Apple iPhone VS

「 iPhone XR 」対 「 Mate 20 Pro 」詳細比較:多機能なMate 20 ProよりオールラウンダーのXRを買うべきか?

「iPhone XR と Mate 20 Pro の比較レビュー」を行いたい。Huaweiの実力は年々トップクラスに迫ってきており、iPhone XRにどこまで迫れているのかが面白い点であると思う。

いつも通り8つのカテゴリー (カメラ性能・処理能力・バッテリーライフ・ディスプレイ・スピーカー・OS・その他・価格) に分けて比較していきたい。

アイキャッチ画像、記事内画像はApple公式サイト、Huawei公式サイトよりスクリーンキャプチャ:https://www.apple.com/jp/iphone-xr/  https://consumer.huawei.com/jp/phones/mate20-pro/

各レビューはこちら

単刀直入な結論

iPhone XRもMate 20 Proも非常に総合力が高く、どちらも「大きな欠点がない」スマホといえる。

XRは「処理能力、スピーカー、OSそしてコスパに優れ」ており、Mate 20 Proは「カメラ、バッテリー関連、ディスプレイ」でXRよりも良い印象がある。

Mate 20 Proのカメラに関してはMate 20 ProがXRよりも大きく優れている訳ではなく、オートで撮る場合やビデオ撮影はXRの方が1ランク上である。個人的にMate 20 Proの「広角・標準・望遠」のトリプル・レンズの便利さや「夜間モードやマニュアルモード」などの細かい面で、Mate 20 Proの方がカメラのパフォーマンスが上だという意見である。

XRもMate 20 Proもバッテリーライフに関しては「間違いなく2018年ではトップ2」といえるほどバッテリーの持ちが良い。ただ、充電時間に関してはiPhone XRに付属している充電器が5W(ワット)出力という「最低レベル」の充電器に対し、Mate 20 Proは40W出力という「最高クラス」の付属の充電器を備えている。

価格面では、両者Simフリー版を販売しており、オススメのモデルは以下である

iPhone XR → 9万8064円 / 128GB (税込)
Mate 20 Pro → 9万7882円 / 128GB (税込)

ほぼ同じ価格である。ちなみにMate 20 Proは128GBモデルしかない。ハードウェア的に製造コストに関してはMate 20 Proの方が「お金のかかっているスマホ」である。iPhone XRは「リセールバリューが非常に高い」ため、総合的に考えるとiPhone XRの方がコストパフォーマンは上だと考えている。

XRもMate 20 Proも非常に優秀なスマホであり、間違いなくどちらを選んでも「がっかり」することはないだろうと思う。

それでは8つのカテゴリー:カメラ性能・処理能力・バッテリーライフ・ディスプレイ・スピーカー・OS・その他・価格について詳しく見てまいりましょう。

 

 

カメラ性能

まずはいくつか比較動画(英語)を・・・↓の2つ目の動画はXRでなく、XSとMate 20 Proの比較動画をピックアップしています。XSとXRはメインカメラの性能は同じです (望遠とポートレートは差があり)。

 

 

 

iPhone XR の特性

メイン・レンズはXSシリーズと同じモノなので、センサーやF値に妥協はない。もちろん、シングル・レンズなのでXSシリーズのような光学2倍ズームレンズがない。

色味は「必ずしも自然な色合いとまでは思わない。若干、彩度が目立ち、まあまあな具合で暖色系という感じがする。ただ、これは悪い意味ではなく、「良い見栄え」ではあるし、極端に不自然なカラーではない

