートは行われないことが発表されている。たった2年前の端末がこうも簡単にOSアップデートがストップされてしまうのかと思うと残念でならない。

向上したカメラ性能

公式サイトからのスクリーンショット

引用元: https://oneplus.net/pl/5

昨年のフラッグシップ機“3T”でネックになっていたのが、カメラの性能で、5では大幅な改善が見られた。見た目はiPhone7 Plusのように、メインカメラ(1600万画素 F1.7)と望遠カメラ(2000万画素 F2.6)を搭載し、機能も全く同じと言っていい。幼稚な表現でいえば、“パクった”と言える。話を元に戻し、何度もいうが性能は非常に向上しており、写真やビデオ撮影も他のフラッグシップ機並の性能に近づいてきている。

ただし、フラッグシップ・キラーとは言うものの、やはりギャラクシーS8やiPhone7 Plusなどと比べると動画性能ではかなり劣る光学式手ぶれ補正(OIS)が搭載されていないので、特に4K撮影時の手ブレはひどすぎて使い物にならない。動画ならフルHDが限界

写真は、十分キレイに撮れ、iPhone7やギャラクシーS8並の写真が撮れるので、あまりビデオ撮影しない人にはOnePlus 5で十二分に満足できるカメラ性能といえる。

参考までに、ギャラクシーS8とiPhone7 Plusとの比較動画をどうぞ。英語ですが、動画を見てご自分で判断を。個人的には、ギャラクシーS8の方がほぼ全ての条件でキレイに見える。iPhone7は動画で圧倒的に勝っていると思う。

“OnePlus 5 vs iPhone 7 Plus Camera Test Comparison”

 

“OnePlus 5 vs Galaxy S8 Camera Test Comparison”

とにかくハイ・スペック

現状では最高クラスのチップセット、スナップドラゴン835と下位モデル(RAM 6GB /容量64GB)、上位モデル(RAM 8GB/容量128GB)で十分すぎるRAMを搭載、フルHDのAMOLEDディスプレイ、評判の良い高速充電(ダッシュ・チャージャーと呼ばれている)、Bluetooth 5.03300 mAhバッテリーとフラッグシップ機だけあって、いろいろと盛りまくっている。ただし、上位モデルの8GBのRAMは今のアンドロイドでは必要がないので、容量が64GBで十分な人は下位モデルをおすすめ。

 

残念な点

 

止まらない価格上昇 ($479 = 約5万3千円〜)

今回のOnePlus 5はすべてここに尽きる。かつてOnePlus Oneが登場したとき、他のフラッグシップ機とほぼ同様のハードウェアを搭載しながら、価格がその半額程の$299 (1ドル100円計算としても3万円程)だった。このインパクトは凄まじく、世界中のスマホ・オタクから注目を集めることとなったのだけれど、その後、OnePlus 2が$329、3が$399、3Tが$439、そして5が$479 (約5万3千円)と為替の変動を抜きにして、どんどん値段が上がっている。確かに、iPhoneやサムスン・ギャラクシーの価格も年々上がっているのも事実ではあるけれど、コスパを売りにしている割にはその上がり具合が疑問だ

しかも日本からOnePlus 5を購入する場合は厄介で、OnePlusは依然日本へ公式販売を行っていない。海外の小売店などを経由して買うので値段もあがる。詳しくはネットで見つけたこちらの記事をどうぞ。OnePlus5を日本から最安値で購入できるショップは?価格を比較

一応、上の記事を経由して見つけた価格がGearBestという店でなんと6万5678円。た、高い。

確かに、iPhoneやギャラクシーに比べれば安い。けれども、例えば、現時点で最安のiPhone 7が7万2800円、7 Plusが8万5800円と、1万円〜2万円多くだせば、iPhoneが買える。ギャラクシーS8は9万3960円 (ドコモ一括購入価格)と、こちらは3万円弱の差。

iPhoneだと故障した場合アップル・ストアに持っていけば全て解決してくれるし、ギャラクシーも同様に携帯ショップに持っていけば良いOnePlusの場合は自分でOnePlusに連絡し、修理の依頼など全て自分で手続きを行わないといけない。万が一、購入したデバイスに問題が起きた場合のめんどくささは尋常ではないハズといえる。

確かに、OnePlus 5は安いことは安いし、不評だったカスタマーサービスも改善されてきてはいる。ただし、不具合や故障が起きた場合は非常に厄介で、特に日本へは公式販売がまだ行われていない以上、カスタマーサービスがどう対応してくるのかもよくわからない

iPhone7との差額を個人がどう考えるかによるだろう。更にいえば、iPhoneの場合は中古価格も高いので、中古で売った場合この差額は相殺されてしまう可能性もある。OnePlus 5は色々と考えてみると非常にややこしい価格設定であることがわかる。

フラッグシップ・キラーとは言うものの細かい点で色々と劣る

まず、防水機能がない。個人的に防水機能はそこまで重要ではないものの、iPhone、エクスペリア XZ Premium、ギャラクシーS8、LG G6とライバル勢はすべて防水を完備。他にも、OnePlus 5は外付けSDにも対応していない。他にもベゼルレス・デザインでもない細かい点で、他のフラッグシップ機にことごとくOnePlus5は負けているカメラ性能も良くはなっているものの、若干まだ劣っているのも事実。更に、デザインも、どう考えてもiPhone 7Plus もどきであるのは否定できない。

引用元: https://www.indiatimes.com/technology/reviews/a-die-hard-iphone-user-switches-to-the-oneplus-5-for-a-weekend-and-this-is-what-goes-down-324807.html

まとめ

ハードウェアの面だけを見れば、それはそれは、フラッグシップ・キラーという名にふさわしいと感じるし、値段もライバル機に比べ1〜3万円程安いのは事実ではある。Oxygen OSも素晴らしく、カメラ性能も大幅に向上している。特に、パフォーマンスは下位モデルでさへRAMを6GBも積んでいるのでヘビーユーザーでも不満を持つことはないであろう。

ただし、元々の価格設定が非常に微妙なのと、未だに日本へは公式販売を行っていないため、実売価格は6万5678円と高い故障した場合のめんどうな手続きを考えると、日本で購入する程の代物とは到底思えない。どうしてもiPhoneっぽいアンドロイドが欲しい変わり者やヨーロッパや北米在住者以外の人にはおすすめしない。ただし、北米在住者であれば、現時点でLG G6がOnePlus 5とほぼ同価格で販売されているので・・・・・・・・、これまた話がややこしくなるので、ここで止めます。苦笑

個人的に、OnePlus 5はOnePlus 2以来の失敗作と呼ばれるのではないかと予想している。私はこの機種に否定的な意見だが、世界中のスマホ・オタクはこのOnePlus 5にかなり喜んでいるのは不思議な光景である。

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