本日は「アンドロイド・スマホのセキュリティ対策として私が実際に行っていること」を書いていきたいと思う。もちろんこの記事を書く動機は、昨日書いた「アンドロイド・スマホメーカーによるセキュリティ・パッチ偽装問題」に端を発している。
ふと自分のウィルス対策について省み、誰かの役に立てればと思い、今からすぐにでもできるセキュリティ対策(しかも無料でできる)を書いていきたい。
免責事項:
私はスマホには詳しい方ではあると思うのだが、ウイルス対策ソフトウェアやコンピュータ・サイエンス、ソフトウェア・エンジニア、プログラミング言語の知識は全くありませんので、本日の内容に誤りがあるかもしれません。
一応、免責事項で“逃げ”の一手は打っているけれど、私が普段行っているウイルス対策は王道中の王道といえる範囲なので、今日の内容はマニア層やある程度IT知識の高い方であれば、かなり初心者向けで「当たり前」なことしか書いておりません。
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この世に完璧なセキュリティ・システムなど存在しない
早速余談っぽくなってしまうけれど、まず大前提として、どんなに強固なセキュリティ・システムを作り上げたとしても必ずしも“絶対に安全”という保証はないという考え方が必要である。
対策には限界がありハッキングされる時はハッキングされてしまうのである。例えばホームセキュリティで有名な○コムや○ルソックに加入していても泥棒に入られてしまうことはあるのだ。だからといってセキュリティ対策しないという選択肢は存在しない。
スマホは今後も更に重要なデバイスとしてクレジットカードや仮想通貨などの“大金”に関わる情報源になり得る。なので、ウイルス対策は絶対に行わなければならないと私は思っている。
今回はアンドロイド・スマホについての対策ではあるが、iPhoneユーザーの人もiPhoneだから絶対に安心とあぐらを書かない方が良いと思う。つい数年前にハリウッド界隈でiCloudがハッキングがプライベートの写真などが大量に流出したのは記憶に新しいと思う。
それでは本題へまいりましょう。
アプリのインストールには常に注意する
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必ずグーグル・プレイからダウンロード
いや、当たり前だろ、とツッコミたくなる人もいるだろうが、そうしない人が世の中にはいるのである。
iPhoneはAppストアからしかアプリをダウンロードできないようになっているが、アンドロイド・スマホはグーグル・プレイ以外からでもアプリをダウンロードできてしまう。
これはアンドロイドが如何に自由度の高いスマホである所以であり利点の一つだけれど、それと同時に危険度も高くなるのである。
グーグル・プレイはiPhoneのAppストア程セキュリティが高い訳ではないが、それでもここ数年で随分とセキュリティが向上したといわれている。
もし知人であれ誰であれ、「今はグーグル・プレイには登録されていないアプリだけれど、このリンクからアプリをスマホにダウンロードできるよ」とグーグル・プレイ以外からアプリのダウンロードを促されれば、必ず注意した方が良い。
もしあなたが、仕事などでそうせざるを得ない場合は必ず会社のコンピュータに詳しい人やその部署の人に掛け合うべきである。
グーグル純正アプリを使う
グーグルの純正アプリには必ず「Google LLC 」と書かれている。純正アプリの例:グーグル・マップ、Gmail、ハングアウトなど。純正アプリ自体にマルウェアが入っていることは限りなく0に近いといえる。最も安心して利用できるのがグーグルの純正アプリだと思う。
有名なアプリを使用する
大手の有名な企業のアプリなら安心して使うことができる。逆を言えば耳慣れないアプリは一旦、グーグルで調べたりするべきである。
メッセージ系:LINE、フェイスブック・メッセンジャー、WhatsApp など
Email:Gmail、Outlook など
SNS:フェイスブック、インスタグラム、スナップチャット、ツイッター など
ブラウザ:クローム、ファイアフォックス、オペラ など
有名な企業が提供しているアプリであれば、マルウェアなどが入っている可能性は非常に低い。
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無料版・有料版のウイルス対策アプリを入れておく
冒頭でも書いたように、私はセキュリティのエキスパートではないので、この種のアプリがどれほどウイルス対策に効果的なのかはわからない。アンドロイドにウィルス対策アプリは不要という人もいるくらいだ。