スマートHDRの出来栄えは非常によく、ダイナミックレンジに関しては素晴らしい出来だと思う。

ポートレート・モードはメイン・レンズのみの使用 (XSシリーズはメインと望遠を使用)。背景ボケの質は「予想以上」で、多くの人は満足できるハズである。

背景ボケの調節もとても良くできていて、ポートレート・モードの参入が遅かった割には「さすがアップル」という画質といえる。

ただ、ポートレート・モードは人物にしか対応できない (XSはモノにも使える)ので、背景ボケのある写真を重視したいのであれば、XRはオススメしない。

動画に関しては「ステレオ録音」になったことにより音質が非常によくなった。昨年まではモノラル録音であったので、XR、XSはかなりの性能アップといえる。

そして、動画の画質であるが、「4K動画の画質、ダイナミックレンジ良さ、手ぶれ補正 (30FPS、60FPS両方)、音質」すべてが素晴らしいといえる。この辺はA12チップの影響なのかもしれない。

カメラに関しては写真と動画の総合的なバランスを加味すれば「XRは2018年のスマホではトップクラスといえ称賛に値する (もしかしたら10万円以下のスマホであればベスト)」と思う。

 

Mate 20 Pro の特性

背面は3つのカメラを搭載したことにより、この1台で一般的な画角はすべてカバーできる。「広角・標準・望遠」と全てのシチュエーションで最適なレンズを選ぶことができることが「どれほど便利で快適なのか」は使った人間にしかわからないだろう。

特に、旅行などで重いカメラを持ち歩きたくない人にとってはMate 20 Pro 1台で事足りるだろう。特に「広角レンズ」の便利さは何もにも替え難く、その性能もかなり良い。

個人的にはあまり使っていない機能だが、この広角レンズはマクロレンズとして使用することができるため被写体にかなり近づけることができる。

色味はかなりヴィヴィッド (彩度が強い)でシャープな画作りといえる。個人的には自然な色味の方が好みだが、「インスタ映え」するのはMate 20 Proのような画作りだと感じる。彩度が強めではあるけれど、正確を期すと強すぎるということはないのでオートでパシャパシャとるには十分だといえる。

しかしながら、iPhone XSシリーズやXR、グーグル Pixel 3のオート撮影のクォリティーと比べると1ランク下がるかな?という具合である。

ちなみに、標準が4000万画素と高画素になっているけれど、デフォルトでは1000万画素級に画素数が落とされている。これは「ライト・フュージョン (一般的にはピクセル・ビニングという技術で呼ばれる)」という技術を使い、“よりクリアで明るい、色の再現性を向上させている“らしい。

機能として「ポートレート、夜間モード、アパーチャ・モード、プロ・モード」があるが、これら全てが優秀。特に、夜間モード (Night Mode)とプロ・モードはとても気に入っている。ちなみにこれらはP20 Proからある機能。

Mate 20 Proの動画のクォリティーはP20 Proとは比べ物にならないほど向上しており、手ぶれ補正が全く効かなかった4K 30FPSの撮影も非常に良くなっているマイクの質も良く、音をきれいに録音してくれる。

スマホ・カメラのトップに君臨する、iPhone XS(XR)とPixel 3と比べるとオートでの撮影では総合的に1ランク劣るけれど、以下の点はMate 20 Proは優れている

iPhone XR → 夜間モード  (XS、XRにはそもそもこの機能がない)
XR & Pixel 3 → 広角レンズ (XR、Pixel 3は標準レンズのみなので広角に対応できない)

Huaweiのカメラ・パフォーマンスは基本的に「玄人好み」のような気がする。オートでパシャパシャ撮りたい層よりも、プロ・モード でマニュアルで設定して良い写真を撮りたい人や、夜間モードでアートっぽい画作りを楽しみたい人、そして、シチュエーション毎に「広角・標準・望遠」を使い分けたい人にとっては、ベストなスマホ・カメラだといえる。

 

カメラ まとめ

XRもMate 20 Proもカメラ・パフォーマンスは非常に高い

メイン・レンズの性能はXRの方が1ランク上のパフォーマンスがある。これは写真・動画、両方でMate 20 Proのメイン・レンズよりも秀でている。しかし、Mate 20 Proのトリプル・レンズ・カメラの便利さは計り知れない、というのが私の結論である。もう少し詳しく説明すると・・・

