本日のピックアップは「HTC U12 のうわさ」を少しまとめてみたい。日本ではHTCはあまり馴染みもなく、それほど注目はされていないのかもしれないけれど、HTCは台湾に本社のある非常に有名なスマホ・メーカーのひとつ。U12はフラッグシップ機で昨年のU11の後継機 にあたる。(U11のレビューはこちら:HTC U11 名誉挽回にかけるHTC「渾身」のフラッグシップ!!!)
***U12に関する最新の噂はこちら
実は2017年の後半にU11+という新機種が発売されたけれど、これは日本では未発売だった。U11は日本でも発売されたので、今年もU12が日本に上陸してくれることを祈っている。昨日のOnePlus6の記事同様、まだそれほどリーク情報が多い訳ではないが、現段階で知る限りの情報をまとめたいと思う。
アイキャッチ画像はU11です、HTC日本公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.htc.com/jp/smartphones/htc-u11/
U12:予想されるスペック
Soc (チップセット) | スナップドラゴン845 |
ディスプレイ | 5.99インチ (約6インチ) QHD+ (1440×2880 pixels) |
RAM | 4〜6 GB |
カメラ | メイン:1600万画素 F値不明
サブ:1200万画素 F値不明 インカメラ:800万画素 |
バッテリー | 3420mAh |
OS | Oreo 8.0 |
防水防塵 | IP68 |
ロック解除 | 背面 指紋認証
顔認証 |
エッジ・センス UI 2.0(スマホの両端を握ると様々な機能を追加できる) |
スナップドラゴン845 & 4〜6GB RAM はフラッグシップ機として定番
チップセットの構成はこれ以外に選択肢がないので、書きようもないですね。2018年はこれがフラッグシップ機として当然のスペックですから。RAMが6GB以上あることを期待したい。
カメラ:HTCとして久しぶりのデュアルレンズ
HTCは長らくデュアルレンズを採用してこなかった。なぜ長らくなのかはHTCはかつてM8という2014年に発売されたフラッグシップ機で、すでにデュアルレンズを採用していたからだ。けれど、これは大きな失敗に終わった。理由は割愛するけれど、これが尾を引いたのかもしれない。
ようやく、デュアルレンズの採用に至ったけれど、HTCはどのような構成を採用するのかはまだわかっていない。
多くのリーク情報によると今回のU12のメインカメラは1600万画素・サブは1200万画素という構成でどちらもソニー製のセンサーを採用、というぐらいしか情報がない。
サブ・カメラについての無駄話
さて、ここでマニア層が盛り上がってるのは、サブ・カメラが「光学2倍ズーム」か「超広角レンズ」のどちらかになるのかという議論。もちろん、マニア層は超広角レンズ派が多い。私もその一人で、HTCが超広角レンズを採用すれば、iPhoneから端を発した光学2倍ズームのトレンドに待ったをかけるかもしれない。
マニア層や私を含め、なぜ「超広角レンズ」が人気なのかというと、超広角レンズは簡単にいうと“非常に便利”という点につきる。具体的にいうと、「これ以上後ろに下がれないという場所で、超広角レンズであれば撮りたい範囲を十分にカバーできる」「人間の目で見た風景と近い感覚で写真・動画が撮れる」「人間は近づくことは容易だが、遠ざかることが苦手」というのが私の意見。
あと、スマホ・マニア層は90%以上男性である。男というものは人物よりも風景や建物を撮るのが好きで、スマホ好き、ガジェット好きという大半の男がポートレートをそこまで撮る人は少ないと推測すると、なぜスマホ・マニアは超広角推しなのかは論理的にも頷けるハズ。
ただ、それでも「超広角レンズ」の方が「光学2倍ズーム」よりも便利だと、私は思っている。HTCには是非、LG、ASUSに続き、U12でも超広角を採用してもらいたい。
デザイン性はHTCらしさを踏襲
画像はU11です、HTC日本公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.htc.com/jp/smartphones/htc-u11/
昨年U11が発表された時、もっとも注目を浴びたのがそのデザイン性。その美しくガラス加工された背面は「カバーをつけるのも惜しむほど」評判が高かった。結局は多くのユーザーはカバーをつけるのではあるけれど。。。
U12もこのオリジナリティのあるデザイン性を踏襲するといわれており、カラーバリエーションなども増えるといわれている。個人的にはデザイン性はそこまで重視しないけれど、デザイン性も重要と考える人にはこういった点も大事なのだといえるでしょう。
少なくとも、「ダサい」スマホになることもなく、どこかの会社から多くのヒントを得た訳でもないのはわかる (ASUSよ。。。)。
エッジ・センスは“生き残った”
昨年U11に搭載された“エッジ・センス”という機能。知らない人のために解説すると、スマホの両端を握るとセンサーがそれを感知して、カメラを起動したり、いろいろなアプリを開いたりできる。
当時、この真新しい機能はマーケットで受け入れられるのかどうか、私は非常に気になっていた。この機能が役に立つのか、はたまた捨てられてしまうのかと、半信半疑でユーザーの反応をみていたけれど、おおよそではあるが、“受け入れられた”のだと思う。現に、グーグルPixel(ピクセル)2でも採用されたことを鑑みれば、今後も生き残っていく機能であると思うし、もっと便利になっていってほしいと思っている。
発表は4月中か?
これはまだ確証のないことだけれど、4月中に発表されるのではという話がある。私はU12の発表は早かければ早い程良いと思う。
その理由は、HTCは昨年U11を5月16日に発表し6月15日から発売した(Wiki調べ)。私はこれはHTC最大のミスではないかと思っていた。なぜかというと、もうこの時期にはギャラクシーS8やLG G6などがマーケットで出回り始め、U11が良いスマホであったにも関わらず、それほど注目が集まらず遅きに失した感があったからだ。なので私はU12は同じ轍を踏まないことを切に願っている。
現時点でのU12のうわさのまとめ
- スナップドラゴン845 & 4〜6GB RAM
- デュアルレンズの採用:メイン + 光学2倍ズーム or 超広角レンズ
- デザインの大幅な変更はなし(良い意味で)
- エッジ・センスの続投
- 進化したBoom Sound
基本的には上のようになるだろうと思う。
U12に期待する私の小言
HTC U11は非常によく出来たスマホであったと思う。唯一ベゼルレス・デザインではないという点を除いては。敢えてHTC U11を擁護するならば、2017年の前半はまだ、ベゼルレス・デザインを採用したスマホはLG G6、サムスン ギャラクシーS8くらいで、それ以外は以前と同様の“旧式”のデザイン(アスペクト比16:9)であった。
でも今年の端末はベゼルレス・デザインになるのは確実であるし、すでに2017年後半に投入したU11+はベゼルレス化しているので、U12もどこまでスクリーン対ボディ比を上げてこられるかというのも私は気になっている。
U11で非常に評判の良かったスピーカーがU12でどれほど向上しているのか、そしてカメラの性能がサムスンのS9やS9+と比べてどこまで迫れるのか気になっている。
今後、リーク情報が入れば、このデイリーNewsでも取り上げたいと思う。