Samsung Galaxy

ギャラクシー Note 9 レビュー:Sペン、カメラ、バッテリー、あらゆる機能が全てこの1台につまったサムスン・フラッグシップ

今秋には日本で発売されるであろう、サムスンのフラッグシップ機である「ギャラクシー Note 9」のレビューを行いたい。

アンドロイド・スマホの中で最も多機能であり、カメラの性能も非常に優秀、ただ、価格も・・・それ相応に高いというのが難点ではあるけれど、間違いなく「良いスマホ」であることは保証できる。

アイキャッチ画像、記事内画像はアップル公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.galaxymobile.jp/galaxy-note9/

 

単刀直入な感想

Noteシリーズは毎年完成度が上がっていくイメージがある。前機種のNote 8で弱点であった「バッテリー、スピーカー、指紋認証の位置」がNote 9ではしっかりと改善された。

バッテリーは4000mAhとなり、長年のNoteシリーズで課題であったバッテリー・ライフをかなり改善させた。スピーカーもS9シリーズと同様に、老舗オーディオ・メーカーのAKGと提携して作り上げた「ステレオ・スピーカー」は優秀

指紋認証も背面中央に移し、使い勝手が大幅によくなっている。(個人的にはもう少し指紋認証ボタンを大きくしてほしかった)

Sペンについては99%完成に近づいているといえ、Bluetooth機能を追加し、さらに多機能になったけれど、個人的にはそれほどこのBluetooth機能は使っていない。従来の機能の方が重要といえる。

カメラ性能はおそらくiPhone XSやPixel 3ほどではないと思うけれど、それでもトップクラスな高性能。ディスプレイは相変わらず業界トップクラス、処理能力 (スナップドラゴン845 & 6〜8GB RAM)も当然問題がなく、サムスン特有のラグも全く見られない

細かい点に関してはギャラクシー・シリーズの右に出るものはなく、「イヤホンジャック、micro SD、ワイヤレス充電、防塵防水 IP68、顔認証」あれば便利なものが全て備わっている

残念な点は、OSのアップデートがまだまだ遅いという点。その他、細かい点になるが、指紋認証ボタンが少し小さいことや、虹彩認証のスピード、そして6.4インチというサイズは決して万人受けしないという点が挙げられる。

価格は個人輸入(イートレン)だと9.3万円になる(個人輸入の価格を基準にしているのはSimフリー価格で価格を把握できるため)。3大キャリアで契約する場合はまだ価格帯は不明。

価格は確かに高いのだけれど、ライバルのiPhone XSシリーズがあまりにも高額であるため、それと比べればコスパはかなり良いが9.3万円のそれ自体は高いといえる。

総合的に考えて、Note 9は非常に素晴らしい出来であり、性能面ではスキらしいスキが見当たらない完成されたスマホだといえる。

それでは、良い点、残念な点についてまとめていきたい。

 

 

主なスペック & 価格 (個人輸入)

チップ スナップドラゴン845 / エクシノス 9810
RAM 6 / 8 GB
容量 128GB / 512GB
(micro SD可)
画面 AMOLED 6.4インチ
解像度: QHD+
2960 x 1440 (516ppi)
18.5:9 (アスペクト比)
83.4% (スクリーン対ボディ比)
カメラ 背面:
メイン 1200万画素 F1.5 – F2.4
光学式手ぶれ補正(OIS)
電子式手ぶれ補正(EIS)

サブ 1200万画素 F2.4 光学2倍ズーム (OIS)
4K 30/60 FPS
1080P 30/60 FPS
720P 960 FPSインカメラ:800万画素 F1.7

バッテリー 4000 mAh
OS オレオ8.1
その他 イヤホン・ジャック
防水防塵 IP68
急速ワイヤレス充電
micro SD対応
Sペン
価格 個人輸入 イートレン
RAM6GB/128GB → 9万2900円
RAM8GB/512GB → 12万7800円

 

良い点

Sペンの存在感

Bluetooth機能 (リモコン化)

↓の動画を見たほうがわかりやすいと思うのでそちらをまず見て欲しい(英語)

 