オートで撮る分にはiPhone XRの方が安定して自然な色合いに近い良い写真が撮れ、動画に関しては間違いなくXRの方が手ぶれ補正色味でMate 20 ProよりもXRの方が優れている。スマートHDRのお陰でダイナミックレンジに関してはXRの方が多くの場面でMate 20 Proよりも「明るめ」の写真を撮れる。

逆にオートだけに頼らず、トリプル・レンズを駆使して、「ワイド・標準・望遠」をその時々のシチュエーションに分けて「最適な画角」で撮りたい人や、Proモード(マニュアル)で撮りたい玄人派、その他、夜間モード(Night Mode)といった多くの機能を使いたいという、「カメラに慣れている人」であれば、Mate 20 Proの方が融通が利いて使いやすい。

ただ、動画に関して、特には4K撮影においてはMate 20 ProはXRよりも手ぶれ補正が効きにくく、全体的にXRよりも1ランク劣っているように感じる。マイク録音はXR、Mate 20 Pro共に良好である。

個人的には↓のような構図になってしまう:

写真 → Mate 20 Pro
動画 → iPhone XR

これはPixel 3とXRを比較したときと同じであるが、内容はその時とは違う。その理由はやはりMate 20 Proの「トリプル・レンズ」の存在で、やはり画角を「広角・標準・望遠」の3つから選べる利便性というのは何物にも替えられない。

特に広角レンズの良さはシングル・レンズには代替が不可で、写真を撮る際に状況によっては「広角で撮るしかない場面や広角であるからこそキレイに収まる」ということが多々ある。

総合的に考慮して、オートではXRに劣るものの、融通の利くMate 20 Proを支持したいと思う。もちろん、僅かにMate 20 Proが有利という意味合いであり、XRとは本当に僅差である。

 

 

処理能力

処理能力 RAM チップ
iPhone XR 3GB A12 Bionic
Mate 20 Pro 6GB Kirin 980

 

Antutuのスコア

iPhone XR  → 約34.4万点
Mate 20 Pro → 約30.3万点
(Antutuより)

XRもMate 20 Proもチップの規格は7nm(ナノメートル)で、7nmのチップを採用しているのはこの2社のみである。つまり、現時点では両者「最高クラスの規格」である。

しかしながら、Antutuのスコアを見てもらえればわかるけれど、XRとMate 20 Proには「約4万点もの差」がある。つまり同じ7nm規格であってもXRに搭載されているA12 Bionicのほうが処理能力が高いということがいえる。

XRは「ハード、ソフト、チップ」これら3つが全てアップルが統括しているので、長期間で使用しても安定しており、快適なユーザビリティを損なうことは「まずないだろう」。

Mate 20 Proに関しては、「ハードとチップは自社製」で、処理能力こそ、XRには劣るものの「十二分に高性能」だといえ、悲観することは一切ないといえるし、RAMも6GB積んでいることから、2年以上の長期的な使用でも問題なく軽快にスマホを動作させるほどのパワーは兼ね備えていると思う。

処理能力に関してはXR、Mate 20 Proどちらも非常に高性能でありどちらの端末も快適に使えるため、何の心配もいらない。ただ、どちらが「より高いパフォーマンスを発揮するか」と問われれば、間違いなくiPhone XRの方だといえる。

 

バッテリー 関連

バッテリーライフ

iPhone XR   → 2942 mAh
Mate 20 Pro → 4200 mAh

バッテリーライフに関しては「どちらも最高峰」だといえる。物理的な容量に関しては断然Mate 20 Proの方が大きいのだけれど、「実際の使用に関しては大きな差はない」と断言できる。

私のようなアベレージ・ユーザーであれば、どちらの端末を使用しても「余裕で丸二日は持つ」といえる。XRもMate 20 Proも「1日で使い切る方が難しい」と感じるし、ヘビー・ユーザーでも1.5日は持つのではないかと思う。

敢えて、どちらがバッテリーライフが長いかというなれば、もしMate 20 Proのディスプレイ解像度をQHD+ → フルHD+の落として使用するのであれば、「若干Mate 20 Proの方が長持ちする」という具合である。本当にどちらを選んでもバッテリーライフで不満を感じるということはまずあり得ない。

