iPhone Xを買うか、8または8Plusで手を打つべきかで悩んでいる人も多いと思う。今回の記事はXへアップグレードするべきか迷っている人のために、「X買っちゃいなよ」と背中を押す内容で書いていきます。
アップル公式サイトよりスクリーンショット: https://www.apple.com/jp/iphone-x/specs/
https://www.apple.com/jp/iphone-8/specs/
単刀直入な結論
冒頭で結論を書いているけれど、iPhone8または8Plusを買うかXへアップグレードするかで迷っているのであれば、Xへアップグレードするべき。新しいベゼルレス・デザイン、有機ELパネル(OLED)採用のディスプレイ、デュアル光学式手ぶれ補正搭載のデュアルレンズ。そして何よりも、全く新しいデザイン。2万3千円〜3万4千円の価格差を考慮してもそれ以上の満足感を得ることは可能だと思う。それでは、もう少し踏み込んで私の考えをみていただきましょう。
アップル公式サイトよりスクリーンショット: https://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone-x#00
iPhone X が 8 & 8Plus より優れている点
有機ELパネル(OLED)ディスプレイ
有機ELパネル(以後: OLED)の主な特徴は
- 薄型・軽量
- 省電力
- 高画質・高輝度
引用元 JOLED(日本の会社): https://www.j-oled.com/oled/about_oled/
この中でも最も重要なのは高画質。OLEDはiPhone8、8Plusで採用されているLCDよりも高画質の液晶でコントラストの幅もLCDよりも大きく、視野角も広い。
iPhone 8 | iPhone 8Plus | iPhone X |
1,400:1コントラスト比 | 1,300:1コントラスト比 | 1,000,000:1コントラスト比 |
いかに、Xのコントラスト比が8に比べ高いのかがわかる。比率が高いと画面の明暗がわかりやすくなる。特に、OLEDは黒い部分はより黒く表示されるので、メリハリのあるくっきりした鮮やかさがディスプレイに反映される。
ベゼルレス・デザイン
アップル公式サイトよりスクリーンショット: https://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone-x#00
もうこれは見たまんま。Xの前面はほぼすてべがディスプレイ。8、8Plusは今まで通りの太いベゼルが。私は、8、8Plusの値段を払って、未だにあのベゼルで我慢するなど到底できない。LGやサムスンの端末ならもっと安い価格でベゼルレス・デザインが手に入ることを考えれば尚更。
デュアル光学式手ぶれ補正(OIS)
デュアルOISがいったいどれほどの効果があるのかは現時点ではわからないけれど、私の予想では、かなりはっきりとした違いが写真撮影や動画撮影で見て取れると思う。なぜそう思うかは、Xと同様にデュアルOISを採用しているサムスンのNote8の動画とiPhone 8Plusの動画を見比べたときに、望遠レンズにOISを搭載していない8Plusはブレが強くでてしまう。気になる方は下の動画の58秒あたりからどうぞ。特に1分20秒あたりの歩いている際の手ぶれ補正は、OIS搭載Note8の方が8Plusより優れているのがわかる。
なので、XはNote8同様に望遠レンズにもOISがついているので、かなりスムーズな動画撮影可能と思う。
Xが8&8Plusよりも劣っているかもしれない点
Face IDのロック解除はTouch ID(指紋認証)より不便かも
指紋認証の方がホーム画面のロック解除をしやすいのは認めざるを得ないと感じている。もちろん、まだFace IDがどこまで精確に素早く、ロック解除できるかはわからないのだけれど。とくに、わざわざスマホを顔の正面あたりまで持ち上げるのは面倒。もし下方向からの自然な角度でXを手に持ったときのロック解除が、Touch IDよりも素早いのであれば、FaceIDに軍配ということになるけれど。現時点では指紋認証の方が速いと予想。
価格差以上の性能差はない
上で述べた“iPhone Xが 8 & 8Plus より優れている”3点 (OLED、ベゼルレス、デュアルOIS)以外は8、8Plusとは基本的に性能は同じである。
Xとの価格差 | |
8 (64GB モデル) 7万8800円(税抜き) | 3万4千円 (X 64GBモデル) |
8 Plus (64GB モデル) 8万9800円(税抜き) | 2万3千円 (X 64GBモデル) |
8 (256GB モデル) 9万5800円(税抜き) | 3万4千円 (X 256GBモデル) |
8 Plus (256 GB モデル) 10万6800円(税抜き) | 2万3千円 (X 256GBモデル) |
8とXの同モデル同士の差は3万4千円で、8Plusの場合は2万3千円。この差額を払って得られるのが、上で述べた3点。正直なところ、上の新しい機能が3万円以上の価値を生み出すとは思えない。上で述べた優れた点に支払う価値はせいぜい1.5〜2万円プラスがいいとこと思う。つまりそれだけ、iPhone 8の中身は素晴らしく、高性能だといいたい。あくまで機能面だけを考えればという話で。
ここからが重要
Xがもたらす満足度を考えれば、Xを買うべき。その理由は?