Bluetooth機能によってSペンがリモコンの機能の役割を果たす。

長押し → アプリ起動(例:カメラ)
1クリック → シャッターをきる
ダブル・クリック → 背面からインカメラに切り替え

というような機能をもっており、カメラ・アプリだけでなく、パワーポイントのスライドを操作できたりと、他にも起動できるアプリはいろいろとカスタマイズできる。

このBluetooth機能であるが、私はほとんど使わないとい機能っと言ってよい。男なのでセルフィーを使うこともあまりなく、仕事柄パワーポイントを使ってプレゼンすることもない。

なので、「使う人には便利かも」しれないが、個人的にはあってもあまり意味のない機能であった。

 

従来の機能の方が重要

「スマート選択・画面オフメモ・キャプチャ手書き・翻訳」といった従来からある機能の方が使用頻度はBluetooth機能よりも圧倒的に多く、実用的で便利

こうなってくるもの当然で、Bluetooth機能がなくてもSペン自体はほぼこれ以上の伸び代がなく、「すでに十分便利」な領域にまで達しているため、今後劇的な進化はないと思っている。

SペンはNoteシリーズにしかない強みであり、Sペンをこよなく愛するヘビーユーザーはNoteシリーズ以外の購入は考えられないと思う。個人的にはSペンを使用する頻度は今までの経験上「思ったより少なく」どうしてもスマホに必要なモノとまでは思わない。

ただそれでも、Note以外のスマホを使っているときに「Sペンがあったらいいな」と思うことは「時たまあり」、「あれば便利な機能」ということを再確認させられるときもある。

 

 

カメラ性能

メイン 1200万画素 F1.5 – F2.4
光学式手ぶれ補正(OIS)
電子式手ぶれ補正(EIS)

サブ 1200万画素 F2.4 光学2倍ズーム (OIS)

比較動画

いつも通り、比較動画(英語)を見てまいりましょう。(私にはこんな動画を作ることは不可能)

Note 9 VS S9+

 

Note 9 VS iPhone XS

 

 

撮り直しアラート

 

↑の動画のように「目をつむってしまう」場合はカメラが教えてくれるので、撮り直しをすすめてくる。

これは便利ではあるが、グーグルのPixel 3がこの「撮り直しアラート」の機能を超える「トップ・ショット」という機能を開発したため、トップ・ショットの方が遥かに便利だと思う。

 

カメラ総評

Note 9のカメラ構成はS9シリーズと同じなのだが、ソフトウェア面で何かしらの改善が行われているように思える。S9特有の明るすぎる傾向(露出オーバー)が改善されているし、動画の色味もかなり自然な色味に近づいている。

動画の手ブレは4K30FPS、フルHD30FPSは業界トップクラスといえる安定感がある。4K60FPS、フルHD60FPSでの手ぶれ補正も非常に優秀。動画に関してはかなり安定した手ぶれ補正機能がある。

新しく追加した機能である、撮り直しアラートもまあまあ便利ではある。

Note 9のカメラの特性としては、色味は暖色系でほんの少し彩度が強めにでるが不自然な訳ではない。(昔のサムスンに見られた強い彩度ではない)

HDR(ハイダイナミックレンジ)はiPhone XSシリーズ程ではないけれど、十分にHDRの幅は広いといえる。

総合的なカメラの性能としては十分に高性能だといえる。私はiPhone XSシリーズは持っていないためわからないけれど、上の動画で判断するとXSシリーズの方が若干カメラ性能は上に感じる。

 

バッテリーの改善

4000mAh 

前機種のNote 8の大きな課題の1つであったのがバッテリー・ライフ。相当な改善になったといえる。私のようなアベレージ・ユーザーの使い方なら1日半はもつといえる。

相当なヘビーユーザーで3Dゲームなどをしている人でなければ1日でバッテリーを使い切るのは難しいといえるくらい、バッテリーに関しては心配は必要ない。

バッテリー・ドレイン・テスト

↓の動画を見てもらえれば、良いがかなり善戦している。

 

 

順位 メーカー 時間
1位 XS Max 6時間16分
2位 Note 9 6時間04分
3位 Pixel 3XL 5時間19分
最下位 ソニー XZ3 3時間58分