 

充電スピード

iPhone XR → 5W(ワット)
Mate 20 Pro → 40W(ワット)

これはあくまで「付属のバッテリー充電」の比較になるが、バッテリー充電に関してはMate 20 Proの圧勝だといえる。

むしろ、XRの5W出力という充電スピードは「超がつくほどの低速」であり、XRの価格を考えればあり得ないほどの遅さといえる。逆にMate 20 ProはXRの充電器の8倍の出力(40W)で、こちらはスマホの充電器としては最高峰のパフォーマンスといえる。

実際、Mate 20 Proの充電時間はたった「1時間」で0% → 90%以上 充電できるのに対し、XRは0% → 90%以上まで約3時間もかかる。なので、充電スピードに関して、iPhone XRは完敗である。

 

バッテリー関連 まとめ

バッテリーライフに関してはXRもMate 20 Proも最高クラスのパフォーマンスといえ、バッテリーの心配などまるでなかったかのようにスマホを使用できるため、どちらを選んでもバッテリーライフで不安な思いすることはない。

しかし、充電スピードに関してはMate 20 Proの40W出力の充電器とXRの5W出力のものとでは比べるのも失礼なほどの結果である。

なので、バッテリー関連はMate 20 Proの方が優秀だといえる。

 

ディスプレイ

iPhone XR → 6.1 インチ LCD HD+
Mate 20 Pro → 6.39 インチ AMOLED (有機EL) QHD+

XRのディスプレイに関しては発表直後はその解像度の低さから、大きく批判されたけれど、実際の画質はHD+ながら非常に高品質なLCDディスプレイといえる。ディスプレイに特別な拘(こだわ)りがなければXRの画質で十分だといえる。

Mate 20 ProAMOLED(有機EL)ディスプレイで、解像度はQHD+と申し分のない最高クラスのスペックであり、HDR10にも対応している。個人的には解像度をフルHD+で使用していても十分なクォリティーだと思う。

 

スクリーン対ボディ比

iPhone XR → 79.0%
Mate 20 Pro → 87.9%

XRとMate 20 Proとで大きく違うのが、スクリーン対ボディ比で、XRはベゼルが上下と横が全体的に太いと感ぜずにはいられない。

逆に、Mate 20 Proはノッチ部分以外はほぼスクリーンで、ベゼルレス化は非常に素晴らしいといえる。ただ、両端がカーブしていることもあり個人的にはこのカーブディスプレイはあまり好きではない。

 

 

ディスプレイ まとめ

「画質」に関してはXRもMate 20 Proも満足のいく品質だと思っている。特にXRに関してはHD+という「低解像度」なのでディスプレイの質が悪いのではと不安になるけれど、決してそんなことはない。

私が常々いっているようにスマホ・サイズであれば「フルHD+」で十分だと思っている。しかし、スクリーン対ボディ比に関してはMate 20 Proの圧勝で、更に、Mate 20 ProはHDR10にも対応しているため、総合力はMate 20 Proの方が断然上だといえる。

 

スピーカー

どちらもステレオ・スピーカーで、底面と受話口から音が出ることに変わりはない。ただ、音質はiPhone XRの方が断然「高品質スピーカー」といえる。Mate 20 Proよりも1ランクどころか2ランクはXRの方が優れていると思う。

Mate 20 Proのスピーカーが決して「悪い」とまでは言わないが、スピーカー・グリル (スピーカー用の穴)がなく、スピーカーの音はUSB Type Cのところから排出される。そのため、Mate 20 Proの音質はフラッグシップとしては「いたって普通」。

スピーカーの質が最高峰のXRと比べるとMate 20 Proは全く歯が立たないレベルといえ、スピーカーに関してはiPhone XRの圧勝である。

 

OS

iOS

OSについては「OSアップデートの長さとセキュリティの高さ、そしてアプリとの相性」に関してはiPhoneの右にでるものはいない。OSのアップデートの長さはアンドロイドのそれとは比べ物にならないし、セキュリティの更新も非常に早い。