けれども私は必ず入れている。その理由はたとえ気休め程度かもしれないが、「無いより、有った方良い」と思っているため。
私はWindowsでもMacでさへも、ウイルス対策ソフトは入れるに越したことはないと思っている。
有名な無料アプリ
昔から有名で尚且つ無料で使えるアプリ。
・AVGの無料版
・Avast
・Avira
有料アプリ
有料な分、セキュリティ・パフォーマンスが向上すると“言われている”。
・ノートン
・カスペルスキー
・マカフィー
・ESET
・ウイルスバスター
・AVG有料版
無料版を提供しつつ、期間限定で無料であったり、セキュリティのカバーする範囲が無料版だと最低限だけであることから、有料版へアップグレードさせようとする場合も多い。
個人的に期間限定の無料版はあまり興味がないけれど、無料版をずっと提供し続けているAVGなどはとても良い印象がある。
私は現在ESETの有料版を使用中
ESET(イーセット)はパソコンのウイルス対策用ソフトでも非常に有名な老舗の会社で、スマホ用にもアプリを提供している。ESETの前はカスペルスキーの有料版を使っていた。
有料版を使っているけれど、アプリ内でESETの「有料版を購入した訳ではない」。これは「ESET ファミリー セキュリティ | 5台3年版」をAmazonで購入し、5台分のうち1台を私のアンドロイド機に当てているから。
ESET有料版に関する 余談:
有料版なので最高クラスのセキュリティが保たれているとは思いつつも、アンドロイド・スマホにここまでのセキュリティが必要なのか?と疑問に思うが、セキュリティが高いことに越したことはない。
私の場合3台分で十分で、どのみち、余っている2台分のうち1台分を使うだけであり、実質タダみたいな感覚で使用している。だから余っているライセンスを使わない方がもったいない。
かつてカスペルスキーの有料版を使っていたときもこれと同様の方法で使っており、3台分使用可能で1台をアンドロイド・スマホに当てていた。
ちなみにこの「ESETのファミリーパック 3年 5台分」のやつは2016年にAmazonで当時:3980円という破格のような値段で購入した。今でも4980円で売られていて、この価格でも他社よりも尋常じゃない程安いと思う。3年5台分で約5千円とか半端ない価格である。
特にWindowsのパソコンにウイルス対策ソフトを入れていない人は皆無だと思うし、どうせウイルス対策ソフトは買わないといけないのでこれを買って、余った分をアンドロイド・スマホに入れておけば良いと思う。
アマゾンで買う方が安い場合も、アマゾンでもダウンロード版とパッケージ版で価格が違う場合もあるし、ESETの直販で買う方が安い時もあるので、価格比較すればよいと思う。
余談2:
私のPC環境で、MacでもウィンドウズでもESETは超快適に動いている。私のPC環境はHDDをSSDへ換装したこととRAMを増設したこと以外は大したアップグレードもなく、CPUに至ってはIntel 第2世代 core i3と第3世代 core i5 を積んだラップトップである。
パソコンに多少詳しい人ならわかると思うが、かなり古い体制である。それでも2018年今現在、なんの不満もなく十分快適に動作している。ちなみに現在のIntel最新のCPUは第8世代のKaby Lakeである。いかに私のPC環境が古いのかがよくわかるだろう。
万が一、紛失したときのために“Find My Device アプリ”をインストール
「Find My Device = 私の端末を探す」これはグーグル純正アプリ(無料)で、万が一、アンドロイド機を紛失してしまった際、スマホがどこにあるのかをトラッキングできるアプリ。
それだけでなく、パソコンや他の端末から紛失したスマホのデータを遠隔操作で全て削除することも可能。非常に便利なアプリで、万が一のためにインストールしておくべき。
まとめ
今日紹介した、実際に私が行っているセキュリティ対策は今すぐ始められ、すべて無料でできる。私のように有料のウイルス対策アプリへアップグレードしなくても、無料版アプリでも十分であると思っている。
紹介した方法:
・グーグル・プレイからしかアプリをダウンロードしない
・グーグル純正アプリを使う
・大手の有名アプリを使う
・グーグル純正アプリ:Find My Device (私の端末を見つける)を万が一のためにダウンロード
・無料版・有料版のウイルス対策ソフトをダウンロード
これだけ対策をしてハッキングをされたら納得がいくでしょう。面倒くさいなどとは思わず、今すぐにでもできるので、万が一のための準備だけはしておきましょう。