 

 

スピーカーの改善

AKGによるチューニング

 

S9と同じで、オーストリアの老舗オーディオ・メーカーAKGと提携し、AKGがスピーカーのチューニングなどを行っている。これにより、かなりスピーカー面ではNote 8よりも改善され、高品質なステレオ・スピーカーを堪能できる。

ただ、上の動画でiPhone XS Maxと聴き比べればわかるがiPhone XSシリーズの方が若干スピーカーは上だと思う。(私はXSシリーズを所有していないので実際自分で聴いた訳ではない)

 

ディスプレイ

スーパーAMOLED 6.4インチ QHD+

サムスンのフラッグシップなのでディスプレイの品質には何の不満もない。正直なところこれ以上の高品質なディスプレイが出てきたとしても品質の差が私の眼で判断できるとは思えない。

解像度は変更が可能で、私はQHD+もの高解像度は必要ではなく、フルHD+で使っている。

HD+ → フルHD+ → QHD+

という具合に解像度を変更できる。解像度が低いほどバッテリー消費が削減される。4000mAhもバッテリーがあるけれど、私はフルHD+をおすすめする。

 

83.4% スクリーン対ボディ比

ノッチ・デザインを採用していないにも関わらずこの数値である。2018年の基準だと「決して飛び抜けた数値」ではないけれど、十分なベゼルレス・デザインといえる。

 

その他、細かい点

処理能力:スナップドラゴン 845 & 6〜8GB RAM

処理能力は2018年のフラッグシップとしては標準的。別にこれといった驚きはない。8GB版もあるにはあるが、12万7800円と価格が非常に高額になるため、おすすめはしない。

水冷システム

サムスン曰く、この冷却システムにより、長時間の3Dゲームでのパフォーマンスを向上させると言っている。ゲームをしない私にはわからないけれど、多少なりとも効果はあると言われているので、ちゃんと機能はしていると思う。

 

ラグの解消

今の所、サムスン特有のラグは全く見られない。ラグはNote 8あたりから見られなくなり、Note 9に関しては個人的には全くラグがあるとは感じない。

 

イヤホンジャック、micro SD、ワイヤレス充電、防塵防水 IP68

これらが全て備わっている。ここまで細かい点にまで気を使っているのはサムスンとLGくらいで、本当にユーザーにとって便利な機能を残してくれている。

 

128GB 容量

micro SDが使えるので64GBでも問題ないけれど、スタンダードが128GBなのは良いことであるといえる。

 

 

残念な点

OSアップデートの遅さ

サムスンのOSは独自の機能が非常に多い。Note 9も純アンドロイドにはない数多くの機能が追加されており、非常に細かい設定や機能を利用できる

その反面、こういった追加機能により「新しいOSのアップデートに対応するのにかなりの時間を要する」。具体的にいうなれば昨年のNote8が当時最新のオレオへアップデートしだしたのは4月とか5月で、この時期は「次期(現在のパイ)アンドロイドOS」が噂されていたときである。

Note 9も似たようなOSアップデートの経過をたどると思うのでOSのアップデートのスピードには全く期待しない方が良い。

OSアップデートの早い、グーグルPixel、OnePlusやソニーなどと比べるとOSのアップデートは半年ほどは遅れており、Note 9がアンドロイド9.0 パイになる頃には「今更アップデート?」という具合になるだろう。

 

その他、細かい点

Bixby ボタン

このブログで何度も書いているが、Bixby専用ボタンは邪魔というかあまり使い心地がよくない。なので私は常にこのBixbyボタンを停止させている。

サムスンは未だにこのBixbyボタンを他の用途には使わしてはくれない。

 

指紋認証が少し小さい

指紋認証のボタンが容易に届く位置になったので、それはそれで良いけれど、欲を言えばもう少し指紋認証ボタンを大きくしてほしかった

これには数日で慣れるので大きな問題では全くないけれど、Pixel 3のように◯の形にしてもらいたい。

 

虹彩認証 が少し遅い

虹彩認証はセキュリティー面の向上にも役立っており、優秀な機能だと思うけれど、虹彩認証を利用してロック解除する際は指紋認証や顔認証よりも「ワンテンポ遅い」といえる。