アンドロイドのOSアップデートが2〜3年ほどで終わってしまうのに対し、iPhoneは5年近くもアップデートが続く。現時点で最新のiOS12にはiPhone 5S (2013)も含まれている。こんなことはアンドロイドではあり得ない。

アプリもアンドロイドに比べて非常に安定していることは認めざるを得ない。もちろん、アンドロイドもここ数年はほとんど問題ないけれど、iPhoneの安定度はアンドロイドよりも優れている。

 

EMUI 9.0

Huawei のUIは好みが分かれる。私は嫌いではないが、好きではない。Pixel 3のような純アンドロイドではなく、Huaweiの独自のOS色が強く、プリインアプリも多い

プリインアプリに関しては、無駄なアプリが多く、グーグルの提供するアプリとかぶるものも非常に多い。プリインアプリは残念ながらアンインストールできないが、簡単に使用停止することができる。

Always ON Display 「常に情報を表示」や 「通知表示」についても悪くはないが、Pixel ほど使い勝手がよく、優秀とまでは思わない。

 

OS まとめ

HuaweiのEMUIは「好き嫌いが分かれる」OSで、アンドロイド・ユーザーでも意見の分かれるUI。非常に多くの機能があり、便利で多機能な反面、全く使うことのない機能やプリインアプリも多い。アンドロイド派の私でもEMUIを使うのであれば、iOSの方が良いかなと感じるくらいである。

もちろん、これは好みの問題であり、EMUIに慣れてしまえば、それはそれで使いやすいと思うのだが、EMUIと相性の悪いアプリが「他のアンドロイド機」よりも多いとも言われており、こういった点は見逃せない欠点だと思う。

OSとしての完成度とアプリの相性でいえば断然iOSの方が上であるため、OSはiPhone XRの方が良い。

 

 

その他、細かい点

イヤホンジャック、micro SD、ワイヤレス充電、防塵防水 IP68

4機能 XR Mate 20 Pro
イヤホン X X
micro SD X X
ワイヤレス充電
IP規格 IP67 IP68

この4点に関しては今まで散々書いてきたため、今後はこの表だけをお見せしようと思います。Mate 20 Proはmicro SDは使えないが、「NM (ナノ・メモリー) カード」という外部メモリーを使える。(後述)

 

顔認証

iPhone XR → Face ID
Mate 20 Pro → 3D顔認証

アップルもHuaweiも顔認証には同じような技術を用いており、どちらも顔の深度を測るためセキュリティーは2Dの顔認証よりも高い。

ただ、精度ではXRのFace IDの方が上だと思う。Mate 20 Proの顔認証の精度は「イマイチ」とまでは言わないが、たまに認識しないことがXRよりも多いと思われる。こういった細かい点はさすがアップルと感ぜずにはいられない。

 

 

iPhone XR → Apple Pay

Apple Payはもうすでに多くのユーザーにとってお馴染みの機能だといえるので敢えてここで解説を入れる必要はないでしょう。

Mate 20 Proは「おサイフケータイ」に一切対応していないので、普段から「おサイフケータイ」を使用している人には注意が必要。

(ちなみに、ドコモから春に発売されたP20 Proに関してはおサイフケータイに対応しており、全てのHuawei端末がおサイフケータイを使えない訳ではないため「話がややこしくなっている」)

 

Mate 20 Pro → ディスプレイ指紋認証

新しい技術であり、今後も改善が必要だと思う。現時点ではまだまだ「物理ボタン」の方が遥かに「精度とスピードで優る」けれど、これは仕方がないと思う。現時点では若干の面倒くささも感じている。その理由としては、ロック解除に至るまでのステップが増えたことによる。