理由1:やっぱり新しいデザインが良い
上でも書いたけれど、Xのベゼルレス・デザインは近未来的。これこそが、今後2年3年も続くデザインの礎となると思う。なんというか、iPhoneのデザインに関してはこのXで大きな一線が引かれたと私は思っている。
よく考えてほしい、確かにiPhone 8のデザインを見れば、ひと目でiPhoneだとわかる。けれど、このデザインをいったい何年続けているんだ?と疑問に思うべき。iPhone 6からもうすでに3年経っていて、未だに8にはほとんどデザインに変更がない。4世代も連続して同じデザインとか、iPhone程の高額なスマホ買って未だに極太ベゼルのスマホ持ち歩くなんて私は無理。
理由2:iPhoneにコスパを求めてはいけない
高額な買い物の分、コスパを意識するのは誰しもが思うこと。ただ、iPhoneと同じようなことはアンドロイド・スマホでもできるし、コスパの素晴らしいアンドロイド・スマホなんていくらでもある。それでもあなたはコスパが決して良くないiPhoneを買おうとしている。その時点で、コスパには目をつむるべき。アップル製品というのはそういうもの。だから、ここで2万3万ケチらず、Xを買えばよろしい。
理由3:8がもてはやされているのは今だけ
Xが出れば、みんなの注目はXへ。8なんて騒がれているのは今だけで、Xが買えるようになれば、「やっぱXは羨ましい」っと8ユーザーは感じると思う。そりゃ、これだけデザインが違うし、ディスプレイもXの方がキレイ。
理由4:どうせ高いお金を払うなら、Xにすれば良かったと思うハズ
Xの発売後、8Plusユーザーなら「後2万足して、Xを買えば良かった」っと思うユーザーは多いだろうと予想。Xを買うにしろ8や8Plusを買うにしろそもそもiPhoneは高い。コスパは良くない。どうせiPhone買うなら一番良いのを買うべき。
逆にXが重要でない人たち
8で大丈夫と思っている人は上記の優れた3点が不要な人たち。OLEDに興味がない人であったり、ベゼルレス・デザインが重要でなかったり、写真や動画に拘(こだわ)りがあり高級コンデジや一眼カメラを保有していて、スマホのカメラをあまり重視していない人なハズ。そういう人なら8でも購入する理由はわかる。なぜならXが優れている3点が必要ないのだから、無駄なお金を払いたくないという気持ちはよく分かる。もしそうであるならば、私は8よりも7をおすすめする。
“iPhone 7 か iPhone 8で迷っている人へ: 今こそ7を買うべき理由4つ”
まとめ
iPhone Xに憧れるのであれば、無理してでも買うべき。と私は思っている。どうせiPhone 8、8Plusでも十分高い金を払っているのだから、そこをケチらず、Xを買ってしまえば良いと思う。何度も言うように、有機ELパネル(OLED)ディスプレイ、ベゼルレス・デザイン、デュアル光学式手ぶれ補正(OIS)はiPhone8、8Plusにはない性能。そして何よりも、iPhone Xのデザインがこれだけ変わった、今後のiPhoneの基本となっていくデザイン。それを手にする満足度を考えれば奮発して買うべき。
このブログの他の記事でも書いているように、本当にコスパの良いスマホはiPhoneではなくアンドロイド・スマホ。だからコスパを気にせず、iPhoneユーザーは最終的な満足度を優先すべき。だから、Xで悩んでいる時点でXを買うべき。