まあこれも大した問題ではないけれど、一応、付け加えておきたい。

 

人によっては大きすぎる

当たり前すぎるけれど、Note 9の購入を考える人は必ず「実機を触ってみる」ことをオススメしたい。特に日本のユーザーは大きいデバイスを好まない傾向があるので、「一度触ってみて」無理なく使えそうと判断してから購入した方が良い。

 

価格は高いが完全に否定はできない

価格

価格 イートレン エクスパンシス
本体 9万2900円 9万610円
総額
(送料・消費税含む)
9万4959円

*スナップドラゴン845を搭載したN9600版 128GBモデルでの価格

上の価格は個人輸入した場合によるもの。ドコモやauで買う場合はどうなるのかはわからない。Note 9が8月上旬に発表されたときの米ドル価格

128GB → $999 (¥11.1万)
512GB → $1249 (¥13.8万)

という具合で、その頃に比べると128GBモデルは約2万円弱も値下がりしている。

 

ライバル iPhone XSシリーズの価格
モデル XS XS Max
64GB 12万1824円 13万4784円
256GB 14万184円 15万3144円
512GB 16万5024円  17万7984円

*256GBは私がオススメしているモデル

 

iPhone XR
モデル XR (税込)
64GB 9万1584円
128GB 9万8064円
256GB 10万9944円

*128GBは私がオススメしているモデル

 

現時点での価格評価:iPhone XSシリーズよりかは遥かに安い

Note 9は個人輸入だと約9.3万円ということで、ライバルのXSシリーズやXRに比べるとかなりお買い得価格のように見える。

実際、XSの256GB(14万円)よりも4.7万円も安いし、ディスプレイに妥協しまくりなXRの128GBモデル(9.8万円)よりも安いので、XS、XRに比べればコスパは断然良い。

アップルの価格戦略は異常に高いのはおいといて、Note 9の価格単体で見た場合、スマホに9.3万円はまだまだ高いと思う。

しかしiPhoneのせいで価格の感覚が麻痺しているので、Note 9の価格が良心的に見えて仕方がない9.3万円は高い、けれど、Note 9の総合的な性能を間がれば決してぼったくり並に高いとまでは言い切れない。

ただ、それでも敢えて書くが、このブログで何度も書いているように6万円、7万円台でも十分に高性能なスマホが買えるので、Note 9の価格はもっと下がってほしい。が、それを願うのは無意味に等しい。

少なくとも、Note 9の現時点での9.3万円という価格は「高いが、ギリギリそれに見合う価値があるかもしれない」というのが私の意見。

<最新の価格は以下より>

エクスパンシス公式サイト
イートレン公式サイト

 

エクスパンシス



まとめ

Note 9は最も多機能で最も細かい点まで網羅した、非常に完成度の高いスマホといえる。

Sペンに新しく導入された「Bluetooth機能」は個人的には大して重要ではないけれど、従来の機能は相変わらず便利である。

カメラはおそらくiPhone XSシリーズほどの性能はないけれど、それでも動画の手ぶれ補正も良く、十分すぎるほどのパフォーマンスは発揮するので落胆する必要は全くないといえる。

スピーカー、バッテリーライフ、指紋認証は改善され、むしろ強みといえる程の性能アップにつながっている。ディスプレイ、処理能力も今まで通り最高クラスの性能。ラグの問題も全くみられない

細かい点(イヤホンジャック、micro SD、ワイヤレス充電、IP68)もカバーしており、心強いスマホだといえる。

OSのアップデートの遅さ以外は大きな問題はないといえ、OSのアップデートさえ早くしてくれればほぼ完璧なスマホと思える。

価格に関しては個人輸入(イートレン)だと9.3万円と、高額ではある。しかし、ライバルのiPhone XSシリーズが尋常じゃない程の価格で販売されているため、「安く見えてしまう」。XSシリーズよりかは断然コスパは上といえる。

総合的にNote 9は非常に素晴らしいスマホといえ、予算がつくのであれば買って損はないといえる。

 

私がオススメしているシュピゲン・ケース
約1800円

 

 

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