1 スマホをスリープ状態から起こす
2 指定の位置でしっかりと指をのせる

物理ボタンの場合、指をさっとボタンをのせるだけで済むので、ロック解除がかなり早い。まあこのディスプレイ指紋認証は新しい技術であるので、改善されることを待つしかないでしょう。

iPhone XR → 5W(ワット)出力充電器、イヤホン・アダプターなし

これらは非常に残念な点である。まず、バッテリーライフのところでも書いたが5W出力の充電スピードは遅すぎる

この他、イヤホン・アダプターが付属しない。3.5mmイヤホン・ジャックを廃止してからしばらく経つけれど、意外と有線イヤホンを使用している人はまだまだ多くいる。9万円以上するiPhone XRの価格を払って、人によっては更に1080円(税込)を支払ってアダプターを追加購入するなんて馬鹿げているとしか思えない。

 

Mate 20 Pro → ワイヤレス逆充電 と NMカード

 

新しい試みで、Mate 20 Proがワイヤレス充電器として他の端末をワイヤレスで充電を供給する側になるのだけれど、「全く必要性を感じない」

NMカードはHuaweiが独自に規格したメモリー・カードで、これを外付けで利用できる。形はナノSimと同じ。micro SDカードよりも小さくて済むのだが、独自規格であるため「価格がべらぼうに高い」。micro SDカードの2〜3倍の価格である。

 

価格 (コストパフォーマンス)

Simフリー 価格 (公式:税込)

モデル XR Mate 20 Pro
64 GB 9万1584円 なし
128 GB 9万8064円 9万7882円
256 GB 10万9944円  なし

 

オススメ容量:XR → 128GBMate 20 Pro → 128GB

iPhone XRは64GBモデルよりも128GBを断然オススメする。64GBだと若干容量が物足りない。ライト・ユーザーなら64GBでも大丈夫だと思うけれど、アベレージ・ユーザー以上はやはり128GBモデルのほうが容量としては安心だと思う。

XRの場合、64GBと128GBの価格差は約6500円この6500円は絶対にケチらない方が良いと思う。

Mate 20 Proに関しては日本で発売されているモデルは128GBのみで、それで十分だと思う。

 

iPhone XR → リセールバリューが高い

これはアンドロイド・スマホとは大きく違う。アップル製品全般にいえることだが、iPhoneは旧モデルや中古価格でも「そこそこの値段がつく」。単純に「中古でもiPhoneが欲しい人は多い」ということの裏返しだけれど、こういったことはアンドロイドでは起こりにくい。

逆にアンドロイド・スマホは基本的にリセールバリューが下落しやすい。現時点ではXRとMate 20 Proの価格はおおよそ同じであるが、これらを2年後に売るとなったときは間違いなくiPhone XRの方が高く売れる。

 

 

価格 まとめ

iPhone XR  → 9万8064円 / 128GB (税込)
Mate 20 Pro → 9万7882円 / 128GB (税込)

価格差がほぼないが、リセールバリューを考えれば間違いなくiPhone XRの方がコストパフォーマンスに秀でている。

これが所謂(いわゆる)アップル・ブランドである。皮肉なことに利益率はMate 20 Proの方が低いにも関わらずである。(Mate 20 Proの方がトリプル・レンズ・カメラ、AMOLEDディスプレイなどハードではお金のかかるパーツを採用しており、生産コストは絶対的に高いため)

売り払う際の価格をも考慮すれば、Mate 20 ProよりもiPhone XRの方が「お得」なのである。

 

まとめ

カテゴリー iPhone XR Mate 20 Pro
カメラ
処理能力
バッテリー
ディスプレイ
スピーカー
OS
その他 引き分け
価格 (コスパ)

 

8つのカテゴリーに分けて比べてみると予想していた以上に接戦だったような気がする。特に、Mate 20 Proに致命的な点が少ない、おそらくほぼないので、XRとかなり競り合う形になったと思う。

iPhone XRの良さは処理能力、スピーカー、OSそして価格。これらに関しては「僅差ではなく」、確実に1歩、2歩リードしている。

Mate 20 Proはカメラでは若干有利かもしれないが、これは私のようなカメラにうるさい人間からの意見であるため、すべての人に当てはまるとは言い難い。カメラに関してはXRとの差は本当に僅かであり、むしろオートでしか写真・動画を撮らない人にとってはiPhone XRの方が良い選択肢といえる。

バッテリーも急速充電ではXRを圧倒するが、バッテリーライフはお互い「超優秀」なので、これもまた大きくリードしているわけではない。

ディスプレイに関してはQHD+の解像度87.9%という非常に素晴らしいスクリーン対ボディ比を実現しているので、これはXRよりも格段に良い。

一番私が重要視している「価格(コストパフォーマンス)」についてだが、これはXRの方が優秀で、やはりアップル製品特有の「リセールバリューの高さ」は見過ごしてはいけない点だといえる。

8つのカテゴリーを総合的に考慮して、私がオススメするのは「iPhone XR」である。やはりその決め手は「コストパフォーマンス」といえ、Mate 20 Proの価格は現時点では高すぎる。もちろん、XRも高いと思っているが、価格が同じである以上、リセール・バリューを含めた総合的なコストパフォーマンスに優れたXRを推さざるを得ない。

現時点ではMate 20 Proが約9.8万円ということで、もしこれが今後数カ月後に価格が下落し始めたなら、また意見は変わるかもしれないが、私の目安としては、もしMate 20 ProがiPhone XRよりも1.5万円ほど安ければXRよりもMate 20 Proの購入を考えても良いかもしれない。

 

私がオススメしているシュピゲン・ケース (アマゾン価格)
iPhone XR → 約1900円
Mate 20 Pro → 約1700円

 

 

 

 

各レビューはこちら

 

関連記事

ピックアップ記事

  1. 2019年は中古スマホが熱い!!:アベレージユーザーにこそ 型落ち (旧)フラッ…
  2. シニア世代こそ 「 iPhone 」を使うべき:「 らくらくホン 」は全然オスス…

関連記事

  1. Huawei VS

    Huawei P10 Lite VS Moto G5 Plus: コスパ最強 ミッドレンジ・スマ…

    前回の記事で、ミッドレンジ・スマホを買うなら“P10 Lite”か“M…

  2. Huawei VS

    OnePlus 6 vs ファーウェイP20 Pro 比較 (8カテゴリーに分けて):価格とパフォー…

    OnePlusとHuawei、今やどちらも中国を代表するスマホ・メーカ…

  3. Samsung Galaxy VS

    ギャラクシーS9とS9+を比較 :絶対的にS9+をオススメする理由4つ

    ギャラクシーS9とS9+(プラス)がもうすぐ国内でも販売が開始されるの…

  4. Samsung Galaxy VS

    比較対決【ギャラクシー Note 9 vs S9+ 】:8つのカテゴリー別で総合的に比較

    「ギャラクシー Note 9」と「S9(+)」の比較レビューを行いたい…

  5. Huawei VS

    ファーウェイ P20 Pro VS ギャラクシーS9+ 比較:7つのカテゴリーで比較(カメラ性能・処…

    ドコモで機種変やMNPを考えている人にとって「ファーウェイP20 Pr…

最近の記事

特集記事

  1. ベスト・スマホ:2017年下半期 〜 2018年上半期のスマ…
  2. 3.5万円以下(2018年6月)で買えるコスパ最高の新品スマ…
  3. 必読:私が行っているアンドロイド・スマホ用 セキュリティ対策…
  4. ベスト・スマホ 2017:カテゴリー別に最良のスマホを選出
  1. Apple iPhone VS

    iPhone X か iPhone 8/8Plus で迷ったらXを買え!!
  2. Huawei 発表

    「 Honor View 20 発表 」スペックはハイエンド機に近づいたが、コス…
  3. Huawei

    ファーウェイ Mate 10 Pro 長期レビュー:バッテリー重視の方には間違い…
  4. スマホ・ニュース

    iPhone 8 非正規店で画面修理の端末がiOS 11.3にアップデート後に不…
  5. Motorola

    moto G5 Plus レビュー: これぞ本命ミッドレンジ・スマホの一角
PAGE